HOME 国内

2026.09.14

伊藤明子が今季限りで一線退く 常に全力、笑顔で駆け抜けた18年 400mHで日本選手権V 七種競技でも活躍
伊藤明子が今季限りで一線退く 常に全力、笑顔で駆け抜けた18年 400mHで日本選手権V 七種競技でも活躍

伊藤明子(26年筑波大記録会)

セレスポは9月14日、伊藤明子の現役引退を発表した。

とにかく笑顔で、どんな時も全力を出し切る競技人生だった。伊藤は東京都出身で、1995年生まれの31歳。桐生祥秀(日本生命)や土井杏南(JAL)らとともに世代トップとして走り続けた。

広告の下にコンテンツが続きます

田園調布学園高時代には、2年時に七種競技でインターハイ優勝。3年時は400mハードルと2冠に挑戦し、大分インターハイではハードスケジュールとなり、400mハードルを優勝して脚をケイレンして倒れ込んだのもつかの間、七種競技の砲丸投ピットに戻る離れ業。七種競技の連覇はならず4位だったが、連覇を逃しても2冠に挑戦したことに「悔いはないです」と笑顔だった。

筑波大に進学すると、400mハードルで世界ジュニア選手権にも出場。その後は環境の変化やメニエール病発症などに苦しむ。とにかく練習の虫で、「日本代表になりたい、という思いが強すぎて少し追い込み過ぎてしまっていたと思います」とも振り返る。

大学でも2種目に挑戦したが、日本インカレはどちらも入賞止まりでタイトルには届かず。ただ、大学院2年時の日本選手権で400mハードルに優勝。その後は日本代表を目指して大好きだった七種競技をやや控え、400mハードルに軸足を置いたこともある。

主要国際大会には届かなかったが、ケガに苦しみながらも筑波大を拠点に長く活躍し、後輩たちからも慕われ、大きな刺激を与え続けた。400mハードルでは57秒09、七種競技では5424点(追い風参考で5516点)を出した。

日本選手権では400mハードルで5回、七種競技で4回の入賞を成し遂げている。七種競技では、高2から5000点オーバーを続け、今年8月に母校で出場した記録会も5064点。出場のなかった23年を除いて14年シーズンで5000点オーバーという鉄人ぶりだった。

将来的に指導者への道を見据え「まだまだ走りたいですし、走っているかもしれませんが、どこかで一区切りしないと」と一線を退くことを決めた。「紆余曲折ありましたが、すごく幸せな競技人生でした」と、高校時代からまったく変わらない全力疾走と笑顔で駆け抜けてきた競技生活に区切りをつけた。

今後は母校・筑波大で特任助教として育、研究、コーチングに携わる予定。「学生が希望を持って一歩踏み出す背中を押せる教員になりたいです」と第2の人生についての抱負を語った。

