HOME 国内

2025.05.03

NEWS
400mH豊田兼は48秒62でV 五輪以来に安堵も「悔しいの一言」/静岡国際
400mH豊田兼は48秒62でV 五輪以来に安堵も「悔しいの一言」/静岡国際

25年静岡国際400mハードルで優勝した豊田兼

◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)

日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子400mハードルはパリ五輪代表の豊田兼(トヨタ自動車)が48秒62で優勝した。

この種目で47秒99のベストを持つ豊田。昨年の日本選手権110mハードルでケガをし、400mハードルで臨んだパリ五輪も走りきるのがやっとだった。それ以来の400mハードルで、「やっと帰って来られた。ケガからちゃんと復帰できた姿を見せられたと思います」と安堵の表情が浮かぶ。

ただ、内容については「悔しいの一言です」。バックストレートが向かい風だったこともあり、「力を使ってしまった」。ハードル初戦は1週間前にダイヤモンドリーグ厦門大会で300mハードルに出場して3位に入った。「それもあって、残り100mの調整が難しかった」と明かす。48秒50の東京世界選手権の参加標準記録を狙っていただけに、首をかしげていた。

パリ五輪後は1人塞ぎ込む時間も長かった。悔しい経験をしたからこそ、「世界と戦いたい」と実業団で競技を続ける原動力にもなった。「一旦、自分を見つめ直す期間になりましたし、苦しかったですがこうして戻って来られた。リハビリもうまくいったと思います」。

この後はセイコーゴールデングランプリ、アジア選手権に出場予定。「1位を狙っていけば、必然的に48秒50を切れると思います」と力を込めた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇静岡国際(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム) 日本グランプリシリーズの静岡国際が行われ、男子400mハードルはパリ五輪代表の豊田兼(トヨタ自動車)が48秒62で優勝した。 この種目で47秒99のベストを持つ豊田。昨年の日本選手権110mハードルでケガをし、400mハードルで臨んだパリ五輪も走りきるのがやっとだった。それ以来の400mハードルで、「やっと帰って来られた。ケガからちゃんと復帰できた姿を見せられたと思います」と安堵の表情が浮かぶ。 ただ、内容については「悔しいの一言です」。バックストレートが向かい風だったこともあり、「力を使ってしまった」。ハードル初戦は1週間前にダイヤモンドリーグ厦門大会で300mハードルに出場して3位に入った。「それもあって、残り100mの調整が難しかった」と明かす。48秒50の東京世界選手権の参加標準記録を狙っていただけに、首をかしげていた。 パリ五輪後は1人塞ぎ込む時間も長かった。悔しい経験をしたからこそ、「世界と戦いたい」と実業団で競技を続ける原動力にもなった。「一旦、自分を見つめ直す期間になりましたし、苦しかったですがこうして戻って来られた。リハビリもうまくいったと思います」。 この後はセイコーゴールデングランプリ、アジア選手権に出場予定。「1位を狙っていけば、必然的に48秒50を切れると思います」と力を込めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.07

25年松本マラソンの開催が中止 不正な会計処理の指摘受け

5月7日、松本マラソンの実行委員会事務局はホームページ上で、2025年11月に予定されていた大会を中止することを発表した。過去に開催された大会において、不正な会計処理が行われていたことが理由。 同大会は長野県松本市を舞台 […]

NEWS 世界陸連コー会長が小池百合子都知事と面会 東京世界陸上を「こどもに夢を届ける大会」に

2025.05.07

世界陸連コー会長が小池百合子都知事と面会 東京世界陸上を「こどもに夢を届ける大会」に

世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が5月7日、東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長らと東京都庁を訪れ、小池百合子都知事と面会をした。ここで9月に開催される東京世界陸上を「こどもに夢を届ける大会」としていくことに合意 […]

NEWS 200m税田ジェニファー璃美が向かい風で23秒86!「初タイトルうれしい」/関西インカレ

2025.05.07

200m税田ジェニファー璃美が向かい風で23秒86!「初タイトルうれしい」/関西インカレ

◇第102回関西インカレ(T&Fの部/5月4日~7日、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)4日目 関西インカレ(T&Fの部)の4日目に女子200m決勝が行われ、税田ジェニファー璃美(甲南大2)が23秒8 […]

NEWS 女子5000mで立命大ワン・ツー!太田咲雪 (が学生個人の雪辱「チームのために」競歩は柳井4連覇、原が関西学生新/関西インカレ

2025.05.07

女子5000mで立命大ワン・ツー!太田咲雪 (が学生個人の雪辱「チームのために」競歩は柳井4連覇、原が関西学生新/関西インカレ

◇第102回関西インカレ(T&Fの部/5月4日~7日、大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)3日目 関西インカレ(T&Fの部)の3日目が行われ、この日最後のトラック種目となった女子5000m決勝は立命大が […]

NEWS KIPRUNがカーボンプレート搭載「900シリーズ」の新モデルを発表 重さ167g「KD900X LAB」も発売予定

2025.05.06

KIPRUNがカーボンプレート搭載「900シリーズ」の新モデルを発表 重さ167g「KD900X LAB」も発売予定

KIPRUNは4月9日、上級ランナー向けのハイエンドシリーズ「KIPRUN 900」の新作モデルを発表した。 今回発表されたのは、「KD900X2」、「KD900X LD2」、「KD900X LD+」、「KD900X L […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top