HOME 国内、日本代表

2026.02.22

三浦龍司31年ぶり日本勢V 3000m障害の走力強化へ5000mで日本記録とアジア大会狙う/日本選手権・アジアクロカン
三浦龍司31年ぶり日本勢V 3000m障害の走力強化へ5000mで日本記録とアジア大会狙う/日本選手権・アジアクロカン

左からH.シン(インド)、三浦龍司、西澤侑真

◇第18回アジアクロスカントリー選手権、第109回日本選手権クロスカントリー、第41回U20日本選手権クロスカントリー(2月21日/福岡・海の中道海浜公園)

第109回日本選手権クロスカントリーが2月21日、第18回アジアクロスカントリー選手権との併催で行われ、シニア男子10kmは日本代表の三浦龍司(SUBARU)が29分20秒で金メダルを手にした。

広告の下にコンテンツが続きます

中東勢が出ていなかったとはいえ、シニア男子の日本代表選手がアジアクロスカントリー選手権を制するのは、第3回(1995年)の宮島誠一(本田技研)以来、31年ぶり3人目。三浦は、日本選手権においても2年連続3回目の覇者となった。

3000m障害で8位に入った東京世界選手権から、5ヵ月ぶりに日本代表のユニフォームを着た三浦。「アジアクロカンを日本選手団として戦うのは初めての経験。日本選手団で挑む以上、金メダルを目指したいと思う」と、代表の誇りをかけてスタートラインに立った。

「ラスト1、2周が勝負どころになる」と、序盤は先頭集団の2、3列目で待機。6km(3周)を過ぎて先頭集団は10人に絞られたが、それでも前には出ず、好機をうかがった。

ラスト1周(残り2km)で仕掛けたのは、同じく日本代表の西澤侑真(トヨタ紡織)。それによってペースアップし、優勝争いはイランのH.シン、三浦、日本代表の野中恒亨(國學院大)の4人に。

勝負が決したのは、ラスト1kmを切ったサンドトラップに入ってから。三浦が先頭に出ると、すかさずシンがかわす。それでもこのコースを熟知する三浦は持ち前のスパートで抜き返し、真っ先にフィニッシュした。

1秒差でシンを抑え、「順位を取ることが最優先だったので、優勝することができて良かったです。日本選手団が上位で固まって入賞できたことも、すごく良かったのではないかと思います」と、アジアクロカンで3位に入った西澤、4位の野中を含め、満足そうに話した。

近年は日本選手権クロカンを「トラックに向けての、現状と練習の成果を確認する」大会にしている。今季も「ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)からの移行もスムーズで、良い感じで来ていることを実感できました」。気温17度と3月並みの暖かさになった今大会もしっかり勝ち切った。

日本記録(8分03秒43)を持つメイン種目3000m障害のために、今季は「フラットレースを強化し、走力を上げたい」と力を込める。そのために「今季は5000mで日本記録(13分08秒40)更新やアジア大会出場を狙っています」と、新たなアプローチでさらなる進化を考えている。

