◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)4日目
名古屋アジア大会の4日目のモーニングセッションで男女マラソンが行われた。男子は山下一貴(三菱重工)が金メダル、女子は矢田みくに(エディオン)が銅メダルを獲得。佐藤早也伽(積水化学)も4位入賞を果たした。結果を受けて、日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレクター(SD)が取材に応じてマラソンを総括した。
今大会に向けて「毎回のことですが、暑くなることを想定して暑熱対策を講じ、アップグレードされた状態で臨めました」と高岡SD。昨年の東京世界選手権で女子7位だった小林香菜(大塚製薬)の事例もチームからフィードバックを受けつつ、吉田祐也(GMOインターネットグループ)を除いて、北海道・千歳市にあるヒートルームの施設を活用したという。
この日は小雨が時折振り、気温が上がらず「想定とは違ったコンディション」としつつ、湿度も高い中でのレースだっただけに「暑熱対策として気温だけでなく湿度の高い中でのトレーニングも効果があったのでは」と語る。
男子は2大会ぶりの金メダルを獲得。「山下選手は頼もしく映りました。レース展開も自分のペースで組み立てていましたし、粘り強さを発揮してくれました」と高く評価する。
女子の矢田に関しても「2回目のマラソンは恐怖心があるものですが、彼女の強みである攻めるレーススタイルを感じました」と転倒しながらも攻めの姿勢を貫いた走りを評価。「もう少し工夫すればメダルの色や順位が変わったかもしれませんが、そこが良さですし、離れてからも粘ってくれた」と今後にも期待を寄せた。
来年10月には同じ名古屋で、ロサンゼルス五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が開催。「今回の選手、そして他の選手も含めて、万全な状態でMGCの舞台で戦ってほしいですし、ロスでもまたこういう良い話ができるような機会を作ってくれると信じています」と述べた。
アジア大会の陸上競技は29日まで行われる。
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