◇第42回U20日本選手権(10月3日~4日/静岡・草薙総合運動場陸上競技場) 1日目
20歳未満のアスリートが争う第42回U20日本選手権の1日目に男子100mが行われ、インターハイ2年生王者の松下碩斗(静岡高)が高校歴代3位タイ、U20日本歴代5位タイの10秒11(+0.3)で優勝した。
スタートから前傾姿勢で力強く加速すると、上体を起こしたところですでにトップ。そのまま、グングンとリードを広げていく。圧巻のスプリントでインターハイに続くタイトルを手にした松下は、「目標タイムは掲げていなくて、優勝することが目標でした。ふたを開けてみるとほぼ無風でいいタイムを出すことができて、素直にうれしいです」と振り返った。
予選も同じように中盤で抜け出し、最後は力を緩めて10秒38(-0.9)をマーク。調子の良さをうかがわせた。だが、「スタートで出遅れてしまった」と松下。そこを課題に臨んだ決勝は、「きれいに前に出ることができていたと思います」。好スタートの流れから、中盤以降は「リラックスして、『いい走りができている』という感覚が少しだけありました」とうなずく。
史上最高水準と謳われたインターハイでは、当時高2歴代4位タイの10秒27(+0.7)で制覇。昨年12月に日本陸連ダイヤモンドアスリートNextageに認定された才能が、輝きを放った。4月に左足付け根を痛めた時期もあったが、夏に照準を合わせ、磨きをかけた走りを見事に発揮した。
その後も、8月末に10秒20(+3.7)、9月中旬の静岡県高校新人の予選で10秒23(+2.1/決勝は棄権)と追い風参考ながら好タイムをマーク。その中で、「インターハイでは身体を起こすところで焦ってしまった部分があった」ことに目を向け、「ゆっくりと自分のペースで身体を起こして、さらに大きい最高速度に乗るところを練習してきました」。その成果を、大学生や高3の先輩たちを相手に見事に発揮した。
地元で今季2つ目のタイトルを手にし、表彰式では静岡出身の飯塚翔太(ミズノ)から表彰を受けた。「あこがれの選手からの表彰だったので、本当にうれしかったです」と笑顔がこぼれる松下。次戦の10月中旬の青森国民スポーツ大会に向けて、「勝ちは意識せず、素晴らしい選手たちと走れることを楽しんで、走りたい」と力強く話した。
男子100m 高校歴代10傑
10.00 1.7 清水空跳(星稜2石川) 2025. 7.26 10.01 0.9 桐生祥秀(洛南3京都) 2013. 4.29 10.11 1.2 西岡尚輝(東海大仰星3大阪) 2024. 7.29 10.11 0.3 松下碩斗(静岡2静岡) 2026.10. 3 10.16 1.9 菅野翔唯(東農大二3群馬) 2026. 6.12 10.19 1.8 黒木海翔(東福岡3福岡) 2023.10.14 10.22 1.0 サニブラウン・アブデル・ハキーム(城西3東京) 2016. 5.14 10.22 0.0 栁田大輝(東農大二3群馬) 2021. 6.24 10.23 1.3 大瀨戸一馬(小倉東3福岡) 2012. 4.29 10.23 0.6 宮本大輔(洛南3京都) 2017. 6.16【動画】男子100mは松下碩斗が10秒11!
httpv://www.youtube.com/watch?v=iDFkGgO6OjM?start=19406RECOMMENDED おすすめの記事
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