2026.08.02
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)4日目
高校アスリートの祭典、インターハイの4日目が行われ、タイムレース決勝で行われた男子5000mは第2組に出場したボイ・ビリス(札幌山の手2北海道)が13分34秒53の大会新記録で初優勝した。2位には同組2着だった吉田星(東海大札幌3北海道)が13分36秒34で入り、2024年に鈴木琉胤(八千代松陰・千葉)が出したインターハイ日本人最高記録(13分39秒85)を塗り替えた。
終盤は北海道勢によるマッチレースとなった。残り1周で吉田が必死のラストスパートで仕掛ける。しかしビリスも食らいつく。残り200m過ぎでビリスが前に出て、勝負は決した。「ビリス君を差したい気持ちもありましたけど、心の隙を突かれてラストは空回り。2位というのがとても悔しいです」と唇を噛んだ。
レースはビリスがスタートまもなく先頭に立って集団を牽引。最初の1000mを2分43秒、2000mを5分27秒で通過。吉田をはじめ、日本人選手も食らいついたが、徐々にこぼれて、吉田も2300mで離れ、ビリスとキプロプ・ケンボイ(倉敷3岡山)の先頭争いとなった。
だが、吉田はあきらめていなかった。2800m付近で米永侑悟(鹿児島工3)や藤井雄大(宮崎日大3)が追いついても、前を見る。先頭の2人の3000mが8分11秒で、4000mは10分58秒。この辺りから吉田ら3人と先頭の留学生との差が詰まってくる。残り2周でついに吉田が追いついた。ケンボイを抜き去ると、ビリスと並走。残り600m付近で一度は前に出たが、最後は力及ばず、1992年の中原大輔(由良育英/現・鳥取中央育英)以来、34年ぶり日本人1500m、5000m2冠はならなかった。
ただ、1年前より大きな成長を感じた。前回も2種目で出場したが、1500mは4位に入ったものの、「5000メートルは全然ダメで」14位。それでも、今回も2種目で挑戦。「2種目走ることは難しいっていうのはわかっていた上で、リベンジ」で臨んだ。1500mは中盤から独走し、タイトルを獲得。5000mは2位だったが、終盤まで意地を見せた。
これからは駅伝に向けて準備していく。「これまでのデータが蓄積できています。冬は頑張りたいです」と力を込めた。
3位には米永が自己新の13分39秒86、4位は13分42秒76でケンボイ。藤井は14分00秒64で5位だった。
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