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編集部コラム「2020東京五輪優勝記録ランキング」
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第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保雅文)


 季節の流れは早いもので、気づけばもう9月。東京は気温も低下し、1ヵ月前には東京五輪が行われていたのも、ずっと前のような気もしています。私も東京五輪の観戦チケットが当たったのですが、残念ながら競技は無観客で行われ、現地で観戦することは叶いませんでした。
 そんな異例のオリンピックとなりましたが、グラウンド内では金メダルを懸けた熱戦が繰り広げられ、世界新が3、五輪新が9と記録面では盛況となりました。
 そこで、今回は東京五輪で行われた48種目のうち、男女混合4×400mリレーを除く、男女47種目の優勝記録を世界陸連が発表しているスコアリングテーブル(別名:ハンガリアンテーブル)で比較し、ランキング化してみました。

1位 男子400mH K.ワルホルム(ノルウェー)

1341ポイントでトップだったのが男子400mハードルのK.ワルホルム(ノルウェー)が出した45秒94。自信が持つ世界記録を0秒76も更新した驚異的なレコードでした。昨年まではK.ヤング(米国)が1992年に樹立した46秒78が世界記録だったことを考えると、まさに異次元の走りでした。また、2位のR.ベンジャミン(米国)の46秒17も1328ポイントと高得点となっています。

2位 男子砲丸投 R.クラウザー(米国)

2位は1318ポイントの男子砲丸投・R.クラウザー(米国)。23m30は五輪新記録でした。男子400mハードル同様、ここ数年種目全体のレベルが上がっており、その中で世界記録保持者のクラウザーが圧倒的なパフォーマンスを見せました。

3位 女子三段跳 Y.ロハス(ベネズエラ)

女子最高得点の1290点を獲得したのが、三段跳で15m67の世界記録をマークしたY.ロハス(ベネズエラ)。以前から世界記録に最も近い存在と言われていましたが、192cmの長身から繰り出す大きな跳躍で、26年ぶりの記録更新となりました。

4位、5位 女子200m、100m E.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)

4×100mリレーを含め女子スプリントで3冠を達成したE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)。100mでは10秒61、200mは21秒53といずれも世界歴代2位の好タイムをマークしました。後半での圧倒的な伸びはS.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)らライバルの追随を許しませんでした。

5位 女子400mH S.マクローリン(米国)

東京五輪で出た世界新記録の1つ。S.マクローリン(米国)が51秒90でD.ムハンマド(米国)との世界新対決を制しました。まだ21歳のマクローリンですから、今後さらに記録を伸ばす可能性を秘めている。

 この他の種目の得点は以下の通り、種目特性や気候条件などの影響でロード種目や長距離のポイントが低くなっているが、世界トップクラスのスコアと言われる1200点以上となっています。

