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2026.10.18

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中央学大「自分たちの実力はこんなものではない」2位通過にも反省「昨年を超えるチーム」目指して/箱根駅伝予選会
中央学大「自分たちの実力はこんなものではない」2位通過にも反省「昨年を超えるチーム」目指して/箱根駅伝予選会

チームトップの個人13位に食い込んだ中央学大・小川優晴(26年箱根駅伝予選会)

◇第103回箱根駅伝予選会(10月17日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)

第103回箱根駅伝予選会が行われ、東洋大が10時間31分30秒でトップ通過を果たした。

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今年の箱根駅伝で10位と55秒差の11位でシード権を逃した中央学大が、10時間33分31秒で総合2位に入った。

安定した走りで危なげなく4年連続26回目の本戦出場を決めながらも、レース後のチームエリアに安堵や喜びの色は見当たらなかった。川崎勇二監督の第一声がチームに漂う空気を端的に物語っていた。

「結果的に2位ですけど、やるべきことがやれなかったというのは非常に不満ですね」

トップ通過を果たした前回同様、集団走は採用せず、個々の走りに委ねた。その中でチームとして描いていたレースプランは、「ラスト3km、ラスト1.0975kmをトップで行くこと」だった。

10kmと15kmを5位で通過し、18kmで3位に浮上。終盤でさらに順位を押し上げたが、川崎監督は「主力の市川(大世/4年)や米田(昂太/3年)など、走るべき選手が走り切れませんでしたし、(プランを)成し得なかった点は大いに反省すべきです」と手厳しく指摘した。5000mと10000mでチーム最速タイムを持つ日数谷隼人(3年)が給水所で転倒するアクシデントも不運だった。

指揮官の言葉を誰よりも神妙な面持ちで聞いていたのが、主将の市川だった。チーム4番手の個人43位(1時間2分59秒)でまとめたが、「個人としてはまったく満足できる結果ではなかったです」と唇を噛んだ。

「自分は日本人トップ集団で1秒でもタイムを稼ぐ役目でしたが、公園内で集団が動いた際、まったく対応できずにズルズルと落ちてしまった。自分が稼がなければいけない立場なのに、周囲に助けられるかたちになってしまいました。練習では設定通りのペースアップができていても、ペースの上げ下げがある実戦のレースではまだ力が足りなかったです」

反省ばかりが口をつく中で、鮮烈な輝きを放ったのが2年生の小川優晴だ。自己ベストとなる1時間2分30秒の力走で、チームトップの個人13位に食い込んだ。昨年の予選会はチーム9番手、箱根本戦では5区に登録されながら当日変更で出走を逃した。

「その悔しさを持って1年間、練習に取り組んできました。今年は故障なく継続できたことで走力がついたと思います」と小川。「今日は5km14分50秒前後という指示で、暑さや風もありましたが、走りやすい集団をうまく見つけながら走りました」と冷静沈着に振り返る。

小川に続いてチーム2番手の個人20位(1時間2分43秒)に入った林愛斗(4年)や個人22位(1時間2分46秒)を占めた長部虎太郎(3年)は、上級生としての意地を見せた。林は「自分自身は設定ペースより10秒ほど遅れ、チームとしても昨年以上を目指していた中で、総合タイムで超えることができませんでした」と結果に満足する様子はないが、その思いこそが2週間後の全日本大学駅伝、そして新春の大舞台で雪辱するための大いなる原動力になるだろう。

川崎監督の「ここはあくまでも通過点。こんなんで満足されたら、とてもではありませんが本戦で戦えません」という言葉を聞くまでもなく、選手たちの視線は次の戦いへと向けられている。

「自分たちの実力は、本当にこんなものではないと思っています。逆に課題がまた見つかったということで、ここからその課題を克服していきながら、全日本や箱根駅伝本戦ではシード権争いをしていきたいです」(市川)

「昨年のチームを超えるという自分たちの目標があるので、今度こそは必ずシード圏内でレースを進めたいです。特に自分は箱根を走れていないので、4年生としてしっかりと走って、後輩たちにシード権を残してあげたいです」(林)

