HOME 海外

2021.03.19

東京五輪ロシア選手最大10人が中立選手として参加可能 世界陸連が資格再開を承認
東京五輪ロシア選手最大10人が中立選手として参加可能 世界陸連が資格再開を承認

WA(世界陸連)は18日に評議会を開き、2021年屋外シーズンにおけるロシア選手の中立選手としての出場を再開することを承認。東京五輪を含め、「最大10人」まで参加できることとなった。組織的なドーピング問題を抱えるロシアは中立選手として出場してきたが、書類の偽造などが発覚したため19年11月以降、中立選手としての参加制度も停止されていた。

今回示された指針の概要は以下の通り。今夏の東京五輪のほか、WAシリーズのイベント、および2021年の欧州23歳未満選手権について、上限10人(総数であり、競技ごとの人数ではない)が競技する資格を与えられる。ロシア陸連は、中立選手のステータスを付与された選手の中から、最大10人の選手を選出できるが、他の選手よりも優先して登録検査対象リストの選手を選択する必要がある。決定後の変更はできず、上記以外の国際大会に出場できるロシアの選手の数に上限はない(招待された場合、および中立選手のステータスが付与されている場合)。

また、ロシアの15歳未満のアスリートは、ドーピング審査委員会に個別に申請なしで中立選手として15歳未満の国際大会に出場できる。なお、違反があれば規定は取り消される。

広告の下にコンテンツが続きます

同日の評議会では大会開催についても議題にあがった。2025年の世界選手権の開催について4つの都市が関心をもっていることが確認された。また、今月後半に他の6つのWAシリーズイベント(24年と26年の世界室内選手権、24年と26年のクロスカントリー世界選手権、24年と26年のU20世界選手権)の入札が開始される。24年、26年の世界競歩選手権の入札は今年7月に始まる。

WA(世界陸連)は18日に評議会を開き、2021年屋外シーズンにおけるロシア選手の中立選手としての出場を再開することを承認。東京五輪を含め、「最大10人」まで参加できることとなった。組織的なドーピング問題を抱えるロシアは中立選手として出場してきたが、書類の偽造などが発覚したため19年11月以降、中立選手としての参加制度も停止されていた。 今回示された指針の概要は以下の通り。今夏の東京五輪のほか、WAシリーズのイベント、および2021年の欧州23歳未満選手権について、上限10人(総数であり、競技ごとの人数ではない)が競技する資格を与えられる。ロシア陸連は、中立選手のステータスを付与された選手の中から、最大10人の選手を選出できるが、他の選手よりも優先して登録検査対象リストの選手を選択する必要がある。決定後の変更はできず、上記以外の国際大会に出場できるロシアの選手の数に上限はない(招待された場合、および中立選手のステータスが付与されている場合)。 また、ロシアの15歳未満のアスリートは、ドーピング審査委員会に個別に申請なしで中立選手として15歳未満の国際大会に出場できる。なお、違反があれば規定は取り消される。 同日の評議会では大会開催についても議題にあがった。2025年の世界選手権の開催について4つの都市が関心をもっていることが確認された。また、今月後半に他の6つのWAシリーズイベント(24年と26年の世界室内選手権、24年と26年のクロスカントリー世界選手権、24年と26年のU20世界選手権)の入札が開始される。24年、26年の世界競歩選手権の入札は今年7月に始まる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.09

中大が来春の新入生を発表!長距離は栗村凌、簡子傑ら U20東アジア選手権代表・後藤大輔も進学

中大男子陸上部は12月9日、来春入学となるスポーツ推薦試験の合格者20人を発表した。 長距離ブロックでは広島インターハイ5000m3位で、高校歴代歴代8位の13分34秒38を持つ栗村凌(学法石川高・福島)が合格。栗村は昨 […]

NEWS 富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

2025.12.09

富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外

全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]

NEWS 鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

2025.12.09

鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」

鹿児島銀行は12月8日、宇都ひなたと坂口日菜子が10月末に退部したことを発表した。 宇都は鹿児島・伊敷中から鹿児島高に進学し、3年時には1500mでインターハイに出場。卒業後はワコールに進み、1年目からクイーンズ駅伝に出 […]

NEWS ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

2025.12.09

ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」

ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]

NEWS パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

2025.12.09

パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場

愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top