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2025.05.07

25年松本マラソンの開催が中止 不正な会計処理の指摘受け

5月7日、松本マラソンの実行委員会事務局はホームページ上で、2025年11月に予定されていた大会を中止することを発表した。過去に開催された大会において、不正な会計処理が行われていたことが理由。

同大会は長野県松本市を舞台に日本陸連公認競技会として17年からスタートし、これまで19年、22年、23年、24年と4度実施されてきた。

ただ、コロナ禍以降に物価高騰の影響を受けたほか、参加者の減少などにより、23年大会は運営収支が1500万円あまりの赤字となっていたという。これを受けて担当職員が、単年度で収支均衡の決算になるよう赤字分を翌年へ繰り越すかたちで取り繕い、決算を実行委員会の総会で報告していた。

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しかしながら、24年の大会でも参加者が想定よりも少なかったことから、さらに赤字が膨らむことになり、今年2月になって問題が表面化。市議会などで運営側の不備が指摘されていた。

実行委員会ではこれまでの不正行為や、大会が中止になったことを謝罪した上で、26年以降の大会自体の在り方、運営のスキームなどを総合的に検討し、決定していくとしている。

5月7日、松本マラソンの実行委員会事務局はホームページ上で、2025年11月に予定されていた大会を中止することを発表した。過去に開催された大会において、不正な会計処理が行われていたことが理由。 同大会は長野県松本市を舞台に日本陸連公認競技会として17年からスタートし、これまで19年、22年、23年、24年と4度実施されてきた。 ただ、コロナ禍以降に物価高騰の影響を受けたほか、参加者の減少などにより、23年大会は運営収支が1500万円あまりの赤字となっていたという。これを受けて担当職員が、単年度で収支均衡の決算になるよう赤字分を翌年へ繰り越すかたちで取り繕い、決算を実行委員会の総会で報告していた。 しかしながら、24年の大会でも参加者が想定よりも少なかったことから、さらに赤字が膨らむことになり、今年2月になって問題が表面化。市議会などで運営側の不備が指摘されていた。 実行委員会ではこれまでの不正行為や、大会が中止になったことを謝罪した上で、26年以降の大会自体の在り方、運営のスキームなどを総合的に検討し、決定していくとしている。

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