◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)5日目
名古屋アジア大会の5日目の午後セッションに女子マラソン競歩の表彰式が行われ、梅野倖子(LOCOK)に銅メダルが授与された。
前日に行われたレースでは、3時間34分59秒で4番手でフィニッシュした梅野。上位の中国選手がレッドカードを3枚受け、ペナルティゾーンに入ったところで3番手に浮上した場面もあったが、「足が残っていなくてついていけませんでした」と再び4番手へと後退した。
昨年引退した、五輪3大会、世界選手権6大会代表の岡田久美子監督から指導を受け、「夏もしっかり練習をしてきて、準備はしてきました。調子は良い状態で来られていた」という。だが、「土台の部分から何段階も下だったのかな。力不足です」と肩を落としていた。
だが、「ついて行けさえすれば、希望はある」と最後まであきらめず、レッドカードなしで歩き切ったことが、翌日に実った。
トップでフィニッシュしたヤスミナ・トクサンバエワ(カザフスタン)が、着用していたシューズが規定違反だったとして失格に。2着だった旦増曲宗(中国)が金メダル、馬麗(中国)が銀メダル。そして梅野が銅メダルに繰り上がった。
表彰式では笑顔でメダルを首から下げ、スタンドからの大歓声を受けて「日本と呼ばれ、自分の名前が呼ばれた時にはすごい歓声があって、それは良かったです」と振り返る。
それでも、自身としては「昨日のレースごとあまり変わらず、悔しいの一言」と梅野。審議の時間が長くかかったが、「過去のこととして次に切り替えて、反省すべきところを考えていました」。
23年ブダペスト世界選手権は20㎞で35位、昨年の東京世界選手権は35kmで15位。今年の日本選手権は2月のハーフマラソン競歩、3月のマラソン競歩の2冠に輝き、両種目でアジア大会に内定していたが、より勝負できる種目としてマラソン競歩を選択した。
アジアの3位に満足することなく、目線は世界へ向く。「来年の北京世界戦選手権ではマラソン競歩で入賞することを目標にしています」。そのために「岡田監督とは、やるべきことがたくさんあるよね、という話になりました」。ここからまた、一歩一歩進んでいく。
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