◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)5日目
名古屋アジア大会の5日目の午後セッションに女子200m決勝が行われ、井戸アビゲイル風果(東邦銀行)は23秒21(-0.2)で4位入賞を果たした。シャンティ・ペレイラ(シンガポール)が22秒78で優勝した。
100mでは準決勝敗退だったもの、200mは前日の予選を23秒30(-0.2)で2着通過。2種目めで、ついにファイナルの舞台に立った。
コーナーをしっかりと攻め、メダル争いで直線へ。残り50m付近までは3位をキープしたが、フィニッシュ手前にハリタ・ブハドラ(インド)に逆転を許し、0.01秒差で惜しくも銅メダルを逃した。
「悔しいです。この舞台のためにやってきたので、もっと上で戦いたかったです」
それでも、100mの悔しさから立て直し、“地元”で力走。「全体的には自分のレースができました」と井戸は振り返る。悔いが残るのが後半。「自分の持ち味だった後半で、固くなってしまいました」。
メダルまでの距離について、「0.01秒とは思っていません」と井戸。3位と4位という明確についた差を埋めるために、「自分の良いところを伸ばしていきたい」と前を向く。
隣県の岐阜出身で、高校3年間は名古屋市の至学館高で過ごした。高校時代の同期、田中友梨(スズキ)は七種競技で金メダルに輝いている。それだけに「この舞台で勝ちたかった」という思いも募るが、「たくさんの歓声の中で走らせてもらえたことは本当にありがたいです」と振り返った。
昨年は日本選手権で100m、200mをいずれも初制覇。その後、200mでは22秒79の日本記録を樹立した。初の世界大会だった東京世界選手権ではセミファイナリストとなった。
着実に成長を遂げる日本女子スプリントのエース。残る4×100mリレーに向けて、「この悔しさをしっかりメダルで返したい」と力強く語った。
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