HOME 国内

2021.05.09

1500m館澤亨次が復調気配 3分42秒88で優勝「やっと上がってきた」/東京五輪テストイベント
1500m館澤亨次が復調気配 3分42秒88で優勝「やっと上がってきた」/東京五輪テストイベント

◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場)

東京五輪テストイベント男子1500mは館澤亨次(DeNA)が3分42秒88で優勝した。

レース展開としては「前日までは自分でレースを作ろう」と考えていたという館澤だが、アップ上で東海大の後輩になる学生たちが「引っ張ります」と言ってくれたことで「それなら乗らせてもらって、乗らせてもらうからには勝つレースを」と臨んだ。ラスト1周の鐘を聞いてからはしっかりとスパートしてV。タイムや感覚的には「やっと上がってきたかな」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

今季は「練習は積めているが粘りやキレがうまくいっていない」。金栗記念3分44秒79、兵庫リレーカーニバル3分48秒07と苦戦していた館澤は、「昨年までは駅伝の貯金があったのかなと。初めてオフシーズンがあって課題が見つかった。勉強になりました」と言う。体重も増えてしまったといい、金栗記念から2~3kg減量。「ジョグの距離も足りていなかった」とスタミナ不足を実感した。

それでも、1500mで東京五輪へ、という目標はぶれない。「日本選手権までに参加標準記録3分35秒00を切りたい。日本選手権で切れればベストですが……」と、日本記録(3分37秒42)よりも高い壁を乗り越える覚悟。「自分に合った練習をしていきたい」と、練習から見直して大きな目標へと突き進む。

◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場) 東京五輪テストイベント男子1500mは館澤亨次(DeNA)が3分42秒88で優勝した。 レース展開としては「前日までは自分でレースを作ろう」と考えていたという館澤だが、アップ上で東海大の後輩になる学生たちが「引っ張ります」と言ってくれたことで「それなら乗らせてもらって、乗らせてもらうからには勝つレースを」と臨んだ。ラスト1周の鐘を聞いてからはしっかりとスパートしてV。タイムや感覚的には「やっと上がってきたかな」と振り返る。 今季は「練習は積めているが粘りやキレがうまくいっていない」。金栗記念3分44秒79、兵庫リレーカーニバル3分48秒07と苦戦していた館澤は、「昨年までは駅伝の貯金があったのかなと。初めてオフシーズンがあって課題が見つかった。勉強になりました」と言う。体重も増えてしまったといい、金栗記念から2~3kg減量。「ジョグの距離も足りていなかった」とスタミナ不足を実感した。 それでも、1500mで東京五輪へ、という目標はぶれない。「日本選手権までに参加標準記録3分35秒00を切りたい。日本選手権で切れればベストですが……」と、日本記録(3分37秒42)よりも高い壁を乗り越える覚悟。「自分に合った練習をしていきたい」と、練習から見直して大きな目標へと突き進む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

NEWS 400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

2025.12.08

400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]

NEWS 福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

2025.12.08

福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソンと防府読売マラソンの2大会が12月7日に行われた。 福岡国際はバイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝。2位には西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top