歓喜を封印し、反省と危機感を前面に押し出した中央学大。2位通過という確かな底力と、そこに決して安住しない指揮官と選手たちの執念が、来月の全日本を経て、箱根での2019年以来、8年ぶりとなるシード権獲得へと結実していくはずだ。

文/小野哲史

◇第103回箱根駅伝予選会(10月17日/東京・陸上自衛隊立川駐屯地スタート、昭和記念公園フィニッシュ:21.0975km)第103回箱根駅伝予選会が行われ、東洋大が10時間31分30秒でトップ通過を果たした。今年の箱根駅伝で10位と55秒差の11位でシード権を逃した中央学大が、10時間33分31秒で総合2位に入った。安定した走りで危なげなく4年連続26回目の本戦出場を決めながらも、レース後のチームエリアに安堵や喜びの色は見当たらなかった。川崎勇二監督の第一声がチームに漂う空気を端的に物語っていた。「結果的に2位ですけど、やるべきことがやれなかったというのは非常に不満ですね」トップ通過を果たした前回同様、集団走は採用せず、個々の走りに委ねた。その中でチームとして描いていたレースプランは、「ラスト3km、ラスト1.0975kmをトップで行くこと」だった。10kmと15kmを5位で通過し、18kmで3位に浮上。終盤でさらに順位を押し上げたが、川崎監督は「主力の市川(大世/4年)や米田(昂太/3年)など、走るべき選手が走り切れませんでしたし、(プランを)成し得なかった点は大いに反省すべきです」と手厳しく指摘した。5000mと10000mでチーム最速タイムを持つ日数谷隼人(3年)が給水所で転倒するアクシデントも不運だった。指揮官の言葉を誰よりも神妙な面持ちで聞いていたのが、主将の市川だった。チーム4番手の個人43位(1時間2分59秒)でまとめたが、「個人としてはまったく満足できる結果ではなかったです」と唇を噛んだ。「自分は日本人トップ集団で1秒でもタイムを稼ぐ役目でしたが、公園内で集団が動いた際、まったく対応できずにズルズルと落ちてしまった。自分が稼がなければいけない立場なのに、周囲に助けられるかたちになってしまいました。練習では設定通りのペースアップができていても、ペースの上げ下げがある実戦のレースではまだ力が足りなかったです」反省ばかりが口をつく中で、鮮烈な輝きを放ったのが2年生の小川優晴だ。自己ベストとなる1時間2分30秒の力走で、チームトップの個人13位に食い込んだ。昨年の予選会はチーム9番手、箱根本戦では5区に登録されながら当日変更で出走を逃した。「その悔しさを持って1年間、練習に取り組んできました。今年は故障なく継続できたことで走力がついたと思います」と小川。「今日は5km14分50秒前後という指示で、暑さや風もありましたが、走りやすい集団をうまく見つけながら走りました」と冷静沈着に振り返る。小川に続いてチーム2番手の個人20位(1時間2分43秒)に入った林愛斗(4年)や個人22位(1時間2分46秒)を占めた長部虎太郎(3年)は、上級生としての意地を見せた。林は「自分自身は設定ペースより10秒ほど遅れ、チームとしても昨年以上を目指していた中で、総合タイムで超えることができませんでした」と結果に満足する様子はないが、その思いこそが2週間後の全日本大学駅伝、そして新春の大舞台で雪辱するための大いなる原動力になるだろう。川崎監督の「ここはあくまでも通過点。こんなんで満足されたら、とてもではありませんが本戦で戦えません」という言葉を聞くまでもなく、選手たちの視線は次の戦いへと向けられている。「自分たちの実力は、本当にこんなものではないと思っています。逆に課題がまた見つかったということで、ここからその課題を克服していきながら、全日本や箱根駅伝本戦ではシード権争いをしていきたいです」(市川)「昨年のチームを超えるという自分たちの目標があるので、今度こそは必ずシード圏内でレースを進めたいです。特に自分は箱根を走れていないので、4年生としてしっかりと走って、後輩たちにシード権を残してあげたいです」(林)歓喜を封印し、反省と危機感を前面に押し出した中央学大。2位通過という確かな底力と、そこに決して安住しない指揮官と選手たちの執念が、来月の全日本を経て、箱根での2019年以来、8年ぶりとなるシード権獲得へと結実していくはずだ。文/小野哲史

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