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	<title>月陸Online</title>
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	<description>陸上競技Webメディア「月陸Online」</description>
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	<title>METASPRINT &#8211; 月陸Online｜月刊陸上競技</title>
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		<title>桐生祥秀と末續慎吾が「速く走る秘訣」を伝授 オンラインイベントで対談</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 26 Dec 2020 21:38:27 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[国内]]></category>
		<category><![CDATA[ニュース]]></category>
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		<category><![CDATA[桐生祥秀]]></category>
		<category><![CDATA[METASPRINT]]></category>
		<category><![CDATA[アシックス]]></category>
		<category><![CDATA[末續慎吾]]></category>
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		<gnf:modified>Sun, 27 Dec 2020 01:08:29 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Sun, 27 Dec 2020 01:08:29 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-20890" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg" alt="" width="800" height="493" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01-300x185.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01-768x473.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
男子100ｍで日本人初の9秒台（9秒98）をマークした桐生祥秀（日本生命）と、2003年パリ世界選手権男子200ｍ銅メダリストの末續慎吾（EAGLERUN）が12月26日、アシックスのオンラインイベントで対談した。イベントの様子はインターネットでライブ配信され、シューズ購入者の中から選ばれた3人からの質問にも答えるなど、ファンとの交流を楽しんだ。<br />
2017年に100ｍで日本記録を塗り替えた桐生と、200ｍで今も20秒03の日本記録を保持する末續。対談では2人のトップスプリンターが「なぜ速く走れるのか」「どんな感覚で走っているか」をテーマに展開された。</p>
<h2>「なぜ違和感が出るのかと考えた」（末續）<br />
「『違和感』と『変化』の違いは難しい」（桐生）</h2>
<p>――お互いの走りにどんな印象を持っているか。</p>
<p>末續　走り方というよりは、内面が身体に出る選手だなと思って見ていました。直線的ではなく、回転の良さが出る走り方で、そこは（自分と）似ているかな。</p>
<p>桐生　末續さんは1歩1歩が的確で、ダイナミックではないけどミスすることがない。きれいな走り方をしているようで、骨盤などがすごく動いている。コーナーの抜け方のテクニックを何回も見たりします。</p>
<p>末續　うれしい。僕は競走や集団心理が組み込まれた環境下でのトレーニングが多かったです。その中でいかに勝つかという中で身体の動きを覚えていったから、桐生の言う「確かな技術」というのは僕は考えなくてもできます。考えて表現しようとしているうちは海外の選手が相手だと押さえつけられてしまうので、そういうアプローチでは絶対勝てないだろうなと思い、競走のシーンを増やしました。</p>
<p>――フォームをどのように改良して速くなったか。</p>
<p>末續　僕は痛感が鋭くて、「痛い」「嫌だな」「違和感」という3段階くらいあるんですけど、違和感が出る走りというのはあまりいい走りではない。なぜ違和感が出るのかと考えて、身体の向きを変えたりしてそれが出ないように走り方をしていくと、自然とフォームは身につくんです。僕はそうやって痛みやケガにつながらない走りを追求して、フォームに落とし込んでいきました。</p>
<p>桐生　「違和感」と「変化」の違いは難しくて、中高生の時は何かを変えようとすると違和感があります。それをやるかやらないか、迷ったことはあります。この違和感はいい違和感なのか、悪い違和感なのか、何本も走らないとわかりません。自分の中で試行錯誤しながらやってきました。</p>
<p>――走りやフォームを工夫する中で、ピンのないスパイク（METASPRINT／メタスプリント）はどのような効果があるか。</p>
<p>桐生　ピンがないのは大きな違いですが、走り方を靴に合わせようとはしていません。</p>
<p>末續　僕は40歳なので、筋力や反射といったものは落ちてきます。道具の性能に依存しないタイプなので、以前は反発の弱いシューズのほうが多かったですが、この靴は高反発で、ピンがないので、身体がどちらに向かっていいのかを靴のほうがアプローチしてくれます。反発と誘導性が集約されているので、自分はそれに対して努力しなくていい。補ってくれているのを実感します。</p>
<p>桐生　「スパイクに甘えない」というのはあります。中高生で脚が流れるような選手は、ピンがあるとごまかせるんです。この靴を履くことで、どこに接地をすれば進むかを確かめられるのも良いと思います。</p>
<p>――2人ともリレーでの活躍が印象として強い。</p>
<p>桐生　陸上を見始めたのが北京五輪（2008年）。日本の4×100ｍリレー（当時銅メダル、後に銀メダルへ変更）を見て、「あんなに感情的になれるスポーツってすごい」と感動しました。</p>
<p>末續　（2016年リオ五輪を見て）仲が良いな、楽しそうだなと感じました。僕らの仲が悪かったわけではないですが、僕らは「絶対に負けたくない」というライバルが仲間になることの信頼感が絶大だった。リオの4人は我の強さと信頼感のバランスが取れていたのかなと思いました。</p>
<p>　＊　　＊</p>
<p>　末續との対談を終えて「話せて良かった」と振り返った桐生。日本男子短距離界の金字塔を打ち立てたレジェンドとの対談は自身の競技活動への刺激になったようだ。</p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'>
<p>関連記事はありません。</p>
</div>
]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-20890" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg" alt="" width="800" height="493" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01-300x185.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/20201226kiryu-suetsugu01-768x473.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />男子100ｍで日本人初の9秒台（9秒98）をマークした桐生祥秀（日本生命）と、2003年パリ世界選手権男子200ｍ銅メダリストの末續慎吾（EAGLERUN）が12月26日、アシックスのオンラインイベントで対談した。イベントの様子はインターネットでライブ配信され、シューズ購入者の中から選ばれた3人からの質問にも答えるなど、ファンとの交流を楽しんだ。<br />2017年に100ｍで日本記録を塗り替えた桐生と、200ｍで今も20秒03の日本記録を保持する末續。対談では2人のトップスプリンターが「なぜ速く走れるのか」「どんな感覚で走っているか」をテーマに展開された。</p><h2>「なぜ違和感が出るのかと考えた」（末續）<br />「『違和感』と『変化』の違いは難しい」（桐生）</h2><p>――お互いの走りにどんな印象を持っているか。</p><p>末續　走り方というよりは、内面が身体に出る選手だなと思って見ていました。直線的ではなく、回転の良さが出る走り方で、そこは（自分と）似ているかな。</p><p>桐生　末續さんは1歩1歩が的確で、ダイナミックではないけどミスすることがない。きれいな走り方をしているようで、骨盤などがすごく動いている。コーナーの抜け方のテクニックを何回も見たりします。</p><p>末續　うれしい。僕は競走や集団心理が組み込まれた環境下でのトレーニングが多かったです。その中でいかに勝つかという中で身体の動きを覚えていったから、桐生の言う「確かな技術」というのは僕は考えなくてもできます。考えて表現しようとしているうちは海外の選手が相手だと押さえつけられてしまうので、そういうアプローチでは絶対勝てないだろうなと思い、競走のシーンを増やしました。</p><p>――フォームをどのように改良して速くなったか。</p><p>末續　僕は痛感が鋭くて、「痛い」「嫌だな」「違和感」という3段階くらいあるんですけど、違和感が出る走りというのはあまりいい走りではない。なぜ違和感が出るのかと考えて、身体の向きを変えたりしてそれが出ないように走り方をしていくと、自然とフォームは身につくんです。僕はそうやって痛みやケガにつながらない走りを追求して、フォームに落とし込んでいきました。</p><p>桐生　「違和感」と「変化」の違いは難しくて、中高生の時は何かを変えようとすると違和感があります。それをやるかやらないか、迷ったことはあります。この違和感はいい違和感なのか、悪い違和感なのか、何本も走らないとわかりません。自分の中で試行錯誤しながらやってきました。</p><p>――走りやフォームを工夫する中で、ピンのないスパイク（METASPRINT／メタスプリント）はどのような効果があるか。</p><p>桐生　ピンがないのは大きな違いですが、走り方を靴に合わせようとはしていません。</p><p>末續　僕は40歳なので、筋力や反射といったものは落ちてきます。道具の性能に依存しないタイプなので、以前は反発の弱いシューズのほうが多かったですが、この靴は高反発で、ピンがないので、身体がどちらに向かっていいのかを靴のほうがアプローチしてくれます。反発と誘導性が集約されているので、自分はそれに対して努力しなくていい。補ってくれているのを実感します。</p><p>桐生　「スパイクに甘えない」というのはあります。中高生で脚が流れるような選手は、ピンがあるとごまかせるんです。この靴を履くことで、どこに接地をすれば進むかを確かめられるのも良いと思います。</p><p>――2人ともリレーでの活躍が印象として強い。</p><p>桐生　陸上を見始めたのが北京五輪（2008年）。日本の4×100ｍリレー（当時銅メダル、後に銀メダルへ変更）を見て、「あんなに感情的になれるスポーツってすごい」と感動しました。</p><p>末續　（2016年リオ五輪を見て）仲が良いな、楽しそうだなと感じました。僕らの仲が悪かったわけではないですが、僕らは「絶対に負けたくない」というライバルが仲間になることの信頼感が絶大だった。リオの4人は我の強さと信頼感のバランスが取れていたのかなと思いました。</p><p>　＊　　＊</p><p>　末續との対談を終えて「話せて良かった」と振り返った桐生。日本男子短距離界の金字塔を打ち立てたレジェンドとの対談は自身の競技活動への刺激になったようだ。</p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'><p>関連記事はありません。</p></div>]]></content:encoded>


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		<item>
		<title>【アイテム】「ピンなしスプリントシューズ」メタスプリント開発秘話 アシックススポーツ工学研究所の担当者が語る</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 19 May 2020 18:08:00 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[特集]]></category>
