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2026.11.07

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北口榛花のやり投教室開催「私にとっても貴重な時間」経験を基に一人ひとりと向き合う
北口榛花のやり投教室開催「私にとっても貴重な時間」経験を基に一人ひとりと向き合う

子供たちを指導する北口榛花(はるかなる教室Supported by JAL千葉会場)

女子やり投の北口榛花(JAL)が主催するやり投に特化した「はるかなる教室Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ)の千葉会場が11月7日に行われた。

このイベントはパリ五輪金メダリストの北口が「これからの陸上界を担う子供たちに自分の経験や技術を継承していきたい」と昨年スタートさせ、今年で2年連続。10月の大阪会場に続いて千葉でも開催された。

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この日は午前中に初心者クラスとして未経験の中学生、午後は「スペシャリストクラス」として「やり投で世界を目指す、と本気で考え競技に取組んでいる中学生以上の選手」と年齢制限を設けずに募集し、全国から集まった。

初心者クラスはウォーミングアップのあと、足の着き方から指導がスタート。「定規の目盛りのように、1~10までの間にも細かい目盛りがある。それをすべて感じながら踵からつま先まで着いてみよう」とアドバイスを送った。

その接地の感覚を大事にしながら、スキップなどに移行。ハンドボール投げで肩をならしたあとは、実際にやり投を体験する時間に。やりを触ったことがあっても、投げるのは初めてという中学生ばかり。実際のやりに加え、チェコで知った竹製の軽量のやりなどを使い、「まずはやってみよう」と細かな技術抜きに投げ、その後は握り方や北口自身も取り組んでいる「走って投げる」の基本を伝授した。

さらに、参加者たちによる“記録会”も開催。優勝した選手には、メディアにも協力要請があり、「優勝インタビュー」も。大勢のメディアに囲まれながら取材対応にもチャレンジした。これは「アスリートにとって特別な活動の一つ。これから日本のトップクラスになったり、世界に出たりしてほしいですし、メディア対応は必要なことで、経験してほしい」という思いから北口が考えたサプライズ企画。「しっかり自分の気持ちを話してくれていました」と見守った。

スペシャリストクラスには高校生、大学生など厳選された10名が参加。同じようにウォーミングアップや接地の感覚を確認したあとは、「走る時もクロスステップも、踵を着かずに接地します。だるまさんが転んだをするので、必ず片足のつま先で止まってください!」とゲームをしながら感覚を養っていた。

次に、その感覚をハードルドリルに落とし込み、「大きく動きだけでなく、速く動くことを忘れないように」と伝えた。実際に北口が見本を見せると、「あまりうまくないけど」と笑いつつ、さすがの身体の使い方とキレ味を披露していた。

ハンドボール投げの後はスパイクを履いてクロスステップからの投げを一人ずつチェック。高校生以上でシーズン終了したばかりの時期と言うこともあり競争はせず。一人ずつ投げをチェックし、丁寧にアドバイスを送った。

その時々で“金言”も。質問がなければ「チャンスは自分でつかまないといけない。今日がチャンスだと思って言葉にしよう」と伝え、ケガ気味の参加者もいるなか「健康に、元気でいるのが一番。ハードにやるのも大事だけど、スマートに賢く練習するのも大切です」と言い、残念ながら見学になった子には「私もケガをしたから気持ちはよくわかるけど、焦らずにステップを飛ばさずにやれることをやろう」と言葉をかけた。

また、質疑応答の時間でも「緊張してしまう」「大きな大会で結果を出すには?」と聞かれ、「大きな大会でも、実は特別じゃない。やってきたことを信じていつも通りやるだけ」と答えた。

両部とも、終了後には参加者全員に1人ずつサインと写真撮影に応じて教室を終えた。

中学生の部に参加した青木佑真さん(中2)は、ジャベリックスローで今年のU16大会2位の実力者。「北口さんは神様みたいな人。笑顔もあふれていて本当に素敵でした。初めて投げたので緊張しましたが、基礎から学べて経験になりました」と笑顔を見せ「まずは思いっきりやってみよう、という言葉が印象に残っています」と語った。

また、普段は砲丸投を専門とする大島美咲さん(中3)は「やり投なら北口さんのように世界で活躍できるかもしれない」と参加。「ラインのギリギリでなく、余裕を持って投げればいいとアドバイスをもらって投げたら結構飛びました」と目を輝かせる。「高校でも砲丸投とやり投をやりたいですし、いずれは世界の舞台で戦えるようなやり投選手になりたい」と力強く語った。

