◇第110回日本選手権リレー(10月10、11日/東京・国立競技場)2日目
リレー日本一を懸けた第110回日本選手権リレーの2日目に女子4×100mリレー決勝が行われ、福岡大が44秒19で2年連続4度目の優勝を飾った。
前回は学生初の44秒切りとなる43秒91で制していた福岡大。9月の日本インカレ優勝メンバー、柴藤凜(3年)、前田美結子(4年)、井関梨乃(2年)、山形愛羽(3年)で、その記録を上回る「43秒69」を掲げて臨んだ。
タイムに対する悔しさが先に出る。2走の前田は「全員でしっかりとつないで、絶対にタイムを出すという強い気持ちで挑みました。少し悔しいところはあります」。それでも、連覇を果たしたことに胸を張り、「最後までやり切ることができて良かったです」と話した。
100mは学生歴代6位の11秒44、200mは日本歴代7位の23秒31を持ち、短距離チームを引っ張ってきた前田にとって、「これが福岡大として走る最後のレース」だったことで、チームは一丸となっていた。柴藤は、自身の走りは「思うような走りができず、迷惑をかけてしまった」と振り返るが、「前田先輩に一番でバトンをつなぎたいという思いで走りました」。
前田からバトンを受けた井関は「とにかく自分のやるべきことに集中しました」。そして、アンカーの山形は「とても大切な存在でしたし、本当にこれがラストだとうこともまだ実感がない」と言いつつ、「悔しい結果にはなったけど、この舞台で勝てて、アベレージとして44秒前半を出せたことは大きな収穫です」とうなずく。
前田は「福岡大は層が厚くて、誰が走っても『43秒69』を出してくれると信じています」と後輩たちに思いを託し、「先輩の思いを背負って、もっと強い福岡大を見せることができるように、全員で戦っていきたい」と山形ら後輩がそれを受け取る。
福岡大の伝統が、またつながれていった大会となった。
青学大44秒42で2位に続き、インターハイVの市柏高(千葉)が高校歴代2位の45秒06をマークした。
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