2026.05.18
滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
神奈川県大会は5月9~10日、16~17日の4日間、三ツ沢陸上競技場で行われ、女子七種競技の岡田紗和(法政二2)が日本高校新記録の5559点をマークするなど、好記録ラッシュに沸いた。
女子七種競技で神奈川県は、江口美玲(東海大相模3)と岡田という昨年のインターハイ1、3位を占めた2人を擁する。江口は5月28~31日に香港で開催されるU20アジア選手権代表に選出されたため、女子100mハードルと七種競技で南関東大会の出場権を与えられるシードとなった。
江口が欠場するなか、岡田がエネルギーを爆発させた。大幅に自己記録を更新する5m92(+1.3)を跳んだ走幅跳をはじめ自己新が4種目、自己タイが1種目。すでに高い水準の記録を持つ100mハードル(998点)と200m(893点)も高得点をたたき出し、自己記録を一気に473点も更新している。
2分21秒30より速ければ高校新記録となる800mで2分18秒32(846点)。ヘンプヒル恵(京都文教/現・アトレ)が2014年に残したビッグレコード・5519点を超える高校新となった。
「七種を始めた時、『5500点!? すご過ぎる! そこにたどり着くのは高3かな』と思っていたので、ここで出せたことがうれしかったし、自分でも驚いています」。2年生の時点での目標達成に、岡田は声を弾ませた。
来場していた江口は、岡田を祝福。南関東大会は「インターハイ王者」と「高校記録保持者」の対決になる。岡田は「江口さんがどんどん来ると思うので、良い勝負をしていきたいです。喜ぶのは今日まで。また気持ちを切り替えて南関東で戦いたいです」と心待ちにしていた。
男子200mでは塚本蘭天生(保土ケ谷3)が20秒82(+0.8)の県高校新をマーク。男子4×400mリレーで塚本を2走に据えた保土ケ谷が相洋との接戦を制して3分09秒38。男子100mでは1年生Vを遂げた岩野喜一(三浦学苑)が10秒49(-0.5)といずれも大会新が生まれ、男子短距離が白熱した。
女子走高跳では鴨田るな(東海大相模)が1m63の成功で3連覇を決めると、圧巻の独り舞台を展開。1m67、1m70、1m73、1m75、1m77と成功を収め、太田陽子(湘南工大附)が残した大会記録を35年ぶりに1cm塗り替えた。
嶋中心優(相洋2)は100mハードルで13秒61(+1.1)の大会新。女子100mの激戦に勝ち(12秒22/+0.5)、4×400mリレー(3走)でチームを4連覇に導き3冠を獲得している。アカイ・メアリー(白鵬女3)は女子中長距離3種目でライバルを寄せつけず、女子ハンマー投の島川夕莉彩(小田原北3)は自らの県高校記録を80cm更新する55m55を投じ、1年前の記録なしを乗り越えている。
総合優勝は男子が104点で川崎橘、女子は124点で東海大相模。幅広い種目で活躍する両校は、どちらも2連覇を達成した。
南関東大会は6月12日から15日までの4日間、茨城・笠松運動公園陸上競技場で行われる。
文・写真/奥村 崇
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