日本陸連は5月26日、アジア選手権(韓国・クミ)の日本代表選手で、男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)と女子100mハードルの福部真子(日本建設工業)が出場を辞退すると発表した。
発表によると、出場辞退の理由として、豊田は「トレーニング中に腰背部に違和感が生じたため」とし、福部は「体調不良のため」と説明している。
豊田は、今季は5月18日のセイコー・ゴールデングランプリで48秒55を出し、東京世界選手権の参加標準記録(48秒50)にあと0.05秒に迫っていた。
日本記録(12秒69)保持者の福部は、昨年秋に原因不明の高熱が出る難病「菊池病」を発症。今季はセイコーゴールデングランプリが初戦(13秒12で7位)だった。
なお、2人の辞退による代表選手の入れ替えや追加招集はない。
アジア選手権は2年に一度開かれるエリアチャンピオンシップ。世界陸連(WA)の大会カテゴリーは「GL」。これはオリンピック・世界選手権(OW)、ダイヤモンドリーグ・ファイナル(DF)、ダイヤモンドリーグなど(GW)に次ぐ上から4番目で、大会カテゴリーに応じて、世界大会出場権獲得に関係するワールドランキングの「順位ポイント」が高く設定されている。
アジア選手権は明日5月27日から31日まで行われる。
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