東京五輪優勝記録スコアランキング

得点種目名/td>名前記録
1341男子400mHK.ワルホルム(ノルウェー)45.94=世界新
1318男子砲丸投R.クラウザー(米国)23.30=五輪新
1290女子三段跳Y.ロハス(ベネズエラ)15.67(+0.7)=世界新
1288女子200mE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)21.53(+0.8)
1286女子100mE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)10.61(-0.6)=五輪新
1286女子400mHS.マクローリン(米国)51.46=世界新
1285男子十種競技D.ワーナー(カナダ)9018=五輪新
1281男子200mA.ドグラス(カナダ)19.62(-0.5)
1276男子100mL.M.ジェイコブス(イタリア)9.80(+0.1)
1272男子棒高跳A.デュプランティス(スウェーデン)6.02
1272女子400mS.ミラー・ウイボ(バハマ)48.36
1269男子1500mJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)3.28.32=五輪新
1269男子三段跳P.P.ピチャルド(ポルトガル)17.98(± 0)
1265男子4×100mRイタリア37.50
1264女子4×100mRジャマイカ41.02
1262女子1500mF.キピエゴン(ケニア)3.53.11=五輪新
1261男子400mS.ガーディナー(バハマ)43.85
1259男子4×400mR米 国2.55.70
1259女子走高跳M.ラシツケネ(ROC/ロシア)2.04
1252女子10000mS.ハッサン(オランダ)29.55.32
1252女子4×400mR米 国3.16.85
1249女子800mA.ムー(米国)1.55.21
1247男子110mHH.パーチメント(ジャマイカ)13.04(-0.5)
1244女子砲丸投鞏 立 コウ(中国)20.58
1242男子走高跳M.E.バルシム(カタール)2.37
1242男子走高跳G.タンベリ(イタリア)2.37
1241女子3000mSCP.チェムタイ(ウガンダ)9.01.45
1239女子棒高跳K.ナジョット(米国)4.90
1237女子100mHJ.カマチョ・クイン(プエルトリコ)12.37(-0.3)
1237女子円盤投V.オールマン(米国)68.98
1233男子ハンマー投W.ノヴィツキ(ポーランド)82.52
1231女子七種競技N.ティアム(ベルギー)6791
1230女子ハンマー投A.ヴォルダルチク(ポーランド)78.48
1227男子走幅跳M.テントグルー(ギリシャ)8.41(+0.1)
1224男子円盤投D.ストール(スウェーデン)68.90
1220男子3000mSCS.エル・バッカリ(モロッコ)8.08.90
1218女子走幅跳M.ミハンボ(ドイツ)7.00(+0.1)
1216男子5000mJ.チェプテゲイ(ウガンダ)12.58.15
1209男子やり投N.チョプラ(インド)87.58
1208女子5000mS.ハッサン(オランダ)14.36.79
1196女子やり投劉 詩 穎(中国)66.34
1186男子マラソンE.キプチョゲ(ケニア)2.08.38
1172男子800mE.コリル(ケニア)1.45.06
1168男子20kmWM.スタノ(イタリア)1.21.05
1162男子50kmWD.トマラ(ポーランド)3.50.08
1159女子マラソンP.ジェプチルチル(ケニア)2.27.20
1158男子10000mS.バレガ(エチオピア)27.43.22
1151女子20kmWA.パルミサーノ(イタリア)1.29.12

大久保雅文(おおくぼ・まさふみ)
月刊陸上競技編集部
1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場(ただし、三重県には支部予選もなく、県大会もタイムレース決勝である)。
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第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保雅文)

 季節の流れは早いもので、気づけばもう9月。東京は気温も低下し、1ヵ月前には東京五輪が行われていたのも、ずっと前のような気もしています。私も東京五輪の観戦チケットが当たったのですが、残念ながら競技は無観客で行われ、現地で観戦することは叶いませんでした。  そんな異例のオリンピックとなりましたが、グラウンド内では金メダルを懸けた熱戦が繰り広げられ、世界新が3、五輪新が9と記録面では盛況となりました。  そこで、今回は東京五輪で行われた48種目のうち、男女混合4×400mリレーを除く、男女47種目の優勝記録を世界陸連が発表しているスコアリングテーブル(別名:ハンガリアンテーブル)で比較し、ランキング化してみました。

1位 男子400mH K.ワルホルム(ノルウェー)

1341ポイントでトップだったのが男子400mハードルのK.ワルホルム(ノルウェー)が出した45秒94。自信が持つ世界記録を0秒76も更新した驚異的なレコードでした。昨年まではK.ヤング(米国)が1992年に樹立した46秒78が世界記録だったことを考えると、まさに異次元の走りでした。また、2位のR.ベンジャミン(米国)の46秒17も1328ポイントと高得点となっています。

2位 男子砲丸投 R.クラウザー(米国)

2位は1318ポイントの男子砲丸投・R.クラウザー(米国)。23m30は五輪新記録でした。男子400mハードル同様、ここ数年種目全体のレベルが上がっており、その中で世界記録保持者のクラウザーが圧倒的なパフォーマンスを見せました。

3位 女子三段跳 Y.ロハス(ベネズエラ)

女子最高得点の1290点を獲得したのが、三段跳で15m67の世界記録をマークしたY.ロハス(ベネズエラ)。以前から世界記録に最も近い存在と言われていましたが、192cmの長身から繰り出す大きな跳躍で、26年ぶりの記録更新となりました。

4位、5位 女子200m、100m E.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)

