2026.08.18
男子800mの前日本記録保持者で、16年リオ五輪代表の川元奨(スズキ)が8月18日、自身のSNSで今季限りで現役を引退することを発表した。
川元は1993年3月生まれの33歳。長野・野沢中から本格的に陸上を始め、3年時にはジュニア五輪で4位入賞するなど、早くから全国大会で実績を残してきた。北佐久農高では2年時にインターハイ2位、日本ユース選手権では優勝を経験。3年時にはインターハイ、国体の2冠を成し遂げたほか、10月のかわさきフェスティバルでは11年ぶりに高校記録を更新する1分48秒46をマークした。
大学は日大に進み、1年目から日本インカレ2位と活躍したほか、世界ジュニア選手権やユニバーシアードなど国際舞台も経験する。大学4年の14年には、日本人初の1分45秒台となる1分45秒75の日本記録を樹立した。この記録は21年に源裕貴(環太平洋大/現・NTN)に並ばれたが、24年に落合晃(滋賀学園高/現・駒大)が破るまで10年間、日本記録として残った。
スズキ入社後は16年のリオ五輪に出場。アジア大会では18年のジャカルタ大会で7位に入ったほか、4×400mリレーでは銅メダルを獲得した。室内800m、1000mでも日本記録を樹立している。
20年前後からはケガが相次いだが、23年の日本選手権では30年ぶりの大会新記録となる1分46秒18で優勝。同年のアジア選手権で8位となり、アジア大会にも出場するなど、第一線で実力を示した。
日本選手権では13年から18年までの6連覇を含め、史上最多となる7回の優勝を経験。近年、落合をはじめ男子800mの高速化が進むなか、その礎を築く足跡を残してきた。
川元はSNSを通じて、「今年の10月末をもって、陸上選手としての現役生活を終えることを決断いたしました。これまで支えてくださった方々や、応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。今後は10月に開催される青森国スポなどに出場する予定で、10月25日の日体大競技会が引退レースとなる。
「10月末の現役最後まで、残り少ない時間を全力で走り切ります」と決意を示した。
【画像】SNSで引退を表明した川元奨
[ご報告]
— 川元 奨 (@kwmts03) August 18, 2026
今年の10月末をもって、陸上選手としての現役生活を終えることを決断いたしました。
これまで支えてくださった方々や、応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
10月末の現役最後まで、残り少ない時間を全力で走り切ります。
最後まで応援のほどよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/yyJNHeA87t
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