2020.01.30
連載14区
「駅伝関連の質問返し!」
みなさん、こんにちは!(こんばんは!)
早いもので2020年になってから1ヵ月が経とうとしています。駅伝シーズンが終わり、大会も落ち着いた今、コラムでは何を書こうかと考えていたら、あることを思いつきました。
最近はありがたいことに駅伝関連でさまざまなお仕事をいただくようになりました。それと同時に、SNS上や握手会でも陸上に関する質問が増えました。そこで今回は、みなさんからの質問にいくつか答えていこうと思います。
箱根駅伝の情報収集と観戦のススメ
Q:駅伝の情報収集はどうやっていますか?
こちらは一番聞かれることが多い質問です! 私は月刊陸上競技さんを毎月読む他に、Twitterを利用し、普段からこまめにチェックしています。あらゆる記録会や大会などの結果をまとめてツイートしていらっしゃる方が多いので、すかさず確認して、情報をインプットしています。
また、スタッフさんと競技会や記録会へ足を運び、部員の方に直接お話を伺うこともあります。その場合、主務の方やマネージャーさんにお話を聞くことが多いです。〝今季期待している選手〟〝あの選手の意外な一面〟など、マネージャーさんならではの視線は、とても貴重なので参考にさせていただいています。
記録会へ足を運ぶと興味深いお話を聞くことができます!
他には……友人に聞くこともあります。私は現在22歳で、大学4年生と同学年。駅伝でいうと東海大学の館澤亨次選手や、鬼塚翔太選手といった〝黄金世代〟とも呼ばれている方々と同い年です。
そのため、学生時代の同級生の中に駅伝強豪校の大学に通っている子もいます。友人と会った時などに「最近陸上部どんな感じかわかる~?」と聞いたりすると、たまにコアな情報をゲットできることもあります(笑)。あくまでもこれは最終手段ですね(笑)。
このような感じでいつも楽しく情報収集しています!
Q:箱根駅伝観戦のオススメスポットは?
駅伝に関してはあまり現地に行くことはなく、テレビで見ることがほとんどです。そのため詳しくないのですが、昨年、「西村駅伝」という駅伝について語り尽くすイベントを開催した際、ゲストの神野大地選手(セルソース)はこうおっしゃっていました。
「西村駅伝」で神野選手がいろいろ教えてくれました!
「宮ノ下~小涌園がお客さんのピーク。それ以降本当に人がいないです。だからみなさん目立ちますよ」
大手町のスタート地点であったり、タスキリレーの見られる各区間中継所であったりは、見応えがありますが、その分多くの観戦者がいます。人混みを避けたいという方には5区の小涌園すぎをオススメします^_^
Q:ズバリ、最も注目している2020年の大学は?
立教大学です。立教大陸上競技部は1920年に創部。通算27回箱根駅伝に出場しています。しかし1968年を最後に出場が途絶え、近年、大学駅伝で立教大学の名を聞くことは少なくなりました。
そんな中、2018年、陸上部にとって大きな出来事がありました。上野裕一郎選手の男子駅伝監督就任です。上野選手といえば、高校時代は佐久長聖高校、大学時代は駅伝名門校である中央大学に在籍。箱根駅伝は4年間フル出場を果たしています。実業団でも世界選手権に出場するなど、長野県出身で陸上界きっての名ランナーです。
現在も一線は退きながらも現役選手として練習を継続し、ランナー兼指導者として活躍されているのは有名ですよね。
そんな上野選手の指導のもと、大学創立150周年を迎える、2024年に行われる箱根駅伝第100回大会で、本戦復帰を目指しています。立教大学は今後活躍が期待されているチームの一つです。
2020年春に、高校トップ級の選手を含め、有力選手がたくさん入学すると聞いています。きっと、上野監督とともに箱根駅伝出場を目指したい。そういった思いから、立教大学に進学されるのはないでしょう。
今年入学する選手たちは2024年に大学4年生。最終学年で箱根駅伝を目指す選手たちを楽しみに、今後注目していきたいです。
駅伝関係のお仕事のこと
Q:駅伝のお仕事をしてうれしかったことは?
「西村さんに影響されて駅伝を最後まで見ました」「駅伝がこんなに面白いとは思わなかった」とファンの方からうれしいお言葉をたくさんいただいたことです!
お仕事をさせていただいている身として、わずかながら自分も陸上界に貢献できることは、とても励みになります。
NGT48のメンバーである大塚七海は箱根駅伝を両親とテレビで見たようで、「駅伝というスポーツの素晴らしさを知りました」と私に話してくれました。後輩メンバーにも駅伝が浸透してきたのはすごくうれしかったです。大塚はいつか記録会に連れて行きます(笑)。
右が大塚七海です! 今度は現場に連れていきます笑
Q:陸上界で一番会いたい人は誰ですか?
こちらの質問もとてもよく届きます。一番お会いしたい方は、麗澤大学の山川達也監督です。麗澤大学といえば箱根駅伝予選会では2年連続次点で惜しくも敗退。箱根駅伝初出場に最も近い大学と言えるチームです。
チームの密着番組を見ると、どこの大学よりもアットホームな雰囲気が見受けられます。きっとそれは山川監督の人柄が強く影響されているのではないかと思います。
実は昨年、山川監督から「陸上界を盛り上げてくれてありがとうございます。これからも応援しています」という素敵なメッセージが届きました。いつかお会いして、チームの雰囲気作りで意識していることや、箱根駅伝初出場に懸けての意気込みなどを聞いてみたいです。
Q:今後、駅伝関係でやりたいお仕事はあれますか?
先程少し触れたのですが、「西村駅伝」という駅伝に特化したイベントを昨年末に開催しました。そのイベントを定期開催し、私のファンの方や駅伝好きの方とお話しする機会を増やしたいです。ぜひ第2回が開催されたらみなさんいらしてくださいね。
他には、2年連続で富士山女子駅伝では当日副音声を担当させてもらっているのですが、他の大会でも副音声ができたらうれしいなと思います。担当できるくらいの知識をつけていきたいです!
右は富士山女子駅伝で以前一緒に副音声を担当した静岡出身の真下華穂です!
今日はよくいただく6つの質問に答えていきました。
今後もぜひみなさんからの質問お待ちしています^ ^ Twitterなどでコメントくださいね!
連載スタートから今回まで、毎週コラムを書いてきました。駅伝シーズンが落ち着いたことと、お仕事とのスケジュールの兼ね合いで、2月からは隔週連載となります! 次回は2月13日の予定です。これからもぜひ読んでいただけるとうれしいです!
※Twitterのハッシュタグ「♯西村菜那子の陸上日記」で感想や質問、コラムの内容など随時募集中!
前回の記事はこちら
![]() NGT48 西村菜那子(にしむら・ななこ) 1997年8月11日生/O型/長野県出身 特技:クラシックバレエ、歴代の箱根駅伝の優勝校を暗記 趣味:陸上観戦、サッカー観戦 2015年にNGT48第1期生オーディションに合格。両親の影響で幼い頃から駅伝を好きになる。アイドルとしての活動を続ける中で、自身のSNSを通して陸上競技に関する情報を発信。駅伝関連のメディア出演も多数。 西村菜那子モバイルサイト ●Information リリースや出演など最新情報はNGT48公式HPまで AKB48の57thシングル「タイトル未定」劇場盤(2020年3月18日発売)発売記念大握手会の詳細が決定! 詳しくはこちらまで! |

