◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)3日目
名古屋アジア大会は9月25日、パロマ瑞穂スタジアムで3日目を迎える。イブニングセッションでは男子10000m、女子棒高跳、男子ハンマー投などでメダルが決まり、男女100mも準決勝、決勝が行われる。最大の注目は男子100mだ。前日に行われた予選1組でプリポル・ブーンソン(タイ)が9秒95(-0.2)をマーク。日本のファンを驚かせた。19時33分からの準決勝では1組5レーンに登場する。
地元で迎え撃つかたちとなる日本勢は、小池祐貴(住友電工)が予選2組を10秒33(-0.7)の2着、多田修平(住友電工)が同6組を10秒41(-0.9)の3着で通過。準決勝は多田が2組3レーン、小池が3組4レーンに入った。
女子100mは前日の予選を御家瀬緑(住友電工)が2組で11秒59(-0.2)、井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が4組で11秒59(+0.2)。ともに2着で通過して、19時13分からの準決勝では、井戸が1組7レーン、御家瀬が2組6レーンに入っている。
フィールド種目では20時03分から女子棒高跳決勝が行われ、諸田実咲(アットホーム)と大坂谷明里(愛媛競技力本部)が登場する。諸田は前回の杭州大会で4m48の日本記録(当時)をマークして銀メダルを獲得している。昨年5月のアジア選手権で両手首を骨折するも、今年5月の木南記念で約2年半ぶりに日本記録を更新。アジア大会に向けた調整と位置付けた9月12日の全日本実業団対抗でも日本記録を1cm更新する4m51で優勝している。大坂谷は6月の日本選手権で自己ベストの4m25をクリアし、諸田と競り合っただけに、今回も日本勢2人によるメダル争いを期待したい。
20時40分の男子ハンマー投決勝には中川達斗(山陽特殊製鋼)と福田翔大(住友電工)が出場。日本選手権では中川が73m93で優勝し、福田が72m77で2位だった。前回の杭州大会は福田が6位に入っているが、アジアの強豪を相手に、どこまで記録を伸ばせるか。
女子七種競技は最終種目を迎える。田中友梨(スズキ)と梶木菜々香(ノジマ)は午前中に走幅跳とやり投を行い、田中がやり投で自己記録に迫る55m39をマークして965点を獲得。総合得点では田中が5036点で1位、梶木が4854点で2位に続き、20時11分からの800mで2日間の戦いを締めくくる。金メダル獲得となれば、七種競技としては初、日本の女子としては2010年広州大会100m、200mの福島千里、やり投の海老原有希以来、16年ぶりとなる。名古屋市出身で、開会式では選手宣誓の大役を務めた田中が、地元のファンの前でアジアの頂点を目指す。
トラックでは20時32分に男子10000m決勝がある。日本は吉居大和(トヨタ自動車)のみが出場する。仙台育英高、中大で活躍した吉居も愛知県田原市出身。昨年のアジア選手権で鈴木が敗れたグルヴィール・シン(インド)、5000mでアジア記録を持つをビルハヌ・バレウ(バーレーン)ら相手にメダルを狙う。同種目の日本記録保持者で、吉居と同学年のチームメイトである鈴木芽吹(トヨタ自動車)は「インフルエンザ感染のため」に欠場となった。
21時15分からの女子400m予選には日本歴代2位の52秒14を持つ松本奈菜子(東邦銀行)が1組に登場する。男子400mは3選手が欠場を表明。エントリー数が27人を下回ったことで、25日午前の予選がキャンセルされ、21時43分からの準決勝が予選ラウンドとして実施されることになった。日本記録保持者の中島佑気ジョセフ(富士通)は1組、学生記録保持者の林申雅(筑波大)は3組に登場する。
そして22時10分に女子100m決勝、22時20分に男子100m決勝が行われる。“アジア最速”を決める戦いは、どんなクライマックスを迎えるのか。
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