スポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピング問題で揺れるロシアの国際大会への出場を2年間禁止すると発表した。処分期間は現在からの2022年12月16日まで。21年に延期された東京五輪、22年ユージン世界選手権へのロシア選手団の出場は絶望的となった。期間中は国際大会で国旗・国歌の禁止のほか、大統領等の政府関係者が大会へ出席することも認められない(主催者等に招待された場合は除く)。特定の基準を満たし、CASにより認められた選手は中立選手として、期間中の国際大会への参加が可能とされている。
世界アンチ・ドーピング機関(WADA)はモスクワ研究所のデータ改ざんを理由に4年間の処分期間を求めていたが、期間が半減されたこととなる。ロシア反ドーピング機関(RUSADA)はCASの裁定に不服があればスイス連邦最高裁判所に上訴できるが、連邦最高裁判所は手続き上の、あるいは人権の問題にのみ介入し、CASの解釈についての判断を下すことはないため、判断を覆すのは難しいものと見られる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.17
-
2025.06.17
-
2025.06.17
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.17
パリ五輪1万m代表の五島莉乃が地元・石川県のスポーツ大使に「元気や勇気、夢を持つことの素晴らしさを届けたい」
資生堂は6月17日、チームのSNSを更新し、同チームに所属する昨年のパリ五輪女子10000m代表の五島莉乃が出身地の石川県スポーツ大使に委嘱されたことを明らかにした。 五島は金沢市出身で、星稜中学・高校を卒業している。そ […]
2025.06.17
2025中学最新ランキング【女子】
女子100m 2025年 11.88 0.7 酒井 菜夏(北鳴3石川) 6. 8 11.94 1.9 山崎 璃桜(シュブスタンス3福岡) 5.31 11.99 1.9 大喜多胡乃(豊中十一3大阪) 6. 8 12.02 […]
2025.06.17
世界大会〝3連覇〟に挑む北口榛花、自国の大声援と関係者のサポートがやり投女王を後押し
今年9月に東京で34年ぶりに開催される世界陸上で、女子やり投の北口榛花(JAL)は大会連覇、そして世界大会〝3連覇〟を狙っている。そんなやり投世界女王に昨年7月、心強いサポートが加わった。世界陸連(World Athle […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会