連載14区 「駅伝関連の質問返し!」
みなさん、こんにちは!(こんばんは!) 早いもので2020年になってから1ヵ月が経とうとしています。駅伝シーズンが終わり、大会も落ち着いた今、コラムでは何を書こうかと考えていたら、あることを思いつきました。 最近はありがたいことに駅伝関連でさまざまなお仕事をいただくようになりました。それと同時に、SNS上や握手会でも陸上に関する質問が増えました。そこで今回は、みなさんからの質問にいくつか答えていこうと思います。箱根駅伝の情報収集と観戦のススメ
Q:駅伝の情報収集はどうやっていますか? こちらは一番聞かれることが多い質問です! 私は月刊陸上競技さんを毎月読む他に、Twitterを利用し、普段からこまめにチェックしています。あらゆる記録会や大会などの結果をまとめてツイートしていらっしゃる方が多いので、すかさず確認して、情報をインプットしています。 また、スタッフさんと競技会や記録会へ足を運び、部員の方に直接お話を伺うこともあります。その場合、主務の方やマネージャーさんにお話を聞くことが多いです。〝今季期待している選手〟〝あの選手の意外な一面〟など、マネージャーさんならではの視線は、とても貴重なので参考にさせていただいています。

駅伝関係のお仕事のこと
Q:駅伝のお仕事をしてうれしかったことは? 「西村さんに影響されて駅伝を最後まで見ました」「駅伝がこんなに面白いとは思わなかった」とファンの方からうれしいお言葉をたくさんいただいたことです! お仕事をさせていただいている身として、わずかながら自分も陸上界に貢献できることは、とても励みになります。 NGT48のメンバーである大塚七海は箱根駅伝を両親とテレビで見たようで、「駅伝というスポーツの素晴らしさを知りました」と私に話してくれました。後輩メンバーにも駅伝が浸透してきたのはすごくうれしかったです。大塚はいつか記録会に連れて行きます(笑)。

![]() |
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.15
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北
◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の3日目が行われ、男子800mは菊池晴太(盛岡第四3岩手)が1分50秒03の大会新で […]
2025.06.16
200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の3日目が行われ、女子200mでバログン・ハル(市川2千葉)が従 […]
2025.06.16
走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1. […]
2025.06.16
円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州
◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。 広告の下 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会