2021年東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)が4月から明学大の長距離ブロック監督に就任することが2月26日、関係者への取材で分かった。
中村は三重県出身の33歳。上野工高(現・伊賀白鳳高)でエースに成長し、5000mでインターハイ3位、当時・高校歴代7位の13分50秒38をマーク。進学した駒大では2年時に日本学生ハーフマラソンを制すると、3年時には関東インカレ(2部)10000mで優勝、日本選手権10000mでも5位入賞を果たした。さらにユニバーシアードのハーフマラソンでは銅メダルに輝いた。
駅伝では3年時の出雲駅伝、全日本大学駅伝とも1区区間賞。主将を務めた4年時の箱根駅伝でも1区区間賞を獲得し、全日本大学駅伝は在学中4連覇を果たしている。卒業後は強豪の富士通へ加入し、東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で優勝して代表に内定。本番は61位だった。
その後はケガにも苦しみ、昨年4月からは早大大学院で学びながら競技を続け、今年1月23日に引退を発表。今月22日の阿波シティマラソンが最後のレースとなっていた。
関係者によると、就任は4月からで、明学大が20年度から立ち上げた「MG 箱根駅伝プロジェクト」のうち、28年度までの出場を目指す「Road to HAKONE2028」の一環。現行の指導体制は一新される見通しで、近く正式に発表される。
明学大は08年から長距離ブロックの支援を始め、箱根駅伝予選会の最高成績は24年の19位。28年大会から箱根駅伝の出場枠が通常時は単独23校、4年に一度となる記念大会は単独25校に増加されることも追い風に、五輪代表ランナーの基で悲願の大舞台を目指す。
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