2026.11.01
◇第58回全日本大学駅伝(11月1日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)
駅伝の学生ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、2区(11.1km)は早大・増子陽太(1年)と帝京大・楠岡由浩(4年)が30分51秒の区間新・区間賞を獲得した。
早大のスーパールーキーが鮮烈な3大駅伝デビュー戦を飾った。1区で同期の本田桜二郎が青学大から2秒差でつないでタスキを受けた増子。すぐに追いつくと、駒大・鈴木大翔(1年)、帝京大・楠岡と先頭集団を形成した。
1kmを2分40秒で突っ込むと、5kmあたりで増子がペースを上げ、それに駒大・鈴木、帝京大・楠岡がつく。10kmを27分45秒あたりで通過した増子は、ここからさらに力強く抜け出す。やや最後は帝京大・楠岡に迫られたが、区間新・区間賞でトップに立つ快走だった。
増子は福島・学法石川高出身。中学時代に3000mの中学新の8分11秒12(当時、現歴代2位)、高校では5000mも13分27秒26(高校歴代3位)を出し、全国高校駅伝1区区間賞で初優勝に貢献した。早大入学後は5000mでU20日本記録の13分20秒35をマークしている。日本選手権後はややケガもあったが、出雲駅伝を見送って満を持して3大駅伝デビューとなった。
同期の2人が出雲で快走していただけに「緊張していた」という増子だが、走りは堂々たるもの。「桜二郎が良い位置でつないでくれた」場面で、持ち味である淡々とハイペースを刻んでいく。「追いつかれるとラスト勝負で負けると思った」と言うものの、終盤もしっかり押し切り「良い順位で走れた」と笑顔を見せる。
2秒差で続いた帝京大・楠岡も区間新・区間賞。トップから4秒差の5位でタスキを受けると、すぐに先頭集団に追いつくさすがの走りで2位通過している。前回の自身の記録、そして佐藤圭汰(駒大、現・Nike)が持っていた区間記録(31分01秒)を塗り替えた。
楠岡は帝京大初の13分台のランナーとしての入学。前回は2区区間賞を区間タイ記録で獲得。11月には10000mで大学初の27分台(27分52秒09)をマークしている。
「最低限、区間新・区間賞を狙っていました。増子君と同タイムは少し悔しい」と振り返り、「役割だった後続との差はつけられた」と納得していた。
区間3位の駒大・鈴木も従来の区間記録を塗り替える30分37秒だった。
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