20歳未満のアスリートで競う、第42回U20日本選手権が10月3日、4日の2日間、静岡市の草薙総合運動場陸上競技場で行われる。今夏のインターハイ出場者や、U20世界選手権日本代表だった高校生、大学生たちも参戦。ここでは9月25日に発表されたスタートリストから男子を展望する。
100mはインターハイ2年生王者・松下碩斗(静岡高)の地元Vなるか。だがライバルも多い。同2位の片山瑛太(市船橋高3千葉)や、U20世界選手権代表のため、インターハイには出られなかった井手友郎(済美高3愛媛)、学生では井手とともにU20世界選手権に出場した篠崎博翔(東海大)もおり、混戦が予想される。
200mは今大会注目種目の1つ。名古屋アジア大会400mハードル銀メダリストの後藤大樹(洛南高2京都)がエントリーしている。公認では7月に20秒43(U20日本歴代5位、高校歴代3位)をマーク。9月上旬には追い風参考ながら20秒19(+3.1)とU20日本記録(20秒29)、高校記録(20秒34)を上回るタイムで駆け抜けている。瑞穂からの激走から中5日。種目は異なるが、再びハイパフォーマンスを見せるかもしれない。また、U20世界選手権5位の井手も虎視眈々と優勝を狙う。自己ベスト(20秒53/U20日本歴代7位、高校歴代4位)を更新できるかがカギとなるだろう。
400mは学生の久保拓己(筑波大)ら46秒中盤を持つ学生勢と、インターハイ王者・奥村晃大(西京高3京都)が争う。また、インターハイ八種競技覇者で、この種目を得意としている北村零音(洛南高3京都)にも注目だ。
800mはインターハイ2位の曽田怜輝(札幌日大2北海道)が1分48秒80(高2歴代3位)の自己記録を持ち、この種目の中心となりそう。1500mは3分45秒を切る選手がおらず、学生勢がリードする。3000mは桒原将大(京都外大西高3)の8分10秒89がトップタイム。5000mは学生6名のみのエントリーで、古川陽樹ら青学大5名と、山本聖也(城西大)が登録している。
110mハードル(99.1cm)はU20世界選手権代表の鎌倉舞飛(近大高専3三重)が高校歴代5位の13秒34を持ち、主導権を握る。後藤不在となる400mハードルは、U20世界選手権代表で49秒94の記録を持つ千葉遼(法大)ら学生が中心となりそう。インターハイ覇者・髙野徳之(上伊那農高3長野)をはじめ高校生は食らいつけるか。3000m障害はU20世界選手権7位の古賀想太(筑波大)が登録している。
走高跳は、資格記録トップタイ2m12を持つ渡邊凌已(福岡第一高3)と清水怜修(明星学園高3東京)がV候補。棒高跳はU20世界選手権4位の井上直哉(日体大)と同9位の谷口海斗(中京大)が優勝争いの軸となる。インターハイ覇者・泉谷礼哉(王寺工高3奈良)も2人に割って入りそうだ。
走幅跳はU20世界選手権で自己新の7m76をマークして5位に入った大森恵偉音(順大)と、インターハイ東海大会で高校歴代7位、高2歴代3位となる7m84をマークした長谷部光輝(県岐阜商高2)が記録的には上位候補。また、インターハイを7m55で競り勝った福田陸翔(鹿沼東高3栃木)も見逃せない。
三段跳はインターハイVの田伏兜真(市船橋高3千葉)と同2位の板野結希(滝川3兵庫)、井上敏志(筑波大)が争う。砲丸投はインターハイで2位に入った川﨑裕太(岡山商大附高2)の勢いが著しい。また、ハンマー投が専門のアツオビン・アンドリュウ(九州共立大)もエントリー。2年前のインターハイではハンマー投だけでなくこの種目を制している。本職以外でも好記録を出せるか。
円盤投は昨年のインターハイ王者・東琉空(九州共立大)に注目。大学入学前の2月にU20日本歴代5位、高校歴代4位の56m23を放っている。
ハンマー投はU20日本記録(74m00)保持者のアツオビンがどこまで自己記録を塗り替えられるか。やり投はU20世界選手権9位の岩坂レオン(九州共立大)がただ1人70mを超える自己ベスト(70m46)を持つ。インターハイVの松本一颯(森村学園高3神奈川)がどこまで食らいつけるか。
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