東洋大は4月6日、都内で入学式と陸上競技部の入部式を行い、1年生は新たなステージでの躍進を誓った。
今年度は、昨年の北海道インターハイで男子400mを制した平川慧(沖縄・コザ高出身)、男子400mハードルで頂点に立った下田隼人(愛知・豊川高出身)、男子5000m競歩を快勝した逢坂草太朗(兵庫・川西緑台高出身)が入学。このほか、長距離では昨年の全国高校駅伝1区2位と好走した松井海斗(埼玉栄高出身)ら、短距離や長距離まで実力のある選手がそろって門を叩いた。
400mで46秒63、200mでも21秒06の自己ベストを持つ平川は、「親元を離れて寮生活なので、まずは新しい生活に慣れて自分のペースを作りたい」と話す。競技面では「200mや400mだけでなく、100mのトレーニングもしっかり積んでスピードを高めていきたいです。まずは200mの自己ベストが高2だったので、早く更新して20秒台を出したい」と意気込む。
東洋大では桐生祥秀(日本生命)やウォルシュ・ジュリアン(富士通)、中島佑気ジョセフ(富士通)といった現役やOBを含め、日本代表などで活躍してきた。平川も「在学中に世界選手権に出場できるように、逆算して高いレベルのトレーニングを積み上げていきたいです。400mでは44秒台を出したい」と意気込んでいた。
昨年のインターハイでそれまでの自己ベストを1秒以上更新し、高校歴代6位の50秒14をマークした下田。「まずは49秒台を出したいです。1年生では関東インカレや日本インカレに出て入賞することが目標。大学のうちに47秒台を目指したい。日本トップにとどまらず、アジアや世界に出たい」と力を込めた。
逢坂はインターハイを制したあと、鹿児島国体少年共通5000m競歩や2月のU20選抜競歩などでも優勝。4月21日の世界競歩チーム選手権(トルコ・アユタヤ)のU20・10km代表に選出された。「今年は世界競歩と8月のU20世界選手権でいずれも金メダルを取りたい」とルーキーシーズンから“世界一”を目標に掲げている。さらに「2028年のロス五輪金メダルを目指して、1年生から20kmを取り組んでしっかりつなげたいです」と話していた。
松井は3月30日の世界クロスカントリー選手権(セルビア・ベオグラード)のU20・8kmに出場したばかり。日本勢2番手の19位(24分21秒)という結果に「世界との力の差を感じました」と振り返る。「しっかりその差を縮めていけるように、トラック、ロードともにがんばって、2年生の夏までに10000m27分台を出し、箱根駅伝では4年間のうちに区間新記録を打ち立てたい」と語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.05.16
極限まで速さを追求!サニブラウンの“思い”込めたユニフォームを東レとPUMAで開発
-
2024.05.16
-
2024.05.16
-
2024.05.16
2024.05.11
棒高跳・小林美月が4m00で連覇!「雰囲気で楽しみながらできた」/関東IC
-
2024.05.10
-
2024.05.11
-
2024.04.26
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.16
6月23日相模原で午後5時半スタート! 上位7校に出場権 全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会要項発表
関東学連は5月16日、6月23日に行われる全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会の要項を発表した。 会場は神奈川県相模原市の相模原ギオンスタジアムで、午後5時半に1組目が始まり、最終の4組は午後7時半スタート。1校2名ずつの […]
2024.05.16
国立競技場に“世界”が集結!!北口榛花、サニブラウン、田中希実、海外勢もウ・サンヒョクら豪華絢爛
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月19日、国立競技場で行われる。21年東京五輪、そして来年の世界選手権の舞台でもある国立競技場に、世界トップアスリートが集結する、1年に一度 […]
2024.05.16
極限まで速さを追求!サニブラウンの“思い”込めたユニフォームを東レとPUMAで開発
東レは5月16日、所属契約を結ぶサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)と高機能ウエアを共同開発したと発表した。同日、都内で会見を開き、サニブラウン、東レ、プーマの三者が登壇し、ユニフォームをお披露目した。 今回の特別開 […]
2024.05.16
サニブラウン パリ五輪で「メダルを取りたい」セイコーゴールデンGPで内定狙う
男子100mで世界選手権2大会連続入賞を果たしているサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が都内で会見を開いた。 この日はサポートを受ける東レとプーマがサニブラウンの意見を取り入れながら共同開発したウエアを発表。会見の […]
2024.05.16
男子走高跳・王振が欠場 静岡国際優勝の傅兆玄が追加出場/セイコーGGP
日本陸連は5月16日、セイコーゴールデングランプリ(5月19日、国立競技場)の男子走高跳に出場予定だった王振(中国)が欠場することを発表した。代わりに傅兆玄(台湾)が出場する。 傅は21歳の若手ジャンパー。昨年のワールド […]
Latest Issue 最新号
2024年6月号 (5月14日発売)
別冊付録学生駅伝ガイド