HOME 海外

2023.10.09

ハッサンが女子歴代2位の2時間13分44秒! 世界陸上3種目出場から1ヵ月あまりで快挙/シカゴマラソン
ハッサンが女子歴代2位の2時間13分44秒! 世界陸上3種目出場から1ヵ月あまりで快挙/シカゴマラソン

女子長距離のS.ハッサン

女子マラソン世界歴代10傑

2.11.53 T.アセファ(エチオピア)  2023.9.24 ベルリン
2.13.47 S.ハッサン(オランダ)   2023.10.8 シカゴ
2.14.04 B.コスゲイ(ケニア)    2019.10.13 シカゴ
2.14.18 R.チェプンゲティチ(ケニア)2022.10.9 シカゴ
2.14.58 A.B.ベリソ(エチオピア)  2022.12.4 バレンシア
2.15:25 P.ラドクリフ(英国)    2003.4.13 ロンドン
2.16:28 R.ワンジル(ケニア)    2023.3. 5 東京 
2.16.49 L.ギディ(エチオピア)   2022.12.4 バレンシア
2.16.56 T.ゲメチュ(エチオピア   2023.3.8 東京
2.17.01 M.J.ケイタニー(ケニア)  2017.4.23

ハッサンのシカゴマラソンでのペース

5km15.43
10km31.05(15.22)
15km46.37(15.32)
20km1.02.16(15.39)
25km1.18.06(15.50)
30km1.34.00(15.54)
35km1.50.17(16.17)
40km2.06.36(16.19)
フィニッシュ2.13.44(7.08)

広告の下にコンテンツが続きます
シカゴマラソンが10月8日、米国の当地で行われ、女子はシファン・ハッサン(オランダ)が2時間13分44秒の世界歴代2位で優勝を飾った。これまでトラックで輝かしい成績を残してきたハッサンが、マラソンでも歴史に残る偉業を達成した。今大会にはハッサンと19年ドーハ世界選手権金メダリストで2時間14分18秒の世界歴代3位の記録を持つルース・チェプンゲティチ(ケニア)が参戦。戦前から両者の激しい争いが予想されたが、序盤からそのとおりのレース展開となる。男子のペースメーカーがレースを引っ張るなか、10kmを31分05秒のハイペースで通過。9月のベルリンでティギスト・アセファ(エチオピア)が出したばかりの世界記録(2時間11分53秒)を上回るペースで突き進む。レースが動いたのは20km手前。苦しい表情を見せたハッサンが遅れ、中間点ではチェプンゲティチが6秒ほどのリードを奪い、このまま差が広がるかに見えた。しかし、この後リズムを取り戻したハッサンに対して、ピッチが鈍ったチェプンゲティチがスローダウン。25km過ぎに単独首位に立ったハッサンは、その後もペースの落ち込みを最小限に抑え、史上2人目の2時間14分切りを達成した。一方のチェプンゲティチは2時間15分37秒の2位でフィニッシュした。ドーハ世界選手権で1500m、10000mの2冠に輝き、21年の東京五輪では5000m、10000mの2種目で金メダルを獲得するなど、トラックの女王の名にふさわしい活躍をしてきたハッサン。30歳を迎えた今年、4月のロンドンでマラソンに初挑戦し、途中2度立ち止まりながら2時間18分33秒と鮮烈なマラソンデビュー戦を優勝で飾った。驚くべきは、その後再びトラックに挑戦し、8月のブダペスト世界選手権には1500m、5000m、10000mに出場。10000mこそ優勝争いを演じながら、フィニッシュ直前に転倒して11位と敗れたが、5000mでは銀メダル、1500mでは銅メダルを獲得している。そして、世界選手権からわずか6週間で挑戦したシカゴでの快走。「最後の5kmは苦しかった。もう二度と経験したくない」とフィニッシュ後はさすがに倒れ込んだが、1500mからマラソンまで“マルチランナー”という表現では収まりきらない実力を示した。いまだ底知れぬ才能を持つハッサン。急速な高速化が進む女子マラソン界は彼女を中心に回っていくだろう。

