HOME 国内

2023.10.20

田中希実800m2分04秒87でV「最後の300mを大事に」「リズム崩さずいけた」/MDC
田中希実800m2分04秒87でV「最後の300mを大事に」「リズム崩さずいけた」/MDC

田中希実(New Balance)

◇Middle Distance Circuit(10月20、21日/東京・駒沢陸上競技場)1日目

日本グランプリシリーズG3のMiddle Distance Circuitの1日目が行われ、女子800mに田中希実(New Balance)が出場。2分04秒87で組1着、タイムレース総合1位となった。

広告の下にコンテンツが続きます

ウォーミングアップ時に右膝に違和感も出たという田中。「最初の300mは力まずというところと、最後の300mを大事にする意識」で臨んだ。「イメージ通り」には進めたものの、1周目で余裕を持って入っても「疲労もあってか2周目に脚が残らないのが国体から続いている」と振り返る。

それでもペースメーカーが500mで離れてから独走となり、ラストスパートをしっかり披露。「もう少しピッチは意識したかったですが、リズムは崩さずにいけました」。ホームストレート側が強い向かい風だったこともあり、狙っていたシーズンベスト(2分03秒98)更新はならなかったが、きっちり力を見せた。

5000mでブダペスト世界選手権8位、日本記録を14分29秒18まで短縮し、ダイヤモンドリーグでも活躍。今季を振り返り、「山あり、谷あり。悪い時があっても地道にやっていれば良い時もあると、良い経験になりました」。

精神的には「苦しい時に耐え忍ぶというよりのたうち回ってしまい、周囲にも迷惑をかけるし、必要以上に自分も傷つく。ダメージを引きずってしまう」とも。それでも「気持ち的には楽に乗り越えられるようになった」。

広告の下にコンテンツが続きます

走りの面でも「昨年度からフォーム改善に取り組んでいて、それがちゃんとハマりだしたのが今年」と結果につなげた。

膝の状況もあり翌日の1000mへの出場は明言を避けたが、レース後は800mを入った仲間たちとレースを振り返るなど、明るい表情を見せていた。

◇Middle Distance Circuit(10月20、21日/東京・駒沢陸上競技場)1日目 日本グランプリシリーズG3のMiddle Distance Circuitの1日目が行われ、女子800mに田中希実(New Balance)が出場。2分04秒87で組1着、タイムレース総合1位となった。 ウォーミングアップ時に右膝に違和感も出たという田中。「最初の300mは力まずというところと、最後の300mを大事にする意識」で臨んだ。「イメージ通り」には進めたものの、1周目で余裕を持って入っても「疲労もあってか2周目に脚が残らないのが国体から続いている」と振り返る。 それでもペースメーカーが500mで離れてから独走となり、ラストスパートをしっかり披露。「もう少しピッチは意識したかったですが、リズムは崩さずにいけました」。ホームストレート側が強い向かい風だったこともあり、狙っていたシーズンベスト(2分03秒98)更新はならなかったが、きっちり力を見せた。 5000mでブダペスト世界選手権8位、日本記録を14分29秒18まで短縮し、ダイヤモンドリーグでも活躍。今季を振り返り、「山あり、谷あり。悪い時があっても地道にやっていれば良い時もあると、良い経験になりました」。 精神的には「苦しい時に耐え忍ぶというよりのたうち回ってしまい、周囲にも迷惑をかけるし、必要以上に自分も傷つく。ダメージを引きずってしまう」とも。それでも「気持ち的には楽に乗り越えられるようになった」。 走りの面でも「昨年度からフォーム改善に取り組んでいて、それがちゃんとハマりだしたのが今年」と結果につなげた。 膝の状況もあり翌日の1000mへの出場は明言を避けたが、レース後は800mを入った仲間たちとレースを振り返るなど、明るい表情を見せていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.26

編集部コラム「令和7年の大会取材」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

2025.12.25

名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]

NEWS 関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

2025.12.25

関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長や次呂久直子幹事長、原晋駅伝対策委員長ら6人が12月25日、東京都庁に小池百合子知事、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪問した。 この日発表された出場校の増加(通常開催計24チーム、記念大会計 […]

NEWS 箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

2025.12.25

箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top