スペシャリストクラスには、今年のインターハイとあおもり国スポ(少年A)で入賞している鈴丸悠(高3)が参加。「昨年も参加したかったのですが大会が重なっていたで初めて参加しました」と話し、「腰が反ってしまうクセがあるのですが、身体を少し前に倒すなど、アドバイスをもらってうまくできました」と言い、「今回の経験を部活の友達にも伝えたいです」と良い機会となった様子だった。

北口と同じ北海道から参加した上田志保さん(高2)も「昨年も参加予定だったのですがスケジュールが大会と重なって出られなかったので、今年こそはと思っていました」と念願の参加。「投げるだけではなく、そのための土台や感覚を大切にされているのだとわかりました」と大きな刺激を受けていた。将来は「北口さんのようにみんなから愛される選手になって、実力もつけていきたい」と力を込めた。

2年目を迎え「昨年の反省点を生かして行おうと思ったのですが、まだまだニーズに応えられたか不安です」と北口。特にスペシャリストコースは「周知の仕方もそうだし、選手に対して何をすべきかつかみ切れていない」と試行錯誤している。それでも、昨年も参加した子どもからは「去年よりも具体的で細かいところまで教えてもらえました」と満足した様子だった。

参加者たちの笑顔に「こういう機会がないと子どもたちと一緒にやり投げをする機会もないのですごく貴重な時間」と話す北口。今年から男子世界記録保持者のヤン・ゼレズニー・コーチに指導を受けているため「去年とは違うこともあるかもしれませんが、その時々で大事だと思っていることを伝えたい。それが『走って投げる』というのが一つのテーマでした」と明かす。

その上で中学生には「細かいことは言わずに思いっきり遠くに投げること」、スペシャリストコースの参加者には「それぞれ悩みもあると思いますし、一人ひとりできるだけ答えたいと思っていました」と、北口自身の経験を伝えていた。

昨年は右肘の故障があったが、今季は進化した姿を見せた。9月の世界アルティメット選手権で3年ぶりの日本記録更新となる68m92(世界歴代10位)を投げて初代女王に輝き、名古屋アジア大会でも2位。この冬は「3日後から山を登ったりして、ベースアップしていきたい」と見据え、「これまでは自分が70mを投げたかったが、今は勝負のために70mが必要。そのために細かな技術よりも、ベースが必要になります」。

ここ数年は大小のケガもあったため「まずはワンクールちゃんと汚せず過ごしたい。そうすれば来年の9月が楽しみになる」と、内定条件を満たしている北京世界選手権に向かっていく構えを見せた。

