2026.09.12
◇第74回全日本実業団対抗選手権(9月11~13日/京都・たけびしスタジアム京都)2日目
実業団日本一を争う全日本実業団対抗選手権の2日目が行われ、女子棒高跳では名古屋アジア大会代表の諸田実咲(アットホーム)が4m51の日本新記録に成功し、2年ぶり4回目の優勝を果たした。
これまでの日本記録は諸田自身が今年5月の木南記念でマークした4m50。諸田にとっては4回目の日本記録更新となる。「今日は課題にしていた助走や踏み切りを修正しようという目的で出場したので、まさかここまで記録が出るとは思わなかったのでビックリしています」と驚いていた。
8月下旬に欧州で2試合に出場(4m22と4m25)したものの、「自分の作りたい動きができなかった」と諸田。今大会では「アジア大会に向けて修正できれば」と考えていたという。
4m00から跳び始め、1回でクリア。次は4m20はポールが流れたり、踏み切りが合わず、3回目に成功し、優勝を決めた。
大会記録(4m30/2007年、近藤高代/長谷川体育施設)を5cm上回る4m35を1回で跳んだあと、次の高さに指定したのは自身の日本記録を1cm更新する4m51。「踏み切りや助走はそこまで良くなかった」そうだが、1回であっさり日本新を打ち立てた。「あんな感じで跳べちゃった」と笑わせた。
さらに4m61に挑戦。3回目はバーに身体が触れながらも越え、「一瞬跳べたと思った」。と諸田。だが、直後にバーが落下した。「もうちょっとしっくりくる理想の動きができれば4m60オーバーが見えました」と手応えをつかんだ。課題としている技術面の修正では「助走時に足を真下に下ろすこと」などがあり、アジア大会(9月25日)に向けて調整していく。
今回は14フィート、155ポンドのポールを使用したが、マックスポールではない。「アジア大会では160ポンドのポールを使いたい。あれをしっかり曲げ込めた時がすごい楽しみ」と話す。8月の欧州遠征では「気持ちが落ち込んだ」が、技術の修正途中での日本新に「アジア大会に向けて前向きになれたかな」と声は明るい。
アジア大会での女子棒高跳は2002年の第14回大会から実施され、中国勢が6連覇中。日本開催でその連覇を止めるために、諸田はさらなるニューレコードに挑む。
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