文/田端慶子

◇第18回アジアクロスカントリー選手権、第109回日本選手権クロスカントリー、第41回U20日本選手権クロスカントリー(2月21日/福岡・海の中道海浜公園) 第109回日本選手権クロスカントリーが2月21日、第18回アジアクロスカントリー選手権との併催で行われ、シニア男子10kmは日本代表の三浦龍司(SUBARU)が29分20秒で金メダルを手にした。 中東勢が出ていなかったとはいえ、シニア男子の日本代表選手がアジアクロスカントリー選手権を制するのは、第3回(1995年)の宮島誠一(本田技研)以来、31年ぶり3人目。三浦は、日本選手権においても2年連続3回目の覇者となった。 3000m障害で8位に入った東京世界選手権から、5ヵ月ぶりに日本代表のユニフォームを着た三浦。「アジアクロカンを日本選手団として戦うのは初めての経験。日本選手団で挑む以上、金メダルを目指したいと思う」と、代表の誇りをかけてスタートラインに立った。 「ラスト1、2周が勝負どころになる」と、序盤は先頭集団の2、3列目で待機。6km(3周)を過ぎて先頭集団は10人に絞られたが、それでも前には出ず、好機をうかがった。 ラスト1周(残り2km)で仕掛けたのは、同じく日本代表の西澤侑真(トヨタ紡織)。それによってペースアップし、優勝争いはイランのH.シン、三浦、日本代表の野中恒亨(國學院大)の4人に。 勝負が決したのは、ラスト1kmを切ったサンドトラップに入ってから。三浦が先頭に出ると、すかさずシンがかわす。それでもこのコースを熟知する三浦は持ち前のスパートで抜き返し、真っ先にフィニッシュした。 1秒差でシンを抑え、「順位を取ることが最優先だったので、優勝することができて良かったです。日本選手団が上位で固まって入賞できたことも、すごく良かったのではないかと思います」と、アジアクロカンで3位に入った西澤、4位の野中を含め、満足そうに話した。 近年は日本選手権クロカンを「トラックに向けての、現状と練習の成果を確認する」大会にしている。今季も「ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)からの移行もスムーズで、良い感じで来ていることを実感できました」。気温17度と3月並みの暖かさになった今大会もしっかり勝ち切った。 日本記録(8分03秒43)を持つメイン種目3000m障害のために、今季は「フラットレースを強化し、走力を上げたい」と力を込める。そのために「今季は5000mで日本記録(13分08秒40)更新やアジア大会出場を狙っています」と、新たなアプローチでさらなる進化を考えている。 文/田端慶子

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.05.20

日本選手権エントリー途中経過 桐生祥秀、﨑山雄太、井戸アビゲイル風果、矢田みくにらが登録 高校生も多数エントリー!

日本陸連は5月20日、第110回日本選手権(6月12日~14日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム)の5月20日10時時点での出場申し込み選手を発表した。 男子100mには東京世界選手権代表の桐生祥秀(日本生命)がエントリー。飯 […]

NEWS 100mは小室歩久斗を軸に混戦か!? 5000mは鈴木琉胤に注目 400m・青木アリエ、やり投・倉田紗優加は記録にも期待/関東IC

2026.05.20

100mは小室歩久斗を軸に混戦か!? 5000mは鈴木琉胤に注目 400m・青木アリエ、やり投・倉田紗優加は記録にも期待/関東IC

第105回関東インカレは5月21日~24日、栃木・カンセキスタジアムとちぎで行われる。関東の学生たちによる白熱の4日間をエントリーから展望する。 男子1部では、100mで今季10秒08をマークしている小室歩久斗(中大)に […]

NEWS 【プレゼント】ランナーの声から生まれた高機能ソックス「balega」満を持して日本に登場!/2026年6月号

2026.05.20

【プレゼント】ランナーの声から生まれた高機能ソックス「balega」満を持して日本に登場!/2026年6月号

アメリカで高いシェアを誇り、世界各国に展開されつつある注目のランニングソックスブランド「balega(バレーガ)」がこの春、ついに日本に本格進出。Implus EU(東京都港区東麻布1-23-5PMCビル4F/代表者:ド […]

NEWS 400mナイジェリア20歳のオカジが43秒95 女子やり投はウィルトラウトが63m83

2026.05.20

400mナイジェリア20歳のオカジが43秒95 女子やり投はウィルトラウトが63m83

サウスイースタン・カンファレンス屋外選手権が5月14~16日、米国アラバマ州で行われ、男子400mでS.オガジ(ナイジェリア)が今季世界最高の43秒95で優勝した。オガジは2006年5月生まれの20歳。パリ五輪で7位に入 […]

NEWS パリ五輪6位のワクマが20km競歩V 37歳のイェゴがやり投制す/アフリカ選手権

2026.05.20

パリ五輪6位のワクマが20km競歩V 37歳のイェゴがやり投制す/アフリカ選手権

アフリカ選手権が5月12~17日、ガーナ・アクラで行われ、男子20km競歩ではM.ワクマ(エチオピア)が1時間18分47秒の今季世界最高で優勝した。ワクマは現在21歳。パリ五輪では6位に入り、今年の世界競歩チーム選手権で […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年6月号 (5月14日発売)

2026年6月号 (5月14日発売)

落合晃&丸山優真が日本新
26春 学生長距離勢力図

page top