		<category><![CDATA[アイテム]]></category>
		<category><![CDATA[桐生祥秀]]></category>
		<category><![CDATA[METASPRINT]]></category>
		<category><![CDATA[アシックス]]></category>
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		<gnf:modified>Mon, 07 Sep 2020 20:11:28 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Mon, 07 Sep 2020 20:11:28 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<h2>「ピンなしスプリントシューズ」メタスプリント開発秘話<br />
アシックススポーツ工学研究所の担当者が語る</h2>
<p>アシックスが長年開発してきたスプリントレース用シューズ「METASPRINT TOKYO（メタスプリント トウキョウ）」が3月末に発表された（発売は6月12日）。これまで陸上競技の試合で使われてきたスパイクシューズとは違い、ピンの代わりにハニカム形状（※蜂の巣のような六角形の集合体）の突起がついたカーボンプレートで地面をグリップする構造だ。同社の研究によればスパイクシューズよりも100ｍ換算で約0.048秒速く走れるという。<br />
従来の常識では考えられないスプリントシューズはどのようにして誕生したのか、開発を担当したアシックススポーツ工学研究所の高島慎吾氏と小塚祐也氏にその裏側を語っていただいた。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9008" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a></p>
<p><span style="font-size: 8pt;">ピンのないスプリントレース用シューズ「METASPRINT（メタスプリント）」を開発したアシックススポーツ工学研究所の小塚祐也氏（右）と高島慎吾氏</span></p>
<h3>スパイクピンの存在は「制約」だった</h3>
<p>これまでスパイクシューズにピンがあるのは当たり前のことだった。その「ピン」をなくす――。そんな逆転の発想が生まれたのは、選手へのヒアリングがきっかけだったという。そこから2020年を見据えたまったく新しいシューズの開発が始まった。</p>
<p><strong>――「METASPRINT（メタスプリント）」は、どのような経緯で開発が始まったのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>小塚祐也</strong>　きっかけは選手に（スパイクの使用感を）ヒアリングしていく中でわかったことですが、従来のスパイクピンの長さや形を選手が自分の好みで選んでいたのです。どうしてそういうことをしているのかと聞くと、ピンの刺さりやすさが違うというコメントが多くありました。そこで我々はピンが刺さったり抜けたりする感覚があるということは、そこに時間のロスがあると考え、その時間をなくすことができれば、より速く走れる靴ができるんじゃないかということで2015年から開発がスタートしました。</p>
<p><strong>――今まであったはずのピンをなくすというのは、どういう着想から生まれたのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>高島慎吾</strong>　ピンがなくてもあまり滑らないというのは、わりと初期の段階でわかったんです。六角形のおろし金のようなアルミのシートがあるのですが、それをカーボンのソールに貼って走ってみると、あまり滑らなかったんです。これはいけるということで、ピンがない構造に着手したのですが、単純にピンをなくすだけだとおもしろくないので、「ピンをなくすことでしかできないものにしたい」というのがありました。<br />
ピンは（陸上競技のルールで）11本以内しかつけられない。ピンは金属ですので、ソールに対して垂直のものしかつけられません。それは制約だと考えました。しかし、プレートを複雑な立体形状にすれば、11本までという制約もなくなります。そこで、必要な場所で必要な方向にグリップできるように複雑な立体形状を設けようとトライしました。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9009" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg" alt="" width="800" height="535" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02-300x201.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02-768x514.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">メタスプリントのプレートにはピンの代わりにハニカム形状の突起がついている</span></p>
<p><strong>――何パターンくらい考えたのですか？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　従来であればこういう製品を作る時は形を描いてモノを作り上げていくのが基本なのですが、これに関しては新しい設計技術にトライしていて、すべて計算式で作り上げていったんです。「ここがダメだ」となるとリアルタイムで形が変わるような技術を使っていまして、パラメトリックデザインと言われるような、コンピュータ上ですべてを設計する新しい技術です。それを使うと短時間でコンピュータが数え切れないくらいのパターンを排出できるため、多くの形に対して検討することができます。</p>
<p><strong>――シミュレーターみたいなことですか？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　そうですね。私のほうで形をリアルタイムにいろいろと変えられるような技術を構築しました。もちろん、それだけだと性能がいいかどうかわからないので、小塚さんとタッグを組ませてもらって。</p>
<p><strong>小塚</strong>　通常のスパイクはピンを配置するところには当然ピンを固定するための土台があって、そこがすごく硬くなってしまうという課題があったんです。ピンをどこに配置するかでソールの硬さがある程度決まってしまうのですが、ピンのないシューズはそういった制約がすべてなくなるので、我々が理想としているソールの硬さや、（プレートを）どう曲げたいのかという希望も実現できるのです。ただ、性能を確認するために10パターンも20パターンもモノとして実際に作り上げようとすると、作るだけでも時間がかかってしまいます。より早く市場に届けるためには、コンピュータシミュレーションを活用して、いかに短い期間で我々の理想の形にできるかがすごく大事でした。</p>
<h3>「１枚のカーボン」がベストだった</h3>
<p>設計でコンピュータを活用することで、トライ＆エラーの工程は大幅に短縮できた。ところが、実際にシューズを作るとなると、そこには高いハードルが立ちふさがった。</p>
<p><strong>――ピンが刺さるという点では、ピンを短くしたり、ピンと立体構造を併用する手もあったと思いますが、そういったことは検討されましたか？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　してないです。研究者という性質上、新しいことをやってみたいという気持ちがあって、中途半端なことをするくらいならなくしちゃえばいいや、と。</p>
<p><strong>小塚</strong>　もう１つ特徴的なのが、カーボンという１つの材料ですべてを作り上げているところです。難しい製造技術ですので、立体形状の高さや角度には制約があって、それをしっかり満たしながらグリップなどの性能面も考慮して作りました。</p>
<p><strong>高島</strong>　はじめの頃は理想形を作ってしまって、全然モノを作れませんでした。</p>
<p>小塚　デジタルで設計していることもあって、理想とした形が設計できても、それをモノにするためのハードルがすごく高かった。デジタル上での設計技術と製造技術という２つのポイントがあって、両方を進めてきたのがこの新シューズです。</p>
<p><strong>――異なる素材を組み合わせるのではなく、カーボンだけにした理由は？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　通常は樹脂のプレートを使うのですが、それだと絶対に（強度が）もたないんですよ。金属のピンでしっかりと地面をとらえているものに対して、樹脂で同じような機能を持たせようとすると、すぐにちぎれたり摩耗してしまったりします。金属に代替できるぐらいに強く、軽いものとしてのカーボンです。カーボンだけでこういった複雑な形状を作り上げるというのを目指していました。逆に言うと、これしか思いつきませんでした。</p>
<p><strong>小塚</strong>　プレートをかなり薄くできたので、他のパーツをつけるための固定部を設けるぐらいであれば、カーボン１枚で作ったほうが薄くて軽くできるので、あえて複合しませんでした。</p>
<p><strong>――ハニカム形状になったのはどの段階ですか？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　初期の時から構想はありました。過去大会でのスパイク開発の知見から、軽量で強度の高いハニカムサンドイッチ構造が、グリップにも使用できるのではないかと試したところ、滑らなかったんです。</p>
<p><strong>小塚</strong>　それが三角形だと特定の方向にしかグリップできないため、いろんな選手の走り方に合った突起を配置できるように、三角形や四角形ではなく、六角形を採用しています。</p>
<p><strong>――全方位に向いてるということですよね。</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　そうです。実は場所ごとに突起の高さや角度をちょっとずつ変えています。ピンだと斜めに刺すのはかなりストレスになるので実現できないんですけど、ピンのない構造だと接地角度に合わせて突起自体を傾けることができるため、カーブもスムーズに走れる構造になっています。</p>
<p><strong>――このシューズを履くことの最大のメリットは？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　やはりタイムに還元してほしいと思っています。ピンをなくす効果としては、人が地面に伝える力をロスさせないというところがあります。地面に刺さっていく時間もロスですけれど、ピンを抜くにもすごく力を使っています。これを刺さずに走ることができれば、そういったところにも還元できるんじゃないかと思います。</p>
<h3>モニタリングを重ねて改良<br />
完成までは40足以上</h3>
<p>プロトタイプを作ってからも、完成までには試行錯誤が続いた。このシューズを作るにあたっては男子100ｍの前日本記録（9秒98）保持者である桐生祥秀（日本生命）の着用テストやヒアリングを繰り返した。そのやり取りの中で40足以上のシューズを製作したという。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9010" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">室内競技場での60ｍ走でスパイクとの差を検証した</span></p>
<p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9012" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">比較実験で使われたのは製品版とは違ってアッパーが白いもの（左）。右が従来のスパイクシューズ</span></p>
<p><strong>――このシューズを開発する上で従来と違った点は？</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　これまでと違ったのは、ピンがない構造というのは初めてだったので、選手が日常的に使った時にどうなるのかを確かめる必要がありました。通常であれば短期のことが多いのですが、今回は長期的な目線で、これで本当に大丈夫なのかを確認するため、選手に長く使ってもらうことを意識しました。</p>
<p><strong>高島</strong>　今回はトップスプリンターだけでなく、一般の選手にも届けたいという想いから、多くの大学生にも協力していただき、長く履いていただきました。最初は５足出して全部壊れて返ってきたりして、そういったことを繰り返しました。</p>
