HOME 国内

2024.06.23

七種競技・熱田心が自己新で初戴冠!「これからもチャレンジャーとして」高校時代には癌を克服/日本選手権混成
七種競技・熱田心が自己新で初戴冠!「これからもチャレンジャーとして」高校時代には癌を克服/日本選手権混成

24年日本選手権混成女子七種競技で初優勝を飾った熱田心(岡山陸協)

女子七種競技 日本歴代10傑をチェック!

5975 山﨑有紀(スズキ) 2021. 5.23
5962 中田有紀(さかえクリニックTC) 2004. 6. 5
5907 ヘンプヒル恵(中大3) 2017. 6.11
5821 宇都宮絵莉(長谷川体育施設) 2018. 4.22
5750 熱田 心(岡山陸協) 2024. 6.23 ←NEW
5720 大玉華鈴(日体大SMG) 2023. 6.10
5713 佐藤さよ子(日立土浦) 2001. 6. 9
5639 生方留美子(ミズノ) 1995. 6.10
5639 熱田心(岡山陸協) 2023. 6.10
5573 菊川恵子(筑波大2) 1999.10. 2

◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)2日目パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技が行われ、女子七種競技は熱田心(岡山陸協)が5750点の自己新、日本歴代5位の好記録で初優勝を果たした。初日をトップで折り返していた熱田。2日目最初は6mオーバーの自己記録を持つ得意の走幅跳だった。だが、そこで5m87(-0.4)にとどまり、「うまく出し切れなかった」。それでも、続くやり投は「改善したかったところ」と44m73をスローしてトップを死守して800mを迎えた。2位のヘンプヒル恵(アトレ)とは9秒差で逆転可能というところ。苦手としている種目だったが、「絶対に突っ込もうと思った」と、約7秒も自己記録を更新する2分18秒52で「私らしくない800m」と照れ笑い。4月の東京混成で800mで逆転負けした雪辱を果たした。これが悲願の日本一。高校時代には苦しい時間を過ごした。岡山・倉敷中央高1年の夏前に卵巣癌が見つかり緊急入院して手術。「私、死ぬのかな」。グラウンドはおろか、日常生活をシャットアウトする状況で3ヵ月の入院生活を過ごした。ただ、退院翌日には自転車で40分かけて登校。部活動にも復帰して、試合にも出場した。「メディシンボールを3回投げたらクラクラした」ほど体力が低下していたが、「外に出られるのがうれしかった」。これを悲壮感なく話せる気持ちの強さが熱田にはある。大学は雰囲気が合わずに退学して岡山へ帰った。その際は「絶対に陸上をやらないつもりだった」というが、家族や身近な人の声かけで「限界までやってみたら」と背中を押された。日本一になり、名だたる先輩たちがいる歴代ランキングに名前が入った。それでも、「5700点台で優勝は低い」。追いかけてきたからこそ、山﨑有紀(スズキ)、ヘンプヒル恵(アトレ)、大玉華鈴(日体大SMG横浜)の3強の強さを身をもって知る。その3人が不調だったこともあり、「3人の背中を追い続けたい。5800、5900点を出して、いつか6000点を出せるように暴れたい」と目を輝かせた。

女子七種競技 日本歴代10傑をチェック!

5975 山﨑有紀(スズキ) 2021. 5.23 5962 中田有紀(さかえクリニックTC) 2004. 6. 5 5907 ヘンプヒル恵(中大3) 2017. 6.11 5821 宇都宮絵莉(長谷川体育施設) 2018. 4.22 5750 熱田 心(岡山陸協) 2024. 6.23 ←NEW 5720 大玉華鈴(日体大SMG) 2023. 6.10 5713 佐藤さよ子(日立土浦) 2001. 6. 9 5639 生方留美子(ミズノ) 1995. 6.10 5639 熱田心(岡山陸協) 2023. 6.10 5573 菊川恵子(筑波大2) 1999.10. 2

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.10.08

嶋津雄大が新たな“相棒”とアジアパラ「金メダル」を!城西大の本間・窪田も2年連続女子駅伝2冠へ意気込み

ミズノの新シューズ発表会が10月8日、都内で行われ、嶋津雄大(GMOインターネットグループ)と、城西大の本間香、窪田舞’(ともに2年)が出席した。 軽量、反発、安定をコンセプトとしたシューズを着用し、嶋津は「今までと比べ […]

    NEWS 立教大男子駅伝チームとアイティフォーがスポンサー契約「『寄り添うチカラ』を大きな力に変え、箱根路を駆け抜ける」

    2026.10.08

    立教大男子駅伝チームとアイティフォーがスポンサー契約「『寄り添うチカラ』を大きな力に変え、箱根路を駆け抜ける」

    立教大・髙林駅伝監督とアイティフォー・坂田社長のコメント全文をチェック ●立教大・髙林祐介駅伝監督 このたびは、立教大学男子駅伝チームへの多大なご支援をいただき、心より感謝申し上げます。私たちは現在、「立教大学箱根駅伝プ […]

    NEWS ミズノからスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズ第2世代を発表! 4機種にラインナップを拡充

    2026.10.08

    ミズノからスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズ第2世代を発表! 4機種にラインナップを拡充

    ミズノは10月8日、スピードレーシングモデルの「HYPERWARP」シリーズをリニューアルし、「HYPERWARP PURE2(ハイパーワープ ピュア ツー)」、「HYPERWARP ELITE 2(ハイパーワープ エリ […]

    NEWS 100mH・中島ひとみが入浴剤「SUNCA」の公式アンバサダー「魅力を届けるように頑張りたい」

    2026.10.08

    100mH・中島ひとみが入浴剤「SUNCA」の公式アンバサダー「魅力を届けるように頑張りたい」

    女子100mハードル日本記録(12秒60)保持者の中島ひとみ(長谷川体育施設)がこのほど、自身のSNSを更新し、msh(東京都渋谷区)が展開するライフスタイルブランドで、入浴剤「SUNCA(スンカ)」の公式ブランドアンバ […]

    NEWS 國學院大が寝具メーカー・エアウィーヴとサプライ契約! 睡眠セミナー実施 主将・野中恒亨「練習にうまく入っていける」

    2026.10.08

    國學院大が寝具メーカー・エアウィーヴとサプライ契約! 睡眠セミナー実施 主将・野中恒亨「練習にうまく入っていける」

    寝具メーカーの株式会社エアウィーヴ(東京)は10月8日、國學院大とサプライ契約を締結し、陸上部に寝具を提供したと発表した。 同社は2004年に創立し、07年からマットレスなどの販売を開始。寝具はポリエチレン製のごく細繊維 […]

      SNS

      Latest Issue 最新号最新号

      2026年10月号 (9月14日発売)

      2026年10月号 (9月14日発売)

      アジア大会総展望
      山口全中&日本インカレ
      サウェ特集

      page top