世界陸連(WA)は3月24日、25日と中国・南京で理事会を開き、300mハードルを公式種目として承認し、競技規則に記載することを発表した。
日本ではすでに国スポなどで実施されている300mハードルだが、今後は世界陸連の記録集計の対象となり、ワールドランキングのポイントでは400mハードルのポイントとして取り扱われるという。現時点での世界最高記録は、男子がK.ワルホルム(ノルウェー)が21年に出した33秒26、女子がF.ボル(オランダ)が22年に出した36秒86となっている。
このほか、ロシア、ベラルーシに対して現在行われている制裁措置は続行が決定。両国はウクライナ侵攻への制裁として、22年からWAシリーズ大会の開催および代表選手参加を認められないなどの制裁が科されているが、WAは「現状が大幅に悪化するか和平協定が結ばれるまで、変更、追加、変更する必要はない」としている。一方で、和平が実現することを見越し、ドーピング規則違反の有無などを調べるAIUはロシアとベラルーシの選手を国際検査対象者リストに登録している。
また、コーチングの専門部門の設立や、25年から27年のジェンダーリーダーシップ戦略を近日発表することなどが決定された。
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