<p><strong>小塚</strong>　一旦設計を見直すフェーズもありましたが、2018年から今までずっとそれを続けていました。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9011" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">開発にあたっては関西地区の大学生アスリートにも協力を仰いだ</span></p>
<p><strong>――桐生選手とはどのようなコミュニケーションを取ってきましたか？</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　やはり、桐生選手の感覚は本当に繊細で研ぎ澄まされているので、「1mm高さが変わるだけで接地の仕方が変わってしまう」というコメントがありました。ソールのどの方向にどういった力がかかるかは事前に把握していたので、それをピンのない構造で実現するためにはどういった形がいいのかをヒアリングして、突起一つひとつの高さや形を選手の声も参考にしながら作り上げました。</p>
<p><strong>――それはいつからですか？</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　2018年です。初めて9秒台を出した思い入れのあるシューズがピンのあるものでしたから、最初に持って行った時はギャップが大きかったと思います。ヒアリングをしながら完成度を高めていく中で、ようやく世界大会で使ってもらえるようなレベルに持ってこられたかなと思います。</p>
<p><strong>――意見をフィードバックしたのは細かい部分ですか？</strong></p>
<p><strong>高島</strong>　こちらの想定と違うところがいくつかありまして、より桐生選手の力の向きに直接的に関わるよう『壁』を配置しています。もちろん、桐生選手自身も進化しているので、ソールの硬さは筋力が上がるにつれて変えていっています。実際に試合で履いてもらうまでには40足以上作りました。</p>
<p><strong>小塚</strong>　すごく感覚が研ぎ澄まされているので、厚さがコンマ何ミリ変わるだけで敏感に反応されるんです。そこをシビアに、一つひとつ対応しました。「これが足りない」となれば準備してきて、どんどん履いてもらって。</p>
<p><strong>高島</strong>　それを40回繰り返して、やっと気に入っていただけるものになったと思います。</p>
<p><strong>――本人の感想は？</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　ピンが刺さる時には時間や力のロスがあるのですが、それがないというのがまず1つ。おもしろいと思ったのが、これを履いてしまうと「ピンがあることに違和感がある」というコメントです。実は、桐生選手は足の裏全体で着地するフラットな着地走法のため、ピンがなくてもいいんじゃないかという話が以前から出ていました。</p>
<p><strong>――履くことでフォームに変化はありますか？</strong></p>
<p><strong>小塚</strong>　「接地を意識するようになった」と言う選手がすごく多いです。普段であれば脚が流れていたところが、ピンがないことを意識して走ることで最後に脚が流れにくくなり、タイムにも直結している選手もいます。これをきっかけに走り方の意識を変えられるところが選手にとってポジティブに働くと思います。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9013" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">ピンがないことで接地が意識しやすくなるという</span></p>
<p>◎構成／山本慎一郎</p>
<p>＜関連記事＞<br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank">アシックスが新コンセプトシューズ「METASPRINT（メタスプリント）」と 「METARACER（メタレーサー）」を発表</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665">ASICSの〝先進的〟レーシングシューズ　METASPRINT（メタスプリント）＆METARACER（メタレーサー）【ＰＲ】</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスのカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/5055" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスの厚底シューズ「GLIDERIDE」</a></p>
<p>＜関連リンク＞<br />
<a href="https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sunrisered2020" rel="noopener noreferrer" target="_blank">SUNRISE RED</a><a href="https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sunrisered2020" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a>（アシックスの特設サイト）</p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'>
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]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<h2>「ピンなしスプリントシューズ」メタスプリント開発秘話<br />アシックススポーツ工学研究所の担当者が語る</h2><p>アシックスが長年開発してきたスプリントレース用シューズ「METASPRINT TOKYO（メタスプリント トウキョウ）」が3月末に発表された（発売は6月12日）。これまで陸上競技の試合で使われてきたスパイクシューズとは違い、ピンの代わりにハニカム形状（※蜂の巣のような六角形の集合体）の突起がついたカーボンプレートで地面をグリップする構造だ。同社の研究によればスパイクシューズよりも100ｍ換算で約0.048秒速く走れるという。<br />従来の常識では考えられないスプリントシューズはどのようにして誕生したのか、開発を担当したアシックススポーツ工学研究所の高島慎吾氏と小塚祐也氏にその裏側を語っていただいた。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9008" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics01-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a></p><p><span style="font-size: 8pt;">ピンのないスプリントレース用シューズ「METASPRINT（メタスプリント）」を開発したアシックススポーツ工学研究所の小塚祐也氏（右）と高島慎吾氏</span></p><h3>スパイクピンの存在は「制約」だった</h3><p>これまでスパイクシューズにピンがあるのは当たり前のことだった。その「ピン」をなくす――。そんな逆転の発想が生まれたのは、選手へのヒアリングがきっかけだったという。そこから2020年を見据えたまったく新しいシューズの開発が始まった。</p><p><strong>――「METASPRINT（メタスプリント）」は、どのような経緯で開発が始まったのでしょうか。</strong></p><p><strong>小塚祐也</strong>　きっかけは選手に（スパイクの使用感を）ヒアリングしていく中でわかったことですが、従来のスパイクピンの長さや形を選手が自分の好みで選んでいたのです。どうしてそういうことをしているのかと聞くと、ピンの刺さりやすさが違うというコメントが多くありました。そこで我々はピンが刺さったり抜けたりする感覚があるということは、そこに時間のロスがあると考え、その時間をなくすことができれば、より速く走れる靴ができるんじゃないかということで2015年から開発がスタートしました。</p><p><strong>――今まであったはずのピンをなくすというのは、どういう着想から生まれたのでしょうか。</strong></p><p><strong>高島慎吾</strong>　ピンがなくてもあまり滑らないというのは、わりと初期の段階でわかったんです。六角形のおろし金のようなアルミのシートがあるのですが、それをカーボンのソールに貼って走ってみると、あまり滑らなかったんです。これはいけるということで、ピンがない構造に着手したのですが、単純にピンをなくすだけだとおもしろくないので、「ピンをなくすことでしかできないものにしたい」というのがありました。<br />ピンは（陸上競技のルールで）11本以内しかつけられない。ピンは金属ですので、ソールに対して垂直のものしかつけられません。それは制約だと考えました。しかし、プレートを複雑な立体形状にすれば、11本までという制約もなくなります。そこで、必要な場所で必要な方向にグリップできるように複雑な立体形状を設けようとトライしました。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg"><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9009" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg" alt="" width="800" height="535" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02-300x201.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics02-768x514.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">メタスプリントのプレートにはピンの代わりにハニカム形状の突起がついている</span></p><p><strong>――何パターンくらい考えたのですか？</strong></p><p><strong>高島</strong>　従来であればこういう製品を作る時は形を描いてモノを作り上げていくのが基本なのですが、これに関しては新しい設計技術にトライしていて、すべて計算式で作り上げていったんです。「ここがダメだ」となるとリアルタイムで形が変わるような技術を使っていまして、パラメトリックデザインと言われるような、コンピュータ上ですべてを設計する新しい技術です。それを使うと短時間でコンピュータが数え切れないくらいのパターンを排出できるため、多くの形に対して検討することができます。</p><p><strong>――シミュレーターみたいなことですか？</strong></p><p><strong>高島</strong>　そうですね。私のほうで形をリアルタイムにいろいろと変えられるような技術を構築しました。もちろん、それだけだと性能がいいかどうかわからないので、小塚さんとタッグを組ませてもらって。</p><p><strong>小塚</strong>　通常のスパイクはピンを配置するところには当然ピンを固定するための土台があって、そこがすごく硬くなってしまうという課題があったんです。ピンをどこに配置するかでソールの硬さがある程度決まってしまうのですが、ピンのないシューズはそういった制約がすべてなくなるので、我々が理想としているソールの硬さや、（プレートを）どう曲げたいのかという希望も実現できるのです。ただ、性能を確認するために10パターンも20パターンもモノとして実際に作り上げようとすると、作るだけでも時間がかかってしまいます。より早く市場に届けるためには、コンピュータシミュレーションを活用して、いかに短い期間で我々の理想の形にできるかがすごく大事でした。</p><h3>「１枚のカーボン」がベストだった</h3><p>設計でコンピュータを活用することで、トライ＆エラーの工程は大幅に短縮できた。ところが、実際にシューズを作るとなると、そこには高いハードルが立ちふさがった。</p><p><strong>――ピンが刺さるという点では、ピンを短くしたり、ピンと立体構造を併用する手もあったと思いますが、そういったことは検討されましたか？</strong></p><p><strong>高島</strong>　してないです。研究者という性質上、新しいことをやってみたいという気持ちがあって、中途半端なことをするくらいならなくしちゃえばいいや、と。