セレスポは9月14日、伊藤明子の現役引退を発表した。とにかく笑顔で、どんな時も全力を出し切る競技人生だった。伊藤は東京都出身で、1995年生まれの31歳。桐生祥秀(日本生命)や土井杏南(JAL)らとともに世代トップとして走り続けた。田園調布学園高時代には、2年時に七種競技でインターハイ優勝。3年時は400mハードルと2冠に挑戦し、大分インターハイではハードスケジュールとなり、400mハードルを優勝して脚をケイレンして倒れ込んだのもつかの間、七種競技の砲丸投ピットに戻る離れ業。七種競技の連覇はならず4位だったが、連覇を逃しても2冠に挑戦したことに「悔いはないです」と笑顔だった。筑波大に進学すると、400mハードルで世界ジュニア選手権にも出場。その後は環境の変化やメニエール病発症などに苦しむ。とにかく練習の虫で、「日本代表になりたい、という思いが強すぎて少し追い込み過ぎてしまっていたと思います」とも振り返る。大学でも2種目に挑戦したが、日本インカレはどちらも入賞止まりでタイトルには届かず。ただ、大学院2年時の日本選手権で400mハードルに優勝。その後は日本代表を目指して大好きだった七種競技をやや控え、400mハードルに軸足を置いたこともある。主要国際大会には届かなかったが、ケガに苦しみながらも筑波大を拠点に長く活躍し、後輩たちからも慕われ、大きな刺激を与え続けた。400mハードルでは57秒09、七種競技では5424点(追い風参考で5516点)を出した。日本選手権では400mハードルで5回、七種競技で4回の入賞を成し遂げている。七種競技では、高2から5000点オーバーを続け、今年8月に母校で出場した記録会も5064点。出場のなかった23年を除いて14年シーズンで5000点オーバーという鉄人ぶりだった。将来的に指導者への道を見据え「まだまだ走りたいですし、走っているかもしれませんが、どこかで一区切りしないと」と一線を退くことを決めた。「紆余曲折ありましたが、すごく幸せな競技人生でした」と、高校時代からまったく変わらない全力疾走と笑顔で駆け抜けてきた競技生活に区切りをつけた。今後は母校・筑波大で特任助教として育、研究、コーチングに携わる予定。「学生が希望を持って一歩踏み出す背中を押せる教員になりたいです」と第2の人生についての抱負を語った。

【写真】ラストレースを終えた伊藤明子

引退にあたって今後の抱負を語った伊藤

次ページ:

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.10.25

名城大が3区もトップ堅守!3年前のV知る力丸楓がリード拡大 大東大が2位浮上、帝京科学大、順大が続く/全日本大学女子駅伝

◇第44回全日本大学女子駅伝(10月25日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第44回全日本大学女子駅伝が行われ、3区でも名城大が首位をキープした。 広告の下にコンテンツが続きます 名城大は宮城 […]

NEWS 名城大が2区で首位奪取!近藤希美が12分36秒の区間新マーク 帝京科学大2位、大東大が3位浮上/全日本大学女子駅伝

2026.10.25

名城大が2区で首位奪取!近藤希美が12分36秒の区間新マーク 帝京科学大2位、大東大が3位浮上/全日本大学女子駅伝

◇第44回全日本大学女子駅伝(10月25日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第44回全日本大学女子駅伝が行われ、2区は名城大がトップに浮上した。 広告の下にコンテンツが続きます 首位を走る帝京 […]

NEWS 帝京科学大が初のトップ発進!2年生・今西紗世が同大初の区間賞 名城大が2位、大東大は6位スタート/全日本大学女子駅伝

2026.10.25

帝京科学大が初のトップ発進!2年生・今西紗世が同大初の区間賞 名城大が2位、大東大は6位スタート/全日本大学女子駅伝

◇第44回全日本大学女子駅伝(10月25日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第44回全日本大学女子駅伝が行われ、1区は帝京科学大がトップで発進した。 広告の下にコンテンツが続きます 気温18. […]

NEWS アジア大会王者・勝木隼人が来年の北京陸上代表内定 派遣設定記録突破で条件満たす/高畠競歩

2026.10.25

アジア大会王者・勝木隼人が来年の北京陸上代表内定 派遣設定記録突破で条件満たす/高畠競歩

◇第63回全日本競歩高畠大会(10月25日/山形・高畠) 来年の北京世界選手権の代表選考会を兼ねた第63回全日本競歩高畠大会が今日10月25日に行われ、男子マラソン競歩で9月下旬の名古屋アジア大会金メダリスト・勝木隼人( […]

NEWS 【大会結果】第44回全日本大学女子駅伝(2026年10月25日)

2026.10.25

【大会結果】第44回全日本大学女子駅伝(2026年10月25日)

【大会結果】第44回全日本大学女子駅伝(10月25日、6区間38km:宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着) ●総合成績 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 –以上、シード権獲得– […]

    SNS

    Latest Issue 最新号最新号

    2026年11月号 (10月14日発売)

    2026年11月号 (10月14日発売)

    アジア大会総特集
    駅伝プレビュー

    page top