HOME 国内、高校

2025.06.13

久保凛が1500mで高校歴代2位の4分11秒07!! 「出し切って勝ち切れた」 芦田和佳は歴代3位/IH近畿
久保凛が1500mで高校歴代2位の4分11秒07!! 「出し切って勝ち切れた」 芦田和佳は歴代3位/IH近畿

25年近畿IH女子1500mで高校歴代2位をマークした久保凛(左)と同3位の芦田和佳

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)2日目

広島インターハイを懸けた近畿地区大会の2日目が行われ、女子1500mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が4分11秒07の高校歴代2位、U18日本新、日本歴代11位となる大会新記録で優勝した。

スタートから久保が飛び出し、すぐに芦田和佳(立命館宇治3京都)が背後について400mを65秒のハイペースで通過する。久保は「久しぶりの1500mなので、自分のリズムで走って引っ張ることは決めていました」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

800mを2分14秒でペースを守ると、「ラスト1周までは余裕を持って走れていました」と言う芦田が最後の1周で前に出た。「200mで『もう無理かなー』って一瞬、思っちゃったんですけど、ラストのスピードは自分のほうがある自信はありました」。久保がその言葉通りに追い上げる。

残り200mでやや離されかけたものの、残り150m付近からその差を詰めて、最後の直線に入ると逆転。日本高校記録(4分07秒86)を持つ小林祐梨子(須磨学園)が2006年に樹立した大会記録を3秒32更新し、「しっかり出し切って勝ちきることができて良かったです」とうなずいた。

5月下旬には初のシニアの国際大会となったアジア選手権に出場するなど、シニアのレースが続いていた。同選手権では800mで2分00秒42をマークして銀メダルに輝いたが、最後の直線で逆転されていた。「ラストで負けてしまう部分が最近多かったので、今回の1500mのタイムを見ると少し自信になったと思います」

広告の下にコンテンツが続きます

明日からは800mのレースが始まる。「1500mの疲れを感じさせないような走りがしたいです。大会記録も去年の自分の記録なので、しっかり更新できるようにがんばりたいです」。多くのチームメートも応援に駆けつける近畿大会で、800mではどんな走りを見せるか。

2位の芦田も4分12秒48の高校歴代3位の好記録。「やるからには勝ちたいと思って前に出ました。ラスト200の切り替えから動かなくなりました」と少し悔しげに話していた。

◇インターハイ近畿地区大会(6月12~15日/京都市・たけびしスタジアム京都)2日目 広島インターハイを懸けた近畿地区大会の2日目が行われ、女子1500mは久保凛(東大阪大敬愛3大阪)が4分11秒07の高校歴代2位、U18日本新、日本歴代11位となる大会新記録で優勝した。 スタートから久保が飛び出し、すぐに芦田和佳(立命館宇治3京都)が背後について400mを65秒のハイペースで通過する。久保は「久しぶりの1500mなので、自分のリズムで走って引っ張ることは決めていました」と振り返る。 800mを2分14秒でペースを守ると、「ラスト1周までは余裕を持って走れていました」と言う芦田が最後の1周で前に出た。「200mで『もう無理かなー』って一瞬、思っちゃったんですけど、ラストのスピードは自分のほうがある自信はありました」。久保がその言葉通りに追い上げる。 残り200mでやや離されかけたものの、残り150m付近からその差を詰めて、最後の直線に入ると逆転。日本高校記録(4分07秒86)を持つ小林祐梨子(須磨学園)が2006年に樹立した大会記録を3秒32更新し、「しっかり出し切って勝ちきることができて良かったです」とうなずいた。 5月下旬には初のシニアの国際大会となったアジア選手権に出場するなど、シニアのレースが続いていた。同選手権では800mで2分00秒42をマークして銀メダルに輝いたが、最後の直線で逆転されていた。「ラストで負けてしまう部分が最近多かったので、今回の1500mのタイムを見ると少し自信になったと思います」 明日からは800mのレースが始まる。「1500mの疲れを感じさせないような走りがしたいです。大会記録も去年の自分の記録なので、しっかり更新できるようにがんばりたいです」。多くのチームメートも応援に駆けつける近畿大会で、800mではどんな走りを見せるか。 2位の芦田も4分12秒48の高校歴代3位の好記録。「やるからには勝ちたいと思って前に出ました。ラスト200の切り替えから動かなくなりました」と少し悔しげに話していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.28

5000m・成沢翔英が13分51秒35で慶大記録更新! 浜川舜斗ら青学大勢3人が13分台

国士大Combined Challenge1日目は10月25日、国士大多摩キャンパス陸上競技場で行われ、男子5000mで成沢翔英(慶大)が13分51秒35の慶大記録を更新した。 成沢は長野・上田六中出身で、岐阜・麗澤瑞浪 […]

NEWS 田中希実がフィアログループとスポンサー契約締結!「限界を超え、新たな挑戦に挑む」理念が重なり合う

2025.10.28

田中希実がフィアログループとスポンサー契約締結!「限界を超え、新たな挑戦に挑む」理念が重なり合う

フィアログループは10月28日、女子中長距離の田中希実(New Balance)とスポンサー契約を締結したことを発表した。 フィアログループは1939年に江戸川木型製作所として創業し、産業用機械の木型(マスターモデル)、 […]

NEWS 【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位

2025.10.28

【女子400m】笠松悠花(GTR/天草倉岳中3)56秒24=中学歴代3位

熊本陸協秋季記録会は10月25日、熊本県民運動公園陸上競技場で行われ、女子400mで笠松悠花(GTR/天草倉岳中3熊本)が中学歴代3位の56秒24をマークした。 笠松はハードルや跳躍種目などに幅広く出場。昨年U16大会は […]

NEWS 【男子砲丸投】赤澤瑠依(玉野光南高3)16m01=高校歴代5位

2025.10.28

【男子砲丸投】赤澤瑠依(玉野光南高3)16m01=高校歴代5位

第19回岡山カーニバル大会1日目は10月25日、岡山県陸上競技場で行われ、男子砲丸投(一般規格)で赤澤瑠依(玉野光南高3岡山)が高校歴代5位となる16m01をマークした。 赤澤は1投目で大会記録となる16m01をプット。 […]

NEWS 鎮西学院2時間7分09秒で3年連続V 女子は諫早がオール区間賞で7連覇/長崎県高校駅伝

2025.10.28

鎮西学院2時間7分09秒で3年連続V 女子は諫早がオール区間賞で7連覇/長崎県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた長崎県高校駅伝が10月28日、雲仙小浜県高体連駅伝コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は諫早が1時間13分32秒で7年連続31回目の制覇を果たし、男子(7区間42.195km)は鎮 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top