</p><p><strong>小塚</strong>　もう１つ特徴的なのが、カーボンという１つの材料ですべてを作り上げているところです。難しい製造技術ですので、立体形状の高さや角度には制約があって、それをしっかり満たしながらグリップなどの性能面も考慮して作りました。</p><p><strong>高島</strong>　はじめの頃は理想形を作ってしまって、全然モノを作れませんでした。</p><p>小塚　デジタルで設計していることもあって、理想とした形が設計できても、それをモノにするためのハードルがすごく高かった。デジタル上での設計技術と製造技術という２つのポイントがあって、両方を進めてきたのがこの新シューズです。</p><p><strong>――異なる素材を組み合わせるのではなく、カーボンだけにした理由は？</strong></p><p><strong>高島</strong>　通常は樹脂のプレートを使うのですが、それだと絶対に（強度が）もたないんですよ。金属のピンでしっかりと地面をとらえているものに対して、樹脂で同じような機能を持たせようとすると、すぐにちぎれたり摩耗してしまったりします。金属に代替できるぐらいに強く、軽いものとしてのカーボンです。カーボンだけでこういった複雑な形状を作り上げるというのを目指していました。逆に言うと、これしか思いつきませんでした。</p><p><strong>小塚</strong>　プレートをかなり薄くできたので、他のパーツをつけるための固定部を設けるぐらいであれば、カーボン１枚で作ったほうが薄くて軽くできるので、あえて複合しませんでした。</p><p><strong>――ハニカム形状になったのはどの段階ですか？</strong></p><p><strong>高島</strong>　初期の時から構想はありました。過去大会でのスパイク開発の知見から、軽量で強度の高いハニカムサンドイッチ構造が、グリップにも使用できるのではないかと試したところ、滑らなかったんです。</p><p><strong>小塚</strong>　それが三角形だと特定の方向にしかグリップできないため、いろんな選手の走り方に合った突起を配置できるように、三角形や四角形ではなく、六角形を採用しています。</p><p><strong>――全方位に向いてるということですよね。</strong></p><p><strong>小塚</strong>　そうです。実は場所ごとに突起の高さや角度をちょっとずつ変えています。ピンだと斜めに刺すのはかなりストレスになるので実現できないんですけど、ピンのない構造だと接地角度に合わせて突起自体を傾けることができるため、カーブもスムーズに走れる構造になっています。</p><p><strong>――このシューズを履くことの最大のメリットは？</strong></p><p><strong>高島</strong>　やはりタイムに還元してほしいと思っています。ピンをなくす効果としては、人が地面に伝える力をロスさせないというところがあります。地面に刺さっていく時間もロスですけれど、ピンを抜くにもすごく力を使っています。これを刺さずに走ることができれば、そういったところにも還元できるんじゃないかと思います。</p><h3>モニタリングを重ねて改良<br />完成までは40足以上</h3><p>プロトタイプを作ってからも、完成までには試行錯誤が続いた。このシューズを作るにあたっては男子100ｍの前日本記録（9秒98）保持者である桐生祥秀（日本生命）の着用テストやヒアリングを繰り返した。そのやり取りの中で40足以上のシューズを製作したという。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9010" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics03-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">室内競技場での60ｍ走でスパイクとの差を検証した</span></p><p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9012" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics05-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">比較実験で使われたのは製品版とは違ってアッパーが白いもの（左）。右が従来のスパイクシューズ</span></p><p><strong>――このシューズを開発する上で従来と違った点は？</strong></p><p><strong>小塚</strong>　これまでと違ったのは、ピンがない構造というのは初めてだったので、選手が日常的に使った時にどうなるのかを確かめる必要がありました。通常であれば短期のことが多いのですが、今回は長期的な目線で、これで本当に大丈夫なのかを確認するため、選手に長く使ってもらうことを意識しました。</p><p><strong>高島</strong>　今回はトップスプリンターだけでなく、一般の選手にも届けたいという想いから、多くの大学生にも協力していただき、長く履いていただきました。最初は５足出して全部壊れて返ってきたりして、そういったことを繰り返しました。</p><p><strong>小塚</strong>　一旦設計を見直すフェーズもありましたが、2018年から今までずっとそれを続けていました。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9011" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics04-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">開発にあたっては関西地区の大学生アスリートにも協力を仰いだ</span></p><p><strong>――桐生選手とはどのようなコミュニケーションを取ってきましたか？</strong></p><p><strong>小塚</strong>　やはり、桐生選手の感覚は本当に繊細で研ぎ澄まされているので、「1mm高さが変わるだけで接地の仕方が変わってしまう」というコメントがありました。ソールのどの方向にどういった力がかかるかは事前に把握していたので、それをピンのない構造で実現するためにはどういった形がいいのかをヒアリングして、突起一つひとつの高さや形を選手の声も参考にしながら作り上げました。</p><p><strong>――それはいつからですか？</strong></p><p><strong>小塚</strong>　2018年です。初めて9秒台を出した思い入れのあるシューズがピンのあるものでしたから、最初に持って行った時はギャップが大きかったと思います。ヒアリングをしながら完成度を高めていく中で、ようやく世界大会で使ってもらえるようなレベルに持ってこられたかなと思います。</p><p><strong>――意見をフィードバックしたのは細かい部分ですか？</strong></p><p><strong>高島</strong>　こちらの想定と違うところがいくつかありまして、より桐生選手の力の向きに直接的に関わるよう『壁』を配置しています。もちろん、桐生選手自身も進化しているので、ソールの硬さは筋力が上がるにつれて変えていっています。実際に試合で履いてもらうまでには40足以上作りました。</p><p><strong>小塚</strong>　すごく感覚が研ぎ澄まされているので、厚さがコンマ何ミリ変わるだけで敏感に反応されるんです。そこをシビアに、一つひとつ対応しました。「これが足りない」となれば準備してきて、どんどん履いてもらって。</p><p><strong>高島</strong>　それを40回繰り返して、やっと気に入っていただけるものになったと思います。</p><p><strong>――本人の感想は？</strong></p><p><strong>小塚</strong>　ピンが刺さる時には時間や力のロスがあるのですが、それがないというのがまず1つ。おもしろいと思ったのが、これを履いてしまうと「ピンがあることに違和感がある」というコメントです。実は、桐生選手は足の裏全体で着地するフラットな着地走法のため、ピンがなくてもいいんじゃないかという話が以前から出ていました。</p><p><strong>――履くことでフォームに変化はありますか？</strong></p><p><strong>小塚</strong>　「接地を意識するようになった」と言う選手がすごく多いです。普段であれば脚が流れていたところが、ピンがないことを意識して走ることで最後に脚が流れにくくなり、タイムにも直結している選手もいます。これをきっかけに走り方の意識を変えられるところが選手にとってポジティブに働くと思います。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-9013" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg" alt="" width="800" height="533" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06.jpg 800w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/20200519asics06-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">ピンがないことで接地が意識しやすくなるという</span></p><p>◎構成／山本慎一郎</p><p>＜関連記事＞<br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank">アシックスが新コンセプトシューズ「METASPRINT（メタスプリント）」と 「METARACER（メタレーサー）」を発表</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />・<a 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					</item>
		<item>
		<title>ASICSの〝先進的〟レーシングシューズ　METASPRINT（メタスプリント）＆METARACER（メタレーサー）／PR</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
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		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 14 Apr 2020 12:55:55 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[PR]]></category>
		<category><![CDATA[アイテム]]></category>
		<category><![CDATA[アシックス]]></category>
		<category><![CDATA[カーボンプレート]]></category>
		<category><![CDATA[桐生祥秀]]></category>
		<category><![CDATA[METASPRINT]]></category>
		<category><![CDATA[METARACER]]></category>
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		<gnf:modified>Wed, 21 Apr 2021 15:48:22 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Wed, 21 Apr 2021 15:48:22 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<p>【PR】<br />
アシックスが2020年6月に新しいシューズを発売する。１つはスパイクピンをなくした短距離レース用モデル「METASPRINT（メタスプリント）」、もう１つはエネルギー消費を抑えながら長距離レースをハイペースで走れるように設計された「METARACER（メタレーサー）」だ。これらは走行時の「エネルギーロスの軽減」を目指して開発。陸上界に旋風を起こすかもしれない。</p>
<p><span style="color: #ff0000;"><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8571" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br />
</span><span style="font-size: 8pt;">スパイクピンのない〝次世代〟短距離モデル「METASPRINT（メタスプリント）TOKYO」</span><span style="color: #ff0000;"><br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8570" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></span><br />
