◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目
名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子走幅跳の決勝が行われ、伊藤陸(スズキ)が7m97(+0.1)で5位、橋岡優輝(富士通)が7m94(+0.1)で6位に入賞した。
競技は終始雨が降るコンディションで行われた。伊藤は2回目に7m88(±0)を跳ぶと、3回目に7m91(+0.2)をマーク。前半を5位で折り返すと、4回目には8mに迫る7m97(+0.1)を跳んだ。その後はメダルを目指して攻めの跳躍を狙ったが、5回目の試技で「脚が痙ってしまった」と記録を伸ばせなかった。
「助走は作り込んできた」と自信を持って臨んだ今大会。一方で、「最後の踏み切りで構えてしまった」と、わずかな感覚の差が結果に響いた。
高校時代から走幅跳と三段跳の2種目に挑み、アジア選手権や昨年の東京世界選手権に出場してきた。過去の国際大会では結果を残せなかったが、初めての入賞を果たし一歩前進。
走幅跳のベストは8m11に対し、今大会で銅メダルを獲得したアンワル・アンヴァロフ(ウズベキスタン)の記録は8m08と決して届かない記録ではなかった。「これまでの国際大会では散々だったので(5位は)良かったですが、アジアや世界では雨でも跳んでくる選手がいる。もっと上に行きたいし、来年、再来年に向けて見直していきたい」と語った。
18年ジャカルタ大会以来の出場となった橋岡も8mには届かなかった。「予選での調子は良くて、これなら『決勝でメダルも狙っていけるな』いう実感があったのですが、最後に噛み合わず、うまくいかなかったところが自分の実力不足だと痛感させられました」と悔しさをにじませた。
今季からコーチを変更して、米国西海岸でトレーニングを積んできた。「シーズン前半は上手くいっていた」と話すように5月には8m22をジャンプ。しかし、「身体が本調子になると(跳躍が)噛み合わなくなってきてしまった」と、難しさを語る。
来年には世界選手権、2年後には拠点に近いロサンゼルスで五輪も控える。「この1年で得たことを整理して、冬季練習からいろいろトライしていきたい」と前を向いた。
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