HOME 国内、大学

2025.06.08

髙橋亜珠が200m初制覇!大会8本目レースで日本歴代7位&学生歴代2位の23秒36「今の精一杯を出せた」/日本IC
髙橋亜珠が200m初制覇!大会8本目レースで日本歴代7位&学生歴代2位の23秒36「今の精一杯を出せた」/日本IC

日本インカレ女子200mで優勝した髙橋亜珠

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目

学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、髙橋亜珠(筑波大)が日本歴代7位、学生歴代2位、大会新の23秒36(+0.1)で初優勝を飾った。

100mハードル3本、4×100mリレー予選、4×400mリレー予選を含め、これが今大会8本目のレース。「正直、疲れていた」と明かすが、髙橋はその中でベストパフォーマンスを発揮した。

広告の下にコンテンツが続きます

8レーンに入り、「内側が見えないので少し怖かった」としつつも「最初から逃げ切るレースをしよう」。その言葉通り、コーナーをトップで抜けると、そのまま後続をさらに突き放した。

5月の静岡国際で出した自己ベスト(23秒40)を塗り替え、山形の先輩である青野朱李(山梨学大/現・NDソフト)が22年に出した大会記録(23秒44)も更新。「優勝することが一番の目標。自己ベストも更新できてうれしいです」と笑顔を見せた。

山形市商高出身でインターハイ2位の100mハードルのほか、100m、200mでも活躍。大学入学後は100mハードルと200mで大きく飛躍を遂げた。

今大会の100mハードルは3位だったが、200mで頂点に。「後半もっと加速できたかなという思いはあるけど、今の自分の精一杯は出せました」とうなずいた。

リレーを含むスプリントで複数種目を兼ねる選手たちは、最後に控える200mまでコンディションを保つことは難しい。400m優勝のフロレス・アリエ(日体大)は予選から、100mVの山形愛羽(福岡大)も準決勝で棄権した。その2人から、「来年は一緒にこの舞台で走りたい」と言われたという。そして、「その舞台で勝ちたい」と髙橋は目を輝かせていた。

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目 学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、髙橋亜珠(筑波大)が日本歴代7位、学生歴代2位、大会新の23秒36(+0.1)で初優勝を飾った。 100mハードル3本、4×100mリレー予選、4×400mリレー予選を含め、これが今大会8本目のレース。「正直、疲れていた」と明かすが、髙橋はその中でベストパフォーマンスを発揮した。 8レーンに入り、「内側が見えないので少し怖かった」としつつも「最初から逃げ切るレースをしよう」。その言葉通り、コーナーをトップで抜けると、そのまま後続をさらに突き放した。 5月の静岡国際で出した自己ベスト(23秒40)を塗り替え、山形の先輩である青野朱李(山梨学大/現・NDソフト)が22年に出した大会記録(23秒44)も更新。「優勝することが一番の目標。自己ベストも更新できてうれしいです」と笑顔を見せた。 山形市商高出身でインターハイ2位の100mハードルのほか、100m、200mでも活躍。大学入学後は100mハードルと200mで大きく飛躍を遂げた。 今大会の100mハードルは3位だったが、200mで頂点に。「後半もっと加速できたかなという思いはあるけど、今の自分の精一杯は出せました」とうなずいた。 リレーを含むスプリントで複数種目を兼ねる選手たちは、最後に控える200mまでコンディションを保つことは難しい。400m優勝のフロレス・アリエ(日体大)は予選から、100mVの山形愛羽(福岡大)も準決勝で棄権した。その2人から、「来年は一緒にこの舞台で走りたい」と言われたという。そして、「その舞台で勝ちたい」と髙橋は目を輝かせていた。

女子200m日本歴代10傑と学生歴代10傑をチェック!

●日本歴代10傑(点線はパフォーマンス10傑) 22.88 1.8 福島千里(北海道ハイテクAC) 2016. 6.26 22.89 -0.2 福島2 2010. 5. 3 23.00 1.7 福島3 2009. 6.26 23.11 1.0 福島4 2015. 5.10 23.12 0.0 福島5 2012. 5. 3 23.13 -0.7 福島6 2011. 5. 3 23.13 1.4 福島7 2016. 6.14 23.14 1.5 福島8 2009. 5. 3 23.15 1.5 髙橋萌木子(平成国際大3) 2009. 5. 3 23.16 0.8 君嶋愛梨沙(土木管理総合) 2024. 6.30 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 23.17 0.4 鶴田玲美(南九州ファミリーマート) 2020.10. 3 23.33 0.4 信岡沙希重(ミズノ) 2004. 6. 6 23.35 0.4 渡辺真弓(東邦銀行) 2013. 5. 3 23.36 0.1 髙橋亜珠(筑波大3) 2025. 6. 8 23.37 0.6 青野朱李(NDソフト) 2024. 8.25 23.39 -0.2 市川華菜(ミズノ) 2017. 6.24 23.41 -1.0 兒玉芽生(ミズノ) 2022. 9.25 23.45 0.9 齋藤愛美(倉敷中央高2岡山) 2016.10.23 [adinserter block="4"] ●学生歴代10傑 23.15 1.5 髙橋萌木子(平成国際大3) 2009. 5. 3 23.36 0.1 髙橋亜珠(筑波大3) 2025. 6. 8 23.44 -0.1 兒玉芽生(福岡大3) 2020.10. 3 23.44 -0.2 青野朱李(山梨学大4) 2022. 9.11 23.51 0.4 市川華菜(中京大4) 2012. 6. 9 23.53 1.4 山形愛羽(福岡大1) 2024. 6.16 23.60 -0.2 青山華依(甲南大2) 2022. 5. 3 23.62 -0.6 齋藤愛美(大阪成蹊大3+) 2021. 3.28 23.62 -0.2 壹岐あいこ(立命大4) 2022. 5. 3 23.63 1.8 土井杏南(大東大1) 2014. 5. 3

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top