<span style="font-size: 8pt;">ハイスピードレースのエネルギーロスを軽減できる長距離モデル「METARACER（メタレーサー）TOKYO」</span><br />
<span style="color: #ff0000;">※本誌では発売時期を「2020年４月」としていましたが、発売が延期されました。6月12日（金）にオンラインストアと一部店舗で先行販売を開始し、一般販売は6月26日（金）です</span></p>
<h3>理論上は「100ｍが0.048秒速くなる」<br />
短距離用シューズ「METASPRINT」</h3>
<p>METASPRINT（メタスプリント）の開発を始めたきっかけは、選手とのコミュニケーションだった。スパイクシューズの「ピンが刺さる感覚がある」という言葉をヒントに、アシックススポーツ工学研究所では「スパイクシューズのピンが地面に刺さって抜ける動作」を「時間とエネルギーの損失」と考え、それを打開する方法を探った。その結果、約５年の歳月をかけて「ピンのないスプリント用シューズ」が完成することになった。</p>
<p>軽くて耐久性のあるカーボン素材のプレートには、ピンの代わりにハニカム構造（※蜂の巣状の六角形の集合体）の突起を無数に配置。さまざまな角度に向いた突起で地面をグリップする。ピンが刺さらないため、ロスが少なく推進力を得られるのが大きなメリットだ。プレートの硬さもスプリントに適したものに調整されており、一般的なスパイクピンのあるシューズよりもスムーズな走りを実現する。</p>
<p>ピンをなくすことで、片足約136ｇ（26.0cmの場合）と軽量化にも成功。アシックスの検証実験によると、メタスプリントを履いたスプリンターは従来の同社短距離スパイクと比較して平均１秒あたり約6.7cm前に進めることが認められた。これは100ｍ換算で0.046秒速優位に走行できることに相当する（※短距離トップ選手における60ｍ走実験からの100ｍ走換算：アシックス スポーツ工学研究所での実験）。0.01秒単位で勝負が決まることも多い短距離種目において、この数字は決して小さいものではないだろう。</p>
<p>ピンがなくても走れることはトップアスリートがすでに証明している。2019年８月には、男子100ｍ前日本記録（９秒98）保持者の桐生祥秀（日本生命）がこの靴のプロトタイプを使用し、100ｍで10秒05（＋0.9）をマーク。桐生は「僕の走法であるフラット接地に即していて、今はピンレスのほうが自然です」と話す。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8663" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg" alt="" width="969" height="811" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg 969w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint-300x251.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint-768x643.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 969px) 100vw, 969px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">①アシックス独自のピンレス構造</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">独自のハニカム構造の突起を配置したピンレス構造を採用。ピンが刺さって抜けるまでのタイムロスとピンが抜ける際のエネルギーロスを軽減する</span><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">②強くて軽いカーボンプレート</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">プレートには軽くて耐久性のあるカーボン素材を採用。一般的なスパイクに使われる樹脂材料よりも約5倍の強度があり、複雑な形状を実現</span><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">③HL-0メッシュ</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">軽量でやわらかく伸縮性に優れたHL-0（エイチエル－ゼロ）メッシュがバネのような弾力性でエネルギーロスを抑え、フィット性を高める</span></p>
<h3>足首周りの負担を約20％軽減<br />
長距離用シューズ「METARACER」</h3>
<p>一方のMETARACER（メタレーサー）は長距離・マラソンがターゲット。アシックスは長距離の走行時には足首の屈曲動作がエネルギーの消耗につながることを突き止め、その角度変化を小さくすることで効率良く走れるシューズを開発した。<br />
そして、2019年に完成したのが「GUIDESOLE（ガイドソール）」というテクノロジーを採用したMETARIDE（メタライド）だ。ミッドソールを厚くし、母趾球からつま先にかけて高低差と傾斜を設けたことで、足の接地から蹴り出しにかけて身体の重心移動を促しつつ、足首が必要以上に動かないように設計され、走行時のエネルギーロスを軽減する。メタレーサーを履いて走った時は足首周りの負担が約20％軽減されるという。</p>
<p>メタレーサーはトップアスリート向けとしては初めてガイドソールを採用し、軽量で剛性の高いカーボンプレートも内蔵した。このプレートによってソールの変形が抑えられ、安定して効率よく走ることができる。</p>
<p>ミッドソール素材には軽量性と反発性を両立した「FLYTEFOAM（フライトフォーム）」を採用し、厚みがありながらも重さを感じさせない。アウトソールは濡れた路面でも滑りにくい「WET GRIP RUBBER SPONGE（ウェット グリップ ラバー スポンジ）」で、雨や給水で濡れた路面にも対応する。重さも片足約190ｇ（27.0cm）に収まっており、レース終盤まで軽快な走りをアシストしてくれそうだ。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8664" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg" alt="" width="1051" height="948" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg 1051w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-300x271.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-1024x924.jpg 1024w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-768x693.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1051px) 100vw, 1051px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">①GUIDESOLE（ガイドソール）</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">つま先が反り上がった構造で足首周りの負担を約20％軽減</span><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">②CARBON PLATE（カーボンプレート）</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">軽量かつ高剛性のプレートをミッドソールに内蔵。ソールの形状を維持し、ガイドソールとともに重心の移動を促して蹴り出しのスピードを高める</span><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">③WET GRIP RUBBER SPONGE（ウェット グリップ ラバー スポンジ）</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">濡れた路面でも優れたグリップ力を発揮</span><br />
<span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">④MESH UPPER（メッシュアッパー）</span><br />
<span style="font-size: 8pt;">斜め裁断メッシュのアッパーとつま先に設けられたマジックベンチレーションでシューズ内の温度上昇を抑える</span></p>
<p>メタスプリントの開発が始まったのは2015年、メタレーサーは2014年。2020年を見据え、アシックスでは長い時間をかけて研究が重ねられた。もちろん、その背景には同社がこれまでに蓄積してきた膨大なノウハウとテクノロジーがある。それらが凝縮され、先進的なギアが誕生した。</p>
<p>アシックスの「META」シリーズが、アスリートを次なる次元へと引き上げることだろう。</p>
<h2>アスリートの声</h2>
<p>●桐生祥秀（日本生命／男子100ｍ前日本記録保持者）<br />
「METASPRINTは僕の走法であるフラット着地に即していて、ピンが刺さる時間、抜ける時間が削減できる。今はピンレスのほうが自然です」<br />
●エマ・ベイツ（米国／女子マラソン選手）<br />
「METARACERを着用したマラソンレースの後半、いつもより疲労感が少ないことに気づきました。特に太腿の前側がいつもより疲れていませんでした」</p>
<h2>アシックススポーツ工学研究所より</h2>
<p>●原野健一（アシックス執行役員兼アシックススポーツ工学研究所所長）<br />
「今回発売する最新シューズはアスリートのパフォーマンスを向上させると同時に、競技中のアスリートの足や身体を守るという当社の姿勢を体現しています」<br />
●小塚祐也（METASPRINT開発担当）<br />
「METASPRINTをきっかけに、走り方の意識を変えられると思います。突起は少しずつ角度がついていて、カーブもスムーズに走れる構造になっています」<br />
●高島慎吾（METASPRINT開発担当）<br />
「ピンが地面に刺さる時間もロスですが、ピンを抜くにも力を使います。METASPRINTはピンを刺さずに走れるため、タイム短縮にも貢献できると思います。</p>
<p>＜関連記事＞<br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【トピックス】 「ピンなしスプリントシューズ」開発秘話 アシックススポーツ工学研究所の担当者が語る</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【トピックス】 アシックスが新コンセプトシューズ「METASPRINT（メタスプリント）」と 「METARACER（メタレーサー）」を発表</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【アイテム紹介】緻密に計算されたカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a></p>
<p>＜関連リンク＞<br />
・<a href="https://corp.asics.com/jp/press/article/2020-03-31-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース（アシックス公式サイト）</a></p>
<p>※この記事は4月14日発売の<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8648" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『月刊陸上競技』2020年5月号</a>に掲載されています<br />
<iframe loading="lazy" src="https://getsuriku.theshop.jp/items/27922133/widget/large" width="320" height="480" frameborder="0"></iframe></p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'>
