◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)3日目
名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手が行われ、男子400mは中島佑気ジョセフ(富士通)が45秒60で2年ぶりの優勝を飾った。
東京世界選手権入賞の実力者が貫禄を示した。44秒88を持つ佐藤風雅(ミズノ)や学生初の44秒台をマークした林申雅(筑波大)といった面々がそろったものの、勝ちきる強さがあった。
序盤は林や佐藤が先行するものの、後半型の中島は「レースプラン自体は悪くありませんでした」。最後の直線に入るとすぐに先頭に立つと、完全な“勝ちパターン”となる。
しかし、フィニッシュタイムは45秒60。「タイムが自分の狙っていたところから少し離れてしまいました」と、目標とした髙野進(東海大クラブ)が持つ44秒78の大会記録には届かなかった。
東京世界選手権でも見せた後半の追い上げに加え、今季のテーマは昨年と同じ力感で前半を速くすること。「脚のさばきの速さや力の使い方を400mの練習で少しスピードを上げることで身につけています」と語る。
だが、あくまで目標は既に代表に内定済みのアジア大会で「勝つこと」。「同じトラックを経験できたことは大きい」としつつ、「挑戦者ではなく、王者としてのレースで求められるところは変わってきます」と、大舞台への糧にするつもりだ。
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