HOME 国内

2025.10.08

マラソン日本記録保持者・鈴木健吾がプロ活動スタートを宣言!「より一層の覚悟を持ってマラソンに挑みたい」
マラソン日本記録保持者・鈴木健吾がプロ活動スタートを宣言!「より一層の覚悟を持ってマラソンに挑みたい」

鈴木健吾(富士通)

男子マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が10月8日夜、自身のSNSを更新し、今後はプロとして活動していくことを明らかにした。

富士通から同日付で陸上競技部の退部と同社退社が発表された。「富士通でなければ決して味わえなかった経験ばかりで、感謝の気持ちしかありません」と、改めてその思いを綴る。

神奈川大3年時に箱根駅伝2区区間賞などの実績を作った鈴木は、その勲章と重圧とともに2018年に名門へ入社。3年目の21年2月のびわ湖毎日マラソンで現在も残る2時間4分56秒の日本記録を樹立した。同年末には一山麻緒と結婚、22年3月の東京でもパフォーマンス日本歴代2位の2時間5分28秒を出している。

広告の下にコンテンツが続きます

だが、シニア初の日本代表として挑むはずだった22年オレゴン世界選手権を体調不良で欠場して以降は、苦しいキャリアが続いた。「チームに十分な貢献ができなかった部分もあったと感じています」。

それでも、チームや一山のサポートを受けながら、25年2月の大阪で2時間06分18秒をマークするなど復活と、21年東京、24年パリと逃した五輪出場への過程を歩み続けている。そして、「より一層の覚悟を持ってマラソンに挑みたいという思いから、独立してプロとして活動するという決断をいたしました」。

改めて、富士通への感謝の言葉を続けた。

「ずっと一緒にマラソンをみてもらっていた福嶋総監督をはじめ富士通のみなさんにはこのような決断に背中を押していただいたこと、感謝しかありません。ここまで私のマラソン人生を作っていただいたのは富士通のおかげです」

9月のベルリン(19位)が富士通でのラストラン。今後は「マラソンランナーとして新たなステージに挑戦し、自分らしい走りを追求」していく。

男子マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が10月8日夜、自身のSNSを更新し、今後はプロとして活動していくことを明らかにした。 富士通から同日付で陸上競技部の退部と同社退社が発表された。「富士通でなければ決して味わえなかった経験ばかりで、感謝の気持ちしかありません」と、改めてその思いを綴る。 神奈川大3年時に箱根駅伝2区区間賞などの実績を作った鈴木は、その勲章と重圧とともに2018年に名門へ入社。3年目の21年2月のびわ湖毎日マラソンで現在も残る2時間4分56秒の日本記録を樹立した。同年末には一山麻緒と結婚、22年3月の東京でもパフォーマンス日本歴代2位の2時間5分28秒を出している。 だが、シニア初の日本代表として挑むはずだった22年オレゴン世界選手権を体調不良で欠場して以降は、苦しいキャリアが続いた。「チームに十分な貢献ができなかった部分もあったと感じています」。 それでも、チームや一山のサポートを受けながら、25年2月の大阪で2時間06分18秒をマークするなど復活と、21年東京、24年パリと逃した五輪出場への過程を歩み続けている。そして、「より一層の覚悟を持ってマラソンに挑みたいという思いから、独立してプロとして活動するという決断をいたしました」。 改めて、富士通への感謝の言葉を続けた。 「ずっと一緒にマラソンをみてもらっていた福嶋総監督をはじめ富士通のみなさんにはこのような決断に背中を押していただいたこと、感謝しかありません。ここまで私のマラソン人生を作っていただいたのは富士通のおかげです」 9月のベルリン(19位)が富士通でのラストラン。今後は「マラソンランナーとして新たなステージに挑戦し、自分らしい走りを追求」していく。

富士通への感謝が詰まった鈴木健吾のSNSをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.24

女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン

11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、女子(6km)はD.レムンゴル(アラバマ大/ケニア)が18分25秒4で連覇を飾った。 レムンゴルはケニア出身の23歳。23年秋にアラバマ大に […]

NEWS 七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

2025.11.24

七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福

女子七種競技東京世界選手権金メダリストのA.ホール(米国)が婚約を自身のSNSで発表した。お相手はNFL選手でニューヨーク・ジャイアンツ所属のダリアス・スレイトンさん。「初めて出会った場所で、永遠を誓う」というテキストと […]

NEWS バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

2025.11.24

バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー

11月23日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第6戦のアタプエルカ国際クロスがスペイン・アタプエルカで行われ、女子(6.821km)はパリ五輪・東京世界選手権10000m銀メダリストのN.バットクレッティ […]

NEWS 円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

2025.11.24

円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93

聴覚障害者のスポーツ国際大会、デフリンピックの陸上競技が行われ、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が金メダルを獲得した。 64m48の日本記録を持ち、今年の東京世界選手権にも出場した湯上。「理想の展開としては1回目にし […]

NEWS 3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

2025.11.24

3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、「日本代表」 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top