HOME 国内、世界陸上、日本代表
1500m初代表の後藤夢は準決勝ならず「土台を上げないと」同志・田中希実との目標果たす/世界陸上
1500m初代表の後藤夢は準決勝ならず「土台を上げないと」同志・田中希実との目標果たす/世界陸上

女子1500m予選で4分10秒22の12着に終わった後藤夢

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目

ブダペスト世界陸上1日目のモーニングセッションが行われ、女子1500m予選3組に入った後藤夢(ユニクロ)は4分10秒22をマークしたものの組12着で、6着まで与えらえる準決勝進出は果たせなかった。

「もっと(上位争いに)絡みたかった」と後藤。序盤からハイペースとなるなか、懸命に縦長の最後尾に食らいついたが徐々に離された。「ベストくらいで通過しましたが、余裕度が違いました。心も体も弱かった。土台を上げていかないと」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

今大会には兵庫・西脇工高時代から切磋琢磨してきたかつてのチームメイト・田中希実(New Balance)とともに出場。「田中選手と一緒に世界大会を走ることを目指してきました」。朝は「まだ実感が湧かないね」と声を掛け合ったという。

1組で見事に準決勝に進出した田中。世界と対等に戦う姿に刺激を受けつつ、その田中でさえギリギリの戦いを強いられるレースに緊張感も高まった。

それでも、離されてからは「日本でこれだけ大差をつけられることは少ない。前を向けるきっかけになったのは収穫です」と達成感もある。

「次は田中選手と決勝で戦いたい」

初めて経験した世界の舞台。その悔しさを糧に、次なる夢に向かって突き進む。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目 ブダペスト世界陸上1日目のモーニングセッションが行われ、女子1500m予選3組に入った後藤夢(ユニクロ)は4分10秒22をマークしたものの組12着で、6着まで与えらえる準決勝進出は果たせなかった。 「もっと(上位争いに)絡みたかった」と後藤。序盤からハイペースとなるなか、懸命に縦長の最後尾に食らいついたが徐々に離された。「ベストくらいで通過しましたが、余裕度が違いました。心も体も弱かった。土台を上げていかないと」と振り返る。 今大会には兵庫・西脇工高時代から切磋琢磨してきたかつてのチームメイト・田中希実(New Balance)とともに出場。「田中選手と一緒に世界大会を走ることを目指してきました」。朝は「まだ実感が湧かないね」と声を掛け合ったという。 1組で見事に準決勝に進出した田中。世界と対等に戦う姿に刺激を受けつつ、その田中でさえギリギリの戦いを強いられるレースに緊張感も高まった。 それでも、離されてからは「日本でこれだけ大差をつけられることは少ない。前を向けるきっかけになったのは収穫です」と達成感もある。 「次は田中選手と決勝で戦いたい」 初めて経験した世界の舞台。その悔しさを糧に、次なる夢に向かって突き進む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.12

國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]

NEWS 全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力  14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

2025.12.12

全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

2025.12.12

京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

2025.12.12

豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]

NEWS 箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」

2025.12.12

箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」

第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 例年の合同による囲み取材形式から急遽、記者会見方式への変更。前田康弘監督は「今年は今のところ16人全員が元気で良い […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top