2026.09.28
◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)
名古屋アジア大会の5日目までが終了し、女子やり投は嚴子怡(中国)が1投目からパフォーマンス世界歴代10位となるセカンドベストの70m46をスローして圧勝した。
今季世界歴代2位となる71m74を投げている嚴子怡は、1投目で70mアーチを披露。これまで日本国内で出された最高記録(67m12)を大きく上回った。「最初の2投で確実に上位を狙うつもりでしたが、まさか最初の投てきであの距離まで伸びるとは予想していませんでした」と嚴子怡自身も驚く投げとなり、2投目以降は試技を行わなかったものの観客の度肝を抜いた。
嚴子怡は小学6年生の頃から陸上を始め、最初は砲丸投、中学からやり投に取り組んでいる。15歳だった24年4月に61m31を投げて注目を集めると、8月にU20世界選手権で優勝、9月には64m41とU20世界記録を樹立した。
世界最高峰の陸上リーグ・ダイヤモンドリーグでも優勝を重ねるなど、18歳にして世界トップの実力を持ち、今後は世界記録の更新がターゲットとなる。試合後のインタビューでは「コーチと一緒にこれからも一生懸命練習を続けます。私の願いはただ一つ、どの大会でも勝ち続けることです」と語った。
また、女子100mでは陳妤頡(中国)が11秒06(-0.4)のU20アジア新で優勝。従来のU20アジア記録は自身が今年8月に樹立した11秒08。陳妤頡は2008年12月生まれの17歳で、来年までU20資格を持っている。200mでは22秒93(-0.2)で2位。この種目はS.ペレイラ(フィリピン)が22秒78で優勝し、2連覇を達成した。
女子砲丸投はパリ五輪銅メダルの宋佳媛(中国)が19m40でV。女子400mは19年ドーハ世界選手権で金メダルを獲得しているS.E.ナセル(バーレーン)が、自身の持つ大会記録を0.89秒更新する49秒20で快勝。同3000m障害はブダペスト世界選手権・パリ五輪金メダルのW.ヤヴィ(バーレーン)が9分04秒36で制し、今大会10000mとの2冠に輝いた。オレゴン世界選手権金のN.ジェルト(カザフスタン)は9分06秒82で2位に入っている。
男子10000mでは5000mのアジア記録保持者で、今年の同種目ダイヤモンドリーグ年間王者のB.バレウ(バーレーン)が28分27秒51で制した。
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