2026.08.03
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)4日目
高校アスリートの祭典、インターハイの4日目が行われ、女子走高跳は鴨田るな(東海大相模3神奈川)が1m76で2年ぶり2度目の優勝を果たした。
「優勝はできたことはすごくうれしいですが、1m80の大台を跳んで優勝というのが今年の目標だったので、うれしいより悔しい気持ちのほうが強いです」と話す。
戦前のプランでは、「1m76までは1本目で跳んで、(自己ベストの)1m79に挑む」というものだった。
ただ、1m64、1m67、1m70までは予定通りだったが、1m73は2回目、1m76は3回目でクリア。その時点で優勝を決めたものの、「自分の課題だった助走が不安定だったから、なかなか思い通りにいかなかったです」と振り返る。
神奈川・相模原旭中時代の全中2連覇を経て、ルーキーイヤーの初インターハイは勢いで頂点に立った。2連覇を期待された昨年は2位タイ。さまざまな経験を積み、大きく成長を遂げた末に再びつかんだ栄冠だった。
「2年前はチャレンジャーとして、プレッシャーも何もなく挑んだので、奇跡の優勝でした。今年はだいぶ安定して跳べるようになって、優勝を狙えるような感じでここに来たので、ランキングトップという重圧はあるんだなと。優勝に対する重みが全然違うと思いました」
ずっと目指してきた1m80は失敗に終わったものの、「今回が3回目の挑戦で、一番惜しい跳躍ができた。次こそは絶対に跳ぼうと思います」と確かな手応えをつかんだ。
3年間、苦楽を共にし、前夜には「明日は絶対に2人で優勝しよう」と約束した女子七種競技の江口美玲(東海大相模3神奈川)もほぼ同じタイミングで優勝を決めた。鴨田にとって2026年8月2日は、いつまでも忘れられない日になるだろう。
七種競技の江口は高校歴代2位の5447点をマークして2連覇を達成。女子400mハードルは前回2位の楠田ゆうな(鹿児島女3鹿児島)が高校歴代6位の57秒74で悲願のインターハイ制覇を果たした。
ハンマー投は前回8位の坂口はな(鹿児島南3鹿児島)が最終5回目に57m44を投げて首位を奪い返し、初優勝に輝いた。
男子は、400mハードルの髙野徳之(上伊那農3長野)が50秒80の自己ベストで初優勝。5000mはケニア人留学生のボイ・ヒリス(札幌山の手2北海道)が13分34秒53の大会新記録で頂点にたち、最後まで優勝争いを演じた1500m王者の吉田星(東海大札幌3北海道)が13分36秒34で日本人トップの2位を占めている。
文/小野哲史
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