女子マラソン世界歴代10傑

2.11.53 T.アセファ(エチオピア)  2023.9.24 ベルリン 2.13.47 S.ハッサン(オランダ)   2023.10.8 シカゴ 2.14.04 B.コスゲイ(ケニア)    2019.10.13 シカゴ 2.14.18 R.チェプンゲティチ(ケニア)2022.10.9 シカゴ 2.14.58 A.B.ベリソ(エチオピア)  2022.12.4 バレンシア 2.15:25 P.ラドクリフ(英国)    2003.4.13 ロンドン 2.16:28 R.ワンジル(ケニア)    2023.3. 5 東京  2.16.49 L.ギディ(エチオピア)   2022.12.4 バレンシア 2.16.56 T.ゲメチュ(エチオピア   2023.3.8 東京 2.17.01 M.J.ケイタニー(ケニア)  2017.4.23

ハッサンのシカゴマラソンでのペース

5km15.43 10km31.05(15.22) 15km46.37(15.32) 20km1.02.16(15.39) 25km1.18.06(15.50) 30km1.34.00(15.54) 35km1.50.17(16.17) 40km2.06.36(16.19) フィニッシュ2.13.44(7.08)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.11.02

2027年全日本大学駅伝の地区出場枠が決定! 関東15、関西4で変わらず 他地区は1枠ずつ

第59回全日本大学駅伝の出場枠をチェック! ■第59回全日本大学駅伝出場枠 北海道 1(基本枠1、成績枠0) 東 北 1(基本枠1、成績枠0) 関 東15(基本枠1、シード枠8、成績枠6) 北信越 1(基本枠1、成績枠0 […]

NEWS 新潟明訓4連覇&中越V20 富山商と高岡向陵が制す 石川は遊学館18連覇 福井・鯖江は8年連続/高校駅伝都道府県大会

2026.11.02

新潟明訓4連覇&中越V20 富山商と高岡向陵が制す 石川は遊学館18連覇 福井・鯖江は8年連続/高校駅伝都道府県大会

全国高校駅伝の出場権を懸けた新潟県高校駅伝が10月30日に、富山県高校駅伝が10月31日、石川県高校駅伝と福井県高校駅伝が11月1日に、男子7区間42.195km、女子5区間21.0975kmでそれぞれ行われた。 新潟県 […]

NEWS 奈良は智辯カレッジが好タイムで10年連続男女V!草津東が6年ぶり王座奪還、智辯和歌山は4年ぶり女王に/高校駅伝都道府県大会

2026.11.02

奈良は智辯カレッジが好タイムで10年連続男女V!草津東が6年ぶり王座奪還、智辯和歌山は4年ぶり女王に/高校駅伝都道府県大会

全国高校駅伝の出場権を懸けた奈良県、和歌山県高校駅伝が10月31日、滋賀県高校駅伝が11月1日に男子7区間42.195km、女子5区間21.0975kmで行われた。 県立橿原公苑周回コースで行われた奈良県大会の男子は、智 […]

NEWS ニューイヤー駅伝統一予選会の27年11月開催が正式決定!7区間で実施、出場要件の5000m 平均基準タイムも確定

2026.11.02

ニューイヤー駅伝統一予選会の27年11月開催が正式決定!7区間で実施、出場要件の5000m 平均基準タイムも確定

日本実業団連合は11月2日、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の統一予選会を2027年11月に愛知県田原市で開催することを正式に発表した。 同連合では昨年、ニューイヤー駅伝をさらに活性化させるべく、最短で2027年 […]

NEWS 長崎商が8年ぶり県女王 大分東明12年連続男女V 佐賀は鳥栖工2時間5分22秒の大会新/高校駅伝都道府県大会

2026.11.02

長崎商が8年ぶり県女王 大分東明12年連続男女V 佐賀は鳥栖工2時間5分22秒の大会新/高校駅伝都道府県大会

全国高校駅伝の出場権を懸けた長崎県高校駅伝が10月30日に、佐賀県高校駅伝と大分県高校駅伝が11月1日、いずれも男子7区間42.195km、女子5区間21.0975kmで行われた。 長崎県大会は雲仙・小浜公認マラソンコー […]

    SNS

    Latest Issue 最新号最新号

    2026年11月号 (10月14日発売)

    2026年11月号 (10月14日発売)

    アジア大会総特集
    駅伝プレビュー

    page top