HOME 駅伝

2023.11.05

中大4位も手応えと収穫「箱根駅伝では強さを出せる」と藤原正和監督 吉居大和も想定内で「問題ない」/全日本大学駅伝
中大4位も手応えと収穫「箱根駅伝では強さを出せる」と藤原正和監督 吉居大和も想定内で「問題ない」/全日本大学駅伝

中大は3区吉居大和(左)が区間11位と苦戦したが、4区溜池一太が会心の走り。区間3位ながら4人抜きで、チームを3位に押し上げた

中大の全日本大学駅伝成績一覧

1区 吉居駿恭(2年) 区間3位 27分22秒
2区 中野翔太(4年) 区間6位 31分32秒
3区 吉居大和(4年) 区間11位 34分33秒
4区 溜池一太(2年) 区間3位 34分32秒
5区 本間颯(1年) 区間5位 36分38秒
6区 吉中祐太(2年) 区間4位 37分58秒
7区 湯浅仁(4年) 区間2位 51分12秒
8区 阿部陽樹(3年) 区間4位 59分02秒
補欠:大澤健人(4年)、浦田優斗(3年)、東海林宏一(3年)、山平怜生(3年)、柴田大地(1年)

◇第55回全日本大学駅伝(11月5日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間09分00秒で4連覇を飾った。打倒・駒大の候補だった中大は5時間12分49秒で4位。駒大からは離されたが、最後まで青学大、國學院大と熾烈な2位争いを演じた。 「前半勝負」で臨んだオーダー。1・2区の吉居駿恭(2年)と中野翔太(4年)は出雲駅伝でやや苦しい走りとなったことから「競り合いながら自信を回復してほしい」と藤原正和監督は託し、区間3位、6位と流れを作った。「箱根にメドが立った」と評価した。 ただ、3区のエース・吉居大和(4年)が区間11位と力を発揮できず。「夏に体調不良があり走り込みができなかった」と分析し、「練習はしっかりできている。あと2ヵ月積めば問題ないと思っています」と心配無用を強調する。むしろ、「いつも大和に頼ってきたチーム」が、「下級生を含めて挽回してくれた」と指揮官。溜池一太(2年)が区間3位の力走を見せて4人抜き。7区では湯浅仁(4年)が区間2位の快走など、見せ場を作った。「その点は大きな収穫だった」と手応えをつかんだ。 箱根に向けて「出雲で自信をなくしたところから、突貫工事でやってきたわりには、出すべきものを出せた」とは言うも、「もっと全体の力を上げていかないと」とも。「箱根では我々の強さを出せると思ってずっと作ってきました。自信を持って当日を迎えられるように。山区間もありますので、十分に勝機は見出せると思っています」と藤原監督は100回記念の大一番を見据えていた。

中大の全日本大学駅伝成績一覧

1区 吉居駿恭(2年) 区間3位 27分22秒 2区 中野翔太(4年) 区間6位 31分32秒 3区 吉居大和(4年) 区間11位 34分33秒 4区 溜池一太(2年) 区間3位 34分32秒 5区 本間颯(1年) 区間5位 36分38秒 6区 吉中祐太(2年) 区間4位 37分58秒 7区 湯浅仁(4年) 区間2位 51分12秒 8区 阿部陽樹(3年) 区間4位 59分02秒 補欠:大澤健人(4年)、浦田優斗(3年)、東海林宏一(3年)、山平怜生(3年)、柴田大地(1年)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

第110回日本選手権の参加標準記録、申込資格記録、ターゲットナンバー 左から参加標準記録、申込資格記録、ターゲットナンバー 男 子 100m   10秒21、10秒30(56) 200m   20秒75、20秒90(42 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2025.12.17

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2018年の夏頃から〝ぬけぬけ病〟に苦しむ ──どんな原因があったのでしょうか? 医学的な症状名はないんですけど、長距離界で「ぬけぬけ病」と呼ばれるような症状です。私の場合は、脚の力が抜けてしまうような状況でした。最初は […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top