◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)3日目
名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子200mは水久保漱至(宮崎県スポ協)が20秒14(+0.6)で初優勝を飾り、アジア大会代表に内定した。
予選で日本歴代2位の20秒07(+0.5)をマークしていた力はフロックではなかった。
8レーンに入った水久保は鋭い出だしで序盤からリードを奪うと、直線に入っても他の選手を寄せ付けない。「後半の強さは出ましたが、記録を狙いすぎて硬くなってしまった部分が出ました」と振り返る。
宮崎県出身で27歳の水久保は宮崎工高時代はインターハイで5位に入賞。日本選手権では200mで23年、24年と2年連続で3位と結果を残してきた。
しかし、これまでハムストリングスのケガも多く、今季に向けて「フィジカルの強化とフォームの改善」に着手。今年から入学した兵庫教育大大学院のコーチにも見てもらい、「相談しながらやれていることは大きいです」と自信を深めている。
一方で、大学は通信制で、現在は地元の宮崎を拠点に活動を続けている。「自分のやりたいことにしっかり取り組める点で、一人で練習しているほうが良い」と前向きに捉えている。
昨年は東京世界選手権に出場したが、予選敗退。スピードや筋持久力で世界との差を感じ、「一度ゼロからやり直したことがこの結果につながったと思います」と手応えを得た。
2003年にマークされた日本記録への距離感は「やっぱり超さないといけないと思っています。今季は日本記録更新を目指して頑張りたいです」。また一人楽しみなスプリンターが、ここからさらに加速していく。
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