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</div>
]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<p>【PR】<br />アシックスが2020年6月に新しいシューズを発売する。１つはスパイクピンをなくした短距離レース用モデル「METASPRINT（メタスプリント）」、もう１つはエネルギー消費を抑えながら長距離レースをハイペースで走れるように設計された「METARACER（メタレーサー）」だ。これらは走行時の「エネルギーロスの軽減」を目指して開発。陸上界に旋風を起こすかもしれない。</p><p><span style="color: #ff0000;"><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8571" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br /></span><span style="font-size: 8pt;">スパイクピンのない〝次世代〟短距離モデル「METASPRINT（メタスプリント）TOKYO」</span><span style="color: #ff0000;"><br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8570" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a></span><br /><span style="font-size: 8pt;">ハイスピードレースのエネルギーロスを軽減できる長距離モデル「METARACER（メタレーサー）TOKYO」</span><br /><span style="color: #ff0000;">※本誌では発売時期を「2020年４月」としていましたが、発売が延期されました。6月12日（金）にオンラインストアと一部店舗で先行販売を開始し、一般販売は6月26日（金）です</span></p><h3>理論上は「100ｍが0.048秒速くなる」<br />短距離用シューズ「METASPRINT」</h3><p>METASPRINT（メタスプリント）の開発を始めたきっかけは、選手とのコミュニケーションだった。スパイクシューズの「ピンが刺さる感覚がある」という言葉をヒントに、アシックススポーツ工学研究所では「スパイクシューズのピンが地面に刺さって抜ける動作」を「時間とエネルギーの損失」と考え、それを打開する方法を探った。その結果、約５年の歳月をかけて「ピンのないスプリント用シューズ」が完成することになった。</p><p>軽くて耐久性のあるカーボン素材のプレートには、ピンの代わりにハニカム構造（※蜂の巣状の六角形の集合体）の突起を無数に配置。さまざまな角度に向いた突起で地面をグリップする。ピンが刺さらないため、ロスが少なく推進力を得られるのが大きなメリットだ。プレートの硬さもスプリントに適したものに調整されており、一般的なスパイクピンのあるシューズよりもスムーズな走りを実現する。</p><p>ピンをなくすことで、片足約136ｇ（26.0cmの場合）と軽量化にも成功。アシックスの検証実験によると、メタスプリントを履いたスプリンターは従来の同社短距離スパイクと比較して平均１秒あたり約6.7cm前に進めることが認められた。これは100ｍ換算で0.046秒速優位に走行できることに相当する（※短距離トップ選手における60ｍ走実験からの100ｍ走換算：アシックス スポーツ工学研究所での実験）。0.01秒単位で勝負が決まることも多い短距離種目において、この数字は決して小さいものではないだろう。</p><p>ピンがなくても走れることはトップアスリートがすでに証明している。2019年８月には、男子100ｍ前日本記録（９秒98）保持者の桐生祥秀（日本生命）がこの靴のプロトタイプを使用し、100ｍで10秒05（＋0.9）をマーク。桐生は「僕の走法であるフラット接地に即していて、今はピンレスのほうが自然です」と話す。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8663" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg" alt="" width="969" height="811" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint.jpg 969w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint-300x251.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metasprint-768x643.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 969px) 100vw, 969px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">①アシックス独自のピンレス構造</span><br /><span style="font-size: 8pt;">独自のハニカム構造の突起を配置したピンレス構造を採用。ピンが刺さって抜けるまでのタイムロスとピンが抜ける際のエネルギーロスを軽減する</span><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">②強くて軽いカーボンプレート</span><br /><span style="font-size: 8pt;">プレートには軽くて耐久性のあるカーボン素材を採用。一般的なスパイクに使われる樹脂材料よりも約5倍の強度があり、複雑な形状を実現</span><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">③HL-0メッシュ</span><br /><span style="font-size: 8pt;">軽量でやわらかく伸縮性に優れたHL-0（エイチエル－ゼロ）メッシュがバネのような弾力性でエネルギーロスを抑え、フィット性を高める</span></p><h3>足首周りの負担を約20％軽減<br />長距離用シューズ「METARACER」</h3><p>一方のMETARACER（メタレーサー）は長距離・マラソンがターゲット。アシックスは長距離の走行時には足首の屈曲動作がエネルギーの消耗につながることを突き止め、その角度変化を小さくすることで効率良く走れるシューズを開発した。<br />そして、2019年に完成したのが「GUIDESOLE（ガイドソール）」というテクノロジーを採用したMETARIDE（メタライド）だ。ミッドソールを厚くし、母趾球からつま先にかけて高低差と傾斜を設けたことで、足の接地から蹴り出しにかけて身体の重心移動を促しつつ、足首が必要以上に動かないように設計され、走行時のエネルギーロスを軽減する。メタレーサーを履いて走った時は足首周りの負担が約20％軽減されるという。</p><p>メタレーサーはトップアスリート向けとしては初めてガイドソールを採用し、軽量で剛性の高いカーボンプレートも内蔵した。このプレートによってソールの変形が抑えられ、安定して効率よく走ることができる。</p><p>ミッドソール素材には軽量性と反発性を両立した「FLYTEFOAM（フライトフォーム）」を採用し、厚みがありながらも重さを感じさせない。アウトソールは濡れた路面でも滑りにくい「WET GRIP RUBBER SPONGE（ウェット グリップ ラバー スポンジ）」で、雨や給水で濡れた路面にも対応する。重さも片足約190ｇ（27.0cm）に収まっており、レース終盤まで軽快な走りをアシストしてくれそうだ。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8664" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg" alt="" width="1051" height="948" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer.jpg 1051w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-300x271.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-1024x924.jpg 1024w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/2020-05metaracer-768x693.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1051px) 100vw, 1051px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">①GUIDESOLE（ガイドソール）</span><br /><span style="font-size: 8pt;">つま先が反り上がった構造で足首周りの負担を約20％軽減</span><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">②CARBON PLATE（カーボンプレート）</span><br /><span style="font-size: 8pt;">軽量かつ高剛性のプレートをミッドソールに内蔵。ソールの形状を維持し、ガイドソールとともに重心の移動を促して蹴り出しのスピードを高める</span><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">③WET GRIP RUBBER SPONGE（ウェット グリップ ラバー スポンジ）</span><br /><span style="font-size: 8pt;">濡れた路面でも優れたグリップ力を発揮</span><br /><span style="font-size: 8pt; color: #ff0000;">④MESH UPPER（メッシュアッパー）</span><br /><span style="font-size: 8pt;">斜め裁断メッシュのアッパーとつま先に設けられたマジックベンチレーションでシューズ内の温度上昇を抑える</span></p><p>メタスプリントの開発が始まったのは2015年、メタレーサーは2014年。2020年を見据え、アシックスでは長い時間をかけて研究が重ねられた。もちろん、その背景には同社がこれまでに蓄積してきた膨大なノウハウとテクノロジーがある。それらが凝縮され、先進的なギアが誕生した。</p><p>アシックスの「META」シリーズが、アスリートを次なる次元へと引き上げることだろう。</p><h2>アスリートの声</h2><p>●桐生祥秀（日本生命／男子100ｍ前日本記録保持者）<br />「METASPRINTは僕の走法であるフラット着地に即していて、ピンが刺さる時間、抜ける時間が削減できる。今はピンレスのほうが自然です」<br />●エマ・ベイツ（米国／女子マラソン選手）<br />「METARACERを着用したマラソンレースの後半、いつもより疲労感が少ないことに気づきました。特に太腿の前側がいつもより疲れていませんでした」</p><h2>アシックススポーツ工学研究所より</h2><p>●原野健一（アシックス執行役員兼アシックススポーツ工学研究所所長）<br />「今回発売する最新シューズはアスリートのパフォーマンスを向上させると同時に、競技中のアスリートの足や身体を守るという当社の姿勢を体現しています」<br />●小塚祐也（METASPRINT開発担当）<br />「METASPRINTをきっかけに、走り方の意識を変えられると思います。突起は少しずつ角度がついていて、カーブもスムーズに走れる構造になっています」<br />●高島慎吾（METASPRINT開発担当）<br />「ピンが地面に刺さる時間もロスですが、ピンを抜くにも力を使います。METASPRINTはピンを刺さずに走れるため、タイム短縮にも貢献できると思います。</p><p>＜関連記事＞<br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【トピックス】 「ピンなしスプリントシューズ」開発秘話 アシックススポーツ工学研究所の担当者が語る</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【トピックス】 アシックスが新コンセプトシューズ「METASPRINT（メタスプリント）」と 「METARACER（メタレーサー）」を発表</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【アイテム紹介】緻密に計算されたカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a></p><p>＜関連リンク＞<br />・<a href="https://corp.asics.com/jp/press/article/2020-03-31-1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">プレスリリース（アシックス公式サイト）</a></p><p>※この記事は4月14日発売の<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8648" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『月刊陸上競技』2020年5月号</a>に掲載されています<br /><iframe loading="lazy" src="https://getsuriku.theshop.jp/items/27922133/widget/large" width="320" height="480" frameborder="0"></iframe></p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'><p>関連記事はありません。</p></div>]]></content:encoded>


