写真/時事
8月21日、ダイヤモンドリーグ(DL)ユージン大会が米国・オレゴン州で開催され、東京五輪を沸かせたトップアスリートたちが多数出場した。
女子100mは東京五輪の覇者E.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)が世界歴代2位となる10秒54(+0.9)で優勝。F.グリフィス・ジョイナー(米国)の世界記録まであと0.05秒に迫った。
男子200mは19年ドーハ世界選手権金メダルのN.ライルズ(米国)が今季世界最高の19秒52(+1.5)で勝利。銅メダルに終わった東京五輪の雪辱を果たしている。また東京五輪400mハードル銀メダルのR.ベンジャミン(米国)もこの種目に出場し20秒16で5位だった。男子100mは五輪200m王者のA.デグラス(カナダ)が9秒74(+2.9)で優勝。追い風参考ながら8人が9秒台をマーク。同一レースで9秒台8人以上は史上初のこと。
女子3000m障害ではN.ジェルト・タヌイ(ケニア)が8分53秒65の自己新で優勝。世界歴代3位の好記録だった。ジェルト・タヌイは18年に8分59秒62をマークしているが東京五輪には出場していない。2位には東京五輪銀メダリストのC.フレーリクス(米国)が世界歴代4位の8分57秒77で続き、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。
女子800mでは東京五輪金メダルのA.ムー(米国)が1分55秒04の自己新で勝ち、自身の持っていた北米U20記録、米国のナショナルレコードを更新した。男子砲丸投は世界記録保持者・R.クルーザー(米国)がダイヤモンドリーグ記録となる23m15でV。自身3番目の記録でこの種目を制した。
女子200mは東京五輪で100m、200mの2種目で決勝に残ったM.カンブンジ(スイス)が22秒06 (+2.4)で勝利。追い風参考記録ながら、自己記録(22秒26、19年)を上回った。女子400mハードルは16年リオ五輪金メダルのD.ムハンマド(米国)が52秒77で優勝した。女子1500mはF.キピエゴン(ケニア)3分53秒23でV。女子棒高跳のK.ナジョット(米国)が4m82、男子三段跳はP.ピチャルド(ポルトガル)が17m63(+0.2)でこの大会にも勝った。東京五輪で男子1500mを制したJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)は男子1マイルに出場し3分47秒24、東京五輪5000mの覇者・J.チェプテゲイ(ウガンダ)は男子2マイルで8分09秒55でそれぞれ優勝した。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第44回「習ったなら実践を繰り返し慣れろ」
2024.04.30
君嶋愛梨沙がケガのため世界リレーの出場辞退 代表の追加招集はなし
-
2024.04.29
-
2024.04.29
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
-
2024.04.29
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.30
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2024の開催日決定! 北見、網走、士別、深川、千歳で全5戦
日本陸連は4月30日、北海道各地で開催されるホクレン・ディスタンスチャレンジ2024の開催日と実施種目を発表した。 7月6日の北見大会を皮切りに各地を転戦し、網走大会(7月10日)、士別大会(7月13日)、深川大会(7月 […]
2024.04.30
君嶋愛梨沙がケガのため世界リレーの出場辞退 代表の追加招集はなし
日本陸連は4月30日、ナッソー2024世界リレー(5月4日~5日)の女子4×100mリレー代表に選出されていた君嶋愛梨沙(土木管理総合)が、ケガのため出場を辞退することを発表した。 君嶋は昨年の日本選手権では100m、2 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!