女子やり投の北口榛花(JAL)が主催するやり投に特化した「はるかなる教室Supported by JAL」(主催:株式会社スポーツビズ)の千葉会場が11月7日に行われた。このイベントはパリ五輪金メダリストの北口が「これからの陸上界を担う子供たちに自分の経験や技術を継承していきたい」と昨年スタートさせ、今年で2年連続。10月の大阪会場に続いて千葉でも開催された。この日は午前中に初心者クラスとして未経験の中学生、午後は「スペシャリストクラス」として「やり投で世界を目指す、と本気で考え競技に取組んでいる中学生以上の選手」と年齢制限を設けずに募集し、全国から集まった。初心者クラスはウォーミングアップのあと、足の着き方から指導がスタート。「定規の目盛りのように、1~10までの間にも細かい目盛りがある。それをすべて感じながら踵からつま先まで着いてみよう」とアドバイスを送った。その接地の感覚を大事にしながら、スキップなどに移行。ハンドボール投げで肩をならしたあとは、実際にやり投を体験する時間に。やりを触ったことがあっても、投げるのは初めてという中学生ばかり。実際のやりに加え、チェコで知った竹製の軽量のやりなどを使い、「まずはやってみよう」と細かな技術抜きに投げ、その後は握り方や北口自身も取り組んでいる「走って投げる」の基本を伝授した。さらに、参加者たちによる“記録会”も開催。優勝した選手には、メディアにも協力要請があり、「優勝インタビュー」も。大勢のメディアに囲まれながら取材対応にもチャレンジした。これは「アスリートにとって特別な活動の一つ。これから日本のトップクラスになったり、世界に出たりしてほしいですし、メディア対応は必要なことで、経験してほしい」という思いから北口が考えたサプライズ企画。「しっかり自分の気持ちを話してくれていました」と見守った。スペシャリストクラスには高校生、大学生など厳選された10名が参加。同じようにウォーミングアップや接地の感覚を確認したあとは、「走る時もクロスステップも、踵を着かずに接地します。だるまさんが転んだをするので、必ず片足のつま先で止まってください!」とゲームをしながら感覚を養っていた。次に、その感覚をハードルドリルに落とし込み、「大きく動きだけでなく、速く動くことを忘れないように」と伝えた。実際に北口が見本を見せると、「あまりうまくないけど」と笑いつつ、さすがの身体の使い方とキレ味を披露していた。ハンドボール投げの後はスパイクを履いてクロスステップからの投げを一人ずつチェック。高校生以上でシーズン終了したばかりの時期と言うこともあり競争はせず。一人ずつ投げをチェックし、丁寧にアドバイスを送った。その時々で“金言”も。質問がなければ「チャンスは自分でつかまないといけない。今日がチャンスだと思って言葉にしよう」と伝え、ケガ気味の参加者もいるなか「健康に、元気でいるのが一番。ハードにやるのも大事だけど、スマートに賢く練習するのも大切です」と言い、残念ながら見学になった子には「私もケガをしたから気持ちはよくわかるけど、焦らずにステップを飛ばさずにやれることをやろう」と言葉をかけた。また、質疑応答の時間でも「緊張してしまう」「大きな大会で結果を出すには?」と聞かれ、「大きな大会でも、実は特別じゃない。やってきたことを信じていつも通りやるだけ」と答えた。両部とも、終了後には参加者全員に1人ずつサインと写真撮影に応じて教室を終えた。中学生の部に参加した青木佑真さん(中2)は、ジャベリックスローで今年のU16大会2位の実力者。「北口さんは神様みたいな人。笑顔もあふれていて本当に素敵でした。初めて投げたので緊張しましたが、基礎から学べて経験になりました」と笑顔を見せ「まずは思いっきりやってみよう、という言葉が印象に残っています」と語った。また、普段は砲丸投を専門とする大島美咲さん(中3)は「やり投なら北口さんのように世界で活躍できるかもしれない」と参加。「ラインのギリギリでなく、余裕を持って投げればいいとアドバイスをもらって投げたら結構飛びました」と目を輝かせる。「高校でも砲丸投とやり投をやりたいですし、いずれは世界の舞台で戦えるようなやり投選手になりたい」と力強く語った。スペシャリストクラスには、今年のインターハイとあおもり国スポ(少年A)で入賞している鈴丸悠(高3)が参加。「昨年も参加したかったのですが大会が重なっていたで初めて参加しました」と話し、「腰が反ってしまうクセがあるのですが、身体を少し前に倒すなど、アドバイスをもらってうまくできました」と言い、「今回の経験を部活の友達にも伝えたいです」と良い機会となった様子だった。北口と同じ北海道から参加した上田志保さん(高2)も「昨年も参加予定だったのですがスケジュールが大会と重なって出られなかったので、今年こそはと思っていました」と念願の参加。「投げるだけではなく、そのための土台や感覚を大切にされているのだとわかりました」と大きな刺激を受けていた。将来は「北口さんのようにみんなから愛される選手になって、実力もつけていきたい」と力を込めた。2年目を迎え「昨年の反省点を生かして行おうと思ったのですが、まだまだニーズに応えられたか不安です」と北口。特にスペシャリストコースは「周知の仕方もそうだし、選手に対して何をすべきかつかみ切れていない」と試行錯誤している。それでも、昨年も参加した子どもからは「去年よりも具体的で細かいところまで教えてもらえました」と満足した様子だった。参加者たちの笑顔に「こういう機会がないと子どもたちと一緒にやり投げをする機会もないのですごく貴重な時間」と話す北口。今年から男子世界記録保持者のヤン・ゼレズニー・コーチに指導を受けているため「去年とは違うこともあるかもしれませんが、その時々で大事だと思っていることを伝えたい。それが『走って投げる』というのが一つのテーマでした」と明かす。その上で中学生には「細かいことは言わずに思いっきり遠くに投げること」、スペシャリストコースの参加者には「それぞれ悩みもあると思いますし、一人ひとりできるだけ答えたいと思っていました」と、北口自身の経験を伝えていた。昨年は右肘の故障があったが、今季は進化した姿を見せた。9月の世界アルティメット選手権で3年ぶりの日本記録更新となる68m92(世界歴代10位)を投げて初代女王に輝き、名古屋アジア大会でも2位。この冬は「3日後から山を登ったりして、ベースアップしていきたい」と見据え、「これまでは自分が70mを投げたかったが、今は勝負のために70mが必要。そのために細かな技術よりも、ベースが必要になります」。ここ数年は大小のケガもあったため「まずはワンクールちゃんと汚せず過ごしたい。そうすれば来年の9月が楽しみになる」と、内定条件を満たしている北京世界選手権に向かっていく構えを見せた。

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