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		<item>
		<title>【アイテム】 アシックスが新コンセプトシューズ「METASPRINT（メタスプリント）」と 「METARACER（メタレーサー）」を発表</title>
		<gnf:category>sports</gnf:category>
		<media:status state="active" />
		<link>https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8573</link>

		
		<dc:creator><![CDATA[月陸編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 31 Mar 2020 15:25:23 +0900</pubDate>
				<category><![CDATA[アイテム]]></category>
		<category><![CDATA[桐生祥秀]]></category>
		<category><![CDATA[METASPRINT]]></category>
		<category><![CDATA[METARACER]]></category>
		<category><![CDATA[アシックス]]></category>
		<category><![CDATA[大石港与]]></category>
		<category><![CDATA[カーボンプレート]]></category>
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		<gnf:modified>Wed, 02 Dec 2020 16:12:40 +0900</gnf:modified>
		<oa:lastPubDate>Wed, 02 Dec 2020 16:12:40 +0900</oa:lastPubDate>

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				<description><![CDATA[<h2>【アイテム】<br />
アシックスが新コンセプトシューズ<br />
「METASPRINT（メタスプリント）」と<br />
「METARACER（メタレーサー）」を発表</h2>
<h1>「エネルギーロスの減少」にこだわったトップモデル</h1>
<p>アシックスは3月31日、スパイクピンのないスプリントレース用シューズ「METASPRINT（メタスプリント）TOKYO」と、走行効率を高めた構造を採用した長距離レース用シューズ「METARACER（メタレーサー）TOKYO」を発表した。発売開始は4月17日で、価格はメタスプリントが36,000円、メタレーサーが20,000円（ともに税別）。<br />
どちらもトップ選手の使用を前提に、走行時の「ロスをなくす」ための画期的なテクノロジーが搭載されている。アシックスの長年にわたる研究の成果は、最新シューズにどのようなかたちで反映されたのだろうか。</p>
<p>＜5月22日追記＞<br />
<span style="color: #ff0000;">※発売が延期されました。6月12日（金）にオンラインストアと一部店舗で先行販売を開始し、一般販売は6月26日（金）です</span></p>
<p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8569" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg" alt="" width="749" height="1000" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg 749w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01-225x300.jpg 225w" sizes="auto, (max-width: 749px) 100vw, 749px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">スパイクピンのないスプリントレース用シューズ「METASPRINT（メタスプリント）TOKYO」</span><br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics04.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8572" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics04.jpg" alt="" width="1000" height="750" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics04.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics04-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics04-768x576.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">長距離レース用シューズ「METARACER（メタレーサー）TOKYO」</span></p>
<h3>ピンのないスプリントシューズ「メタスプリント」<br />
検証実験ではタイムが100ｍ換算0.048秒短縮</h3>
<p>メタスプリントは、従来型のスパイクシューズでは「ピンが地面に刺さる感覚がある」というアスリートの声をきっかけに、2015年夏から開発がスタートした。ピンがトラックに刺さって抜ける、というスパイクとして当たり前の動作さえも「ロス」と捉え、それを打開する方法を探ったのだ。</p>
<p>開発初期の段階で、靴底にあるプレートがカーボン素材であれば、ピンを使わなくともグリップ力の高いシューズが作れることが判明し、コンピュータ上で計算をしながらデザインを決めていったという。</p>
<p>カーボン素材をベースとしたプレートには、ピンの代わりにハニカム構造の突起が無数に設けられている。突起は走行時の力のかかり方に合わせてさまざまな角度が存在し、地面を「点」ではなく「線」でとらえるという着想だ。これによって接地時のロスを減らし、タイムの短縮を狙っている。また、ピンをなくすことで片足約136ｇ（26.0cm）と軽量化にも成功した。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8571" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">ハニカム構造の突起で地面をグリップする</span><br />
アシックスのスパイクシューズ「SONICSPRINT ELITE（ソニックスプリントエリート）」との比較実験では、メタスプリントを履いた場合は1秒あたり6.7cm前に進めるという。100ｍ換算では0.048秒縮まる計算だ。スプリント種目は100分の1秒単位で勝負が決まることも珍しくないため、この数字は決して小さいものではないだろう。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics05.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8578" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics05.jpg" alt="" width="1000" height="667" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics05.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics05-300x200.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics05-768x512.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">スパイクとの比較実験では、メタスプリントを履いた場合はタイムが平均で0.67％縮まるという結果が出た</span></p>
<p>昨年8月には男子100ｍ前日本記録保持者の桐生祥秀（日本生命）がこの「メタスプリント」のプロトタイプを使用し、100ｍで10秒05（＋0.9）をマークしている。桐生は「僕の走法であるフラット接地に即していて、今はピンレスのほうが自然です」とコメント。ピンがなくても走れることはトップアスリートがすでに証明している。</p>
<p>アシックス執行役員兼アシックススポーツ工学研究所の原野健一所長は「研究成果を目の当たりにするにつれ、アシックス史上革新的な陸上スプリントシューズになり得ることを確信しました」と自信を見せる。</p>
<h3>足首周りの負担を約20％軽減する「メタレーサー」</h3>
<p>一方のメタレーサーは「GUIDESOLE（ガイドソール）」という走行効率を高めるソール構造を搭載。昨年2月に発売された「METARIDE（メタライド）」などがすでにこのテクノロジーを導入しているが、トップ選手向けレース用シューズでは初採用となる。</p>
<p>アシックスが「走行時のロスを減らす」というコンセプトでランニングシューズを構造から見直す研究を始めたのは2014年。その第1弾として19年2月にメタライドを発売し、その後は9月に「GLIDERIDE（グライドライド）」、今年2月に「EVORIDE（エボライド）」と初級者向けモデルから徐々にターゲット層を上げていき、このたびトップモデルのメタレーサーを完成させた。</p>
<p>アシックスの研究によれば、走行時は足首が屈曲することでエネルギーを消耗している。そこで、厚みのあるミッドソールの前足部に傾斜と高低差を設けることで、蹴り出しの際の足首の角度変化を抑え、エネルギーを温存できる構造とした。この「ガイドソール」のメカニズムによって足首周りの負担は約20％軽減されるという。<br />
<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8570" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br />
<span style="font-size: 8pt;">厚みのあるミッドソールの前足部に傾斜と高低差が設けられている</span></p>
<p>さらに、メタレーサーはミッドソールにカーボンプレートを内蔵。プレートによってソールの変形を抑え、反発力を高めている。ガイドソールとカーボンプレートを組み合わせたシューズはメタレーサーが初めてだ。</p>
<p>また、ミッドソールの素材は軽量性と反発性を両立した「FLYTEFORM（フライトフォーム）」で、重さは片足約190ｇ（27.0cm）。並行して展開している薄底のレース用モデルよりは若干重いものの、ソールの厚さを考えると極限まで無駄をそぎ落とした結果と言える。</p>
<p>3月の東京マラソンではメタレーサーを履いた大石港与（トヨタ自動車）が自己記録を1分47秒短縮する2時間8分52秒をマーク。正月の駅伝でも一部の選手がプロトタイプを着用しており、なかにはトラックの10000ｍの自己記録とほぼ同じペースで起伏のある20km超の区間を走り切った選手もいた。これらの結果はアスリートの努力の賜物だが、シューズがそれをアシストした可能性は十分にあるだろう。</p>
