◇静岡国際(5月3日/静岡・エコパスタジアム)
日本グランプリシリーズ静岡大会の静岡国際が行われ、女子三段跳は森本麻里子(内田建設AC)が優勝。森本は4月29日の織田記念で日本歴代3位の13m56(+1.2)を跳んで制しており、これでグランプリ連勝を飾った。
森本は1回目から13m47(+0.5)と好記録を跳ぶと、「風が追ったり向かったりで難しかった」と振り返る中で、6回すべて13m台とハイアベレージ。4回目に優勝記録を跳ぶと、6回目には向かい風2.2でも13m49とマークし、「ウエイトトレーニングをした成果かな」と笑顔を見せた。
今後に向けて「まずは再現性とアベレージを高めていきたい。13m後半をアベレージにできれば」と語った。日本記録14m04を持つ花岡麻帆に次ぐ史上2人目の14m台に向かっていく。
2位の高島は日本歴代6位となる13m48を2回目(+0.9)、3回目(+1.8)と2度マーク。「足を前に接地してケガがちだったので、ドリルでまっすぐに下ろして反発をもらう」ことを徹底してきた。その結果、今年は3月(当時・福岡大)に13m22(学生歴代6位)を跳ぶと、日本学生個人選手権で13m52(+4.1)、織田記念で13m35(+0.8)、そして今大会と高い安定感を誇る。「日本選手権では13m80を跳んで優勝したいです」と、活況の三段跳の覇権を握るつもりだ。
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