4×100mリレーを含め女子スプリントで3冠を達成したE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)。100mでは10秒61、200mは21秒53といずれも世界歴代2位の好タイムをマークしました。後半での圧倒的な伸びはS.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)らライバルの追随を許しませんでした。

5位 女子400mH S.マクローリン(米国)

東京五輪で出た世界新記録の1つ。S.マクローリン(米国)が51秒90でD.ムハンマド(米国)との世界新対決を制しました。まだ21歳のマクローリンですから、今後さらに記録を伸ばす可能性を秘めている。 この他の種目の得点は以下の通り、種目特性や気候条件などの影響でロード種目や長距離のポイントが低くなっているが、世界トップクラスのスコアと言われる1200点以上となっています。東京五輪優勝記録スコアランキング
得点種目名/td>名前記録
1341男子400mHK.ワルホルム(ノルウェー)45.94=世界新
1318男子砲丸投R.クラウザー(米国)23.30=五輪新
1290女子三段跳Y.ロハス(ベネズエラ)15.67(+0.7)=世界新
1288女子200mE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)21.53(+0.8)
1286女子100mE.トンプソン・ヘラー(ジャマイカ)10.61(-0.6)=五輪新
1286女子400mHS.マクローリン(米国)51.46=世界新
1285男子十種競技D.ワーナー(カナダ)9018=五輪新
1281男子200mA.ドグラス(カナダ)19.62(-0.5)
1276男子100mL.M.ジェイコブス(イタリア)9.80(+0.1)
1272男子棒高跳A.デュプランティス(スウェーデン)6.02
1272女子400mS.ミラー・ウイボ(バハマ)48.36
1269男子1500mJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)3.28.32=五輪新
1269男子三段跳P.P.ピチャルド(ポルトガル)17.98(± 0)
1265男子4×100mRイタリア37.50
1264女子4×100mRジャマイカ41.02
1262女子1500mF.キピエゴン(ケニア)3.53.11=五輪新
1261男子400mS.ガーディナー(バハマ)43.85
1259男子4×400mR米 国2.55.70
1259女子走高跳M.ラシツケネ(ROC/ロシア)2.04
1252女子10000mS.ハッサン(オランダ)29.55.32
1252女子4×400mR米 国3.16.85
1249女子800mA.ムー(米国)1.55.21
1247男子110mHH.パーチメント(ジャマイカ)13.04(-0.5)
1244女子砲丸投鞏 立 コウ(中国)20.58
1242男子走高跳M.E.バルシム(カタール)2.37
1242男子走高跳G.タンベリ(イタリア)2.37
1241女子3000mSCP.チェムタイ(ウガンダ)9.01.45
1239女子棒高跳K.ナジョット(米国)4.90
1237女子100mHJ.カマチョ・クイン(プエルトリコ)12.37(-0.3)
1237女子円盤投V.オールマン(米国)68.98
1233男子ハンマー投W.ノヴィツキ(ポーランド)82.52
1231女子七種競技N.ティアム(ベルギー)6791
1230女子ハンマー投A.ヴォルダルチク(ポーランド)78.48
1227男子走幅跳M.テントグルー(ギリシャ)8.41(+0.1)
1224男子円盤投D.ストール(スウェーデン)68.90
1220男子3000mSCS.エル・バッカリ(モロッコ)8.08.90
1218女子走幅跳M.ミハンボ(ドイツ)7.00(+0.1)
1216男子5000mJ.チェプテゲイ(ウガンダ)12.58.15
1209男子やり投N.チョプラ(インド)87.58
1208女子5000mS.ハッサン(オランダ)14.36.79
1196女子やり投劉 詩 穎(中国)66.34
1186男子マラソンE.キプチョゲ(ケニア)2.08.38
1172男子800mE.コリル(ケニア)1.45.06
1168男子20kmWM.スタノ(イタリア)1.21.05
1162男子50kmWD.トマラ(ポーランド)3.50.08
1159女子マラソンP.ジェプチルチル(ケニア)2.27.20
1158男子10000mS.バレガ(エチオピア)27.43.22
1151女子20kmWA.パルミサーノ(イタリア)1.29.12

大久保雅文(おおくぼ・まさふみ) 月刊陸上競技編集部 1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場(ただし、三重県には支部予選もなく、県大会もタイムレース決勝である)。

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