<p>女子選手でも昨年のシカゴ・マラソンで2時間25分27秒の自己新をマークして4位に入ったエマ・ベイツ（米国）が愛用。「着用したレースの後半、いつもより疲労感が少ないことに気づきました。特に、太腿の前側がいつもより疲れていませんでした」と話している。</p>
<p>メタスプリントとメタレーサーに共通するのは「ロスをなくす」こと。どちらもアシックスが長年蓄積したノウハウとテクノロジーをベースに、新たな発想でチャレンジしたことから生まれたプロダクトだ。この2020年に登場した「METAシリーズ」が、今後は陸上界の新たなスタンダードになるかもしれない。</p>
<p>文／山本慎一郎<br />
【ＰＲ】</p>
<p>＜関連記事＞<br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスのカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【アイテム】 「ピンなしスプリントシューズ」メタスプリント開発秘話</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【ＰＲ】ASICSの〝先進的〟レーシングシューズ　METASPRINT（メタスプリント）＆METARACER（メタレーサー）</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/5055">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスの厚底シューズ「GLIDERIDE」</a><br />
・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスのカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a></p>
<p>＜関連リンク＞<br />
<a href="https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sunrisered2020" target="_blank" rel="noopener noreferrer">SUNRISE RED（アシックス公式サイトの紹介ページ）</a></p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'>
<p>関連記事はありません。</p>
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]]></description>
		<content:encoded><![CDATA[<h2>【アイテム】<br />アシックスが新コンセプトシューズ<br />「METASPRINT（メタスプリント）」と<br />「METARACER（メタレーサー）」を発表</h2><h1>「エネルギーロスの減少」にこだわったトップモデル</h1><p>アシックスは3月31日、スパイクピンのないスプリントレース用シューズ「METASPRINT（メタスプリント）TOKYO」と、走行効率を高めた構造を採用した長距離レース用シューズ「METARACER（メタレーサー）TOKYO」を発表した。発売開始は4月17日で、価格はメタスプリントが36,000円、メタレーサーが20,000円（ともに税別）。<br />どちらもトップ選手の使用を前提に、走行時の「ロスをなくす」ための画期的なテクノロジーが搭載されている。アシックスの長年にわたる研究の成果は、最新シューズにどのようなかたちで反映されたのだろうか。</p><p>＜5月22日追記＞<br /><span style="color: #ff0000;">※発売が延期されました。6月12日（金）にオンラインストアと一部店舗で先行販売を開始し、一般販売は6月26日（金）です</span></p><p><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8569" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg" alt="" width="749" height="1000" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics01.jpg 749w, 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/>検証実験ではタイムが100ｍ換算0.048秒短縮</h3><p>メタスプリントは、従来型のスパイクシューズでは「ピンが地面に刺さる感覚がある」というアスリートの声をきっかけに、2015年夏から開発がスタートした。ピンがトラックに刺さって抜ける、というスパイクとして当たり前の動作さえも「ロス」と捉え、それを打開する方法を探ったのだ。</p><p>開発初期の段階で、靴底にあるプレートがカーボン素材であれば、ピンを使わなくともグリップ力の高いシューズが作れることが判明し、コンピュータ上で計算をしながらデザインを決めていったという。</p><p>カーボン素材をベースとしたプレートには、ピンの代わりにハニカム構造の突起が無数に設けられている。突起は走行時の力のかかり方に合わせてさまざまな角度が存在し、地面を「点」ではなく「線」でとらえるという着想だ。これによって接地時のロスを減らし、タイムの短縮を狙っている。また、ピンをなくすことで片足約136ｇ（26.0cm）と軽量化にも成功した。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8571" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics03-300x225.jpg 300w, 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1000px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">スパイクとの比較実験では、メタスプリントを履いた場合はタイムが平均で0.67％縮まるという結果が出た</span></p><p>昨年8月には男子100ｍ前日本記録保持者の桐生祥秀（日本生命）がこの「メタスプリント」のプロトタイプを使用し、100ｍで10秒05（＋0.9）をマークしている。桐生は「僕の走法であるフラット接地に即していて、今はピンレスのほうが自然です」とコメント。ピンがなくても走れることはトップアスリートがすでに証明している。</p><p>アシックス執行役員兼アシックススポーツ工学研究所の原野健一所長は「研究成果を目の当たりにするにつれ、アシックス史上革新的な陸上スプリントシューズになり得ることを確信しました」と自信を見せる。</p><h3>足首周りの負担を約20％軽減する「メタレーサー」</h3><p>一方のメタレーサーは「GUIDESOLE（ガイドソール）」という走行効率を高めるソール構造を搭載。昨年2月に発売された「METARIDE（メタライド）」などがすでにこのテクノロジーを導入しているが、トップ選手向けレース用シューズでは初採用となる。</p><p>アシックスが「走行時のロスを減らす」というコンセプトでランニングシューズを構造から見直す研究を始めたのは2014年。その第1弾として19年2月にメタライドを発売し、その後は9月に「GLIDERIDE（グライドライド）」、今年2月に「EVORIDE（エボライド）」と初級者向けモデルから徐々にターゲット層を上げていき、このたびトップモデルのメタレーサーを完成させた。</p><p>アシックスの研究によれば、走行時は足首が屈曲することでエネルギーを消耗している。そこで、厚みのあるミッドソールの前足部に傾斜と高低差を設けることで、蹴り出しの際の足首の角度変化を抑え、エネルギーを温存できる構造とした。この「ガイドソール」のメカニズムによって足首周りの負担は約20％軽減されるという。<br /><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8570" src="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg" alt="" width="1000" height="749" srcset="https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02.jpg 1000w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-300x225.jpg 300w, https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-0331asics02-768x575.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></a><br /><span style="font-size: 8pt;">厚みのあるミッドソールの前足部に傾斜と高低差が設けられている</span></p><p>さらに、メタレーサーはミッドソールにカーボンプレートを内蔵。プレートによってソールの変形を抑え、反発力を高めている。ガイドソールとカーボンプレートを組み合わせたシューズはメタレーサーが初めてだ。</p><p>また、ミッドソールの素材は軽量性と反発性を両立した「FLYTEFORM（フライトフォーム）」で、重さは片足約190ｇ（27.0cm）。並行して展開している薄底のレース用モデルよりは若干重いものの、ソールの厚さを考えると極限まで無駄をそぎ落とした結果と言える。</p><p>3月の東京マラソンではメタレーサーを履いた大石港与（トヨタ自動車）が自己記録を1分47秒短縮する2時間8分52秒をマーク。正月の駅伝でも一部の選手がプロトタイプを着用しており、なかにはトラックの10000ｍの自己記録とほぼ同じペースで起伏のある20km超の区間を走り切った選手もいた。これらの結果はアスリートの努力の賜物だが、シューズがそれをアシストした可能性は十分にあるだろう。</p><p>女子選手でも昨年のシカゴ・マラソンで2時間25分27秒の自己新をマークして4位に入ったエマ・ベイツ（米国）が愛用。「着用したレースの後半、いつもより疲労感が少ないことに気づきました。特に、太腿の前側がいつもより疲れていませんでした」と話している。</p><p>メタスプリントとメタレーサーに共通するのは「ロスをなくす」こと。どちらもアシックスが長年蓄積したノウハウとテクノロジーをベースに、新たな発想でチャレンジしたことから生まれたプロダクトだ。この2020年に登場した「METAシリーズ」が、今後は陸上界の新たなスタンダードになるかもしれない。</p><p>文／山本慎一郎<br />【ＰＲ】</p><p>＜関連記事＞<br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスのカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【アイテム】 「ピンなしスプリントシューズ」メタスプリント開発秘話</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9014" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【ＰＲ】ASICSの〝先進的〟レーシングシューズ　METASPRINT（メタスプリント）＆METARACER（メタレーサー）</a><a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/8665" rel="noopener noreferrer" target="_blank"></a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/5055">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスの厚底シューズ「GLIDERIDE」</a><br />・<a href="https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/9459" rel="noopener noreferrer" target="_blank">【シューズレポ】サブスリー編集者が語る!! アシックスのカーボンプレート搭載シューズ「METARACER（メタレーサー）」</a></p><p>＜関連リンク＞<br /><a href="https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/sunrisered2020" target="_blank" rel="noopener noreferrer">SUNRISE RED（アシックス公式サイトの紹介ページ）</a></p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss 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