2026.04.28
◇第60回織田記念(4月29日/広島広域公園)
日本グランプリシリーズの織田記念の前日練習が行われ、女子100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)が前日会見に登壇した。
昨年は日本歴代2位の12秒71をマークし、東京世界選手権に出場と、30歳になるシーズンで飛躍を遂げた中島。1年前のこの大会で12秒93をマークして優勝し、高校生以来の主要大会のタイトルを獲得した。
「長く、暗いトンネルにいた時期から少し明るい場所に出られるきっかけになったし、今まで以上に思い入れのある大会になりました」
初代表となった世界選手権を経て、目標としてきた舞台に立ってなお「悔しさを抱けた」のは大きな収穫でもあった。そのなかで「海外転戦し、ダイヤモンドリーグにも出てみたい」と夢は大きく広がったという。
世界を見据え「今のままでは12秒7、6台で終わってしまう」と考えて走りを見直した。
「圧倒的にパワー、エネルギーが欠けているので、臀部やハムストリングスを重点的に鍛えてきました。バネのある走りが取り柄なのですが、海外選手のように前さばきを取り入れたいと、脚の軌道も変化させたいと思ってやってきた」と説明し「一つひとつはかたちになっているのですが、全体にはまってはいない」が、「はまる回数が多くなれば楽しみになる」と手応えをつかむ。
成功体験こそ捨てるのは「勇気がいること」だが、「12秒5台、4台を目指して思い切った挑戦が必要。来年、再来年の世界大会のために、世界大会のこの1年は陸上人生で最大のチャレンジにする1年にしたい」と笑顔で力強く語った。
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