2026.08.10
数多くのランニングシューズラインナップで田中希実選手(豊田自動織機)、田中佑美選手(富士通)らトップアスリートや部活生、多くの市民ランナーの足元を支えているニューバランスから満を持して、今年の6月に登場した「FuelCell Flite-R(フューエルセルフライトアール)」。昨今のランニング市場で主流である厚底タイプとは一線を画したシューズに込められた想いや特長、推奨する着用シーンなどを、ニューバランス ジャパン商品本部フットウェア企画・カテゴリーMD部パフォーマンス課の間宮葵さん、スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店の新井智也さん、順天堂大学陸上競技部長距離ブロックの井上朋哉選手(2年)にそれぞれの立場で語ってもらった。
機能を盛り込みすぎずバランスを重視
この夏、ニューバランスランニングシューズのラインナップに新たに加わったのが、「FuelCell Flite-R(フューエルセル フライトアール)」。その特長をニューバランスジャパンの間宮葵さんは、「すべてのランナーにとって、ベースとなるシューズ」と強調する。
「近年のランニングシューズは、技術の進化によって、高い反発をもらえたり、カーボンプレートによって記録を狙えるシューズなど、より機能を特化させたモデルが増えています。そのなかで、このシューズを開発する上でこだわったのはバランスの良さ。必要以上に機能を盛り込むのではなく、どんなシーンでも使いやすく、高い汎用性を持たせることでした」(間宮さん)

「FuelCell Flite-R」に込めたこだわりや想いを話すニューバランス ジャパン商品本部フットウェア企画・カテゴリーMD部パフォーマンス課の間宮葵さん
クッショニング材には同社ブランドにおいて、高い反発性を重視したモデルに採用されるFuelCellミッドソールを使用。これを他のFuelCellシリーズよりも硬めに調整し、接地感を損ねない厚みにもこだわっている。
中足部にはNylon Shank(ナイロンシャンク)パーツを配置し、スムーズな重心移動と安定性を実現。アウトソールは耐久性に優れたNduranceと、スピード走行性を損ねないラバーの配置によって、あらゆるトレーニングに最適なグリップ力を発揮する。
さらにアッパーにはDouble mesh(ダブルメッシュ)アッパーを採用し、つま先部は補強を高めるパーツを施すことで耐久性と通気性を実現。アッパーの部位によって伸縮性を調整し、シュータンやヒールカウンターも快適なフィット性を備えた。
ここには、同社がランニングシューズ開発の根幹としている「すべてのランナーに最高の履き心地を提供する」という想いが細部にまで詰まっている。
ショップ店員が語る「FuelCell Flite-R」の魅力
同モデルは6月のローンチ以降、全国のスーパースポーツゼビオ、ヴィクトリア各店でファーストカラーが発売され、早くも話題を集めている。
スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店ランニングシューズ担当の新井智也さんは、「市場では厚みのあるランニングシューズが増えていく一方で、厚みを抑えて接地フィーリングを重視したシューズを求める方もいます。そのニーズにおいて、適度な厚みとクッション、そしてフィット感の良さが特徴であるこのシューズは陸上をやっている中高生をはじめ、市民ランナーなど多くの方に選ばれています」と実感している。
自身もランニングを日課とする新井さんにとってもすでに愛用する一足となっており、「どんなトレーニングでも使えるのが魅力です。ジョグでも自分の足でしっかりと地面を捉える感覚があります。軽量で反発性もあるのでインターバルなどのスピード強度を上げた練習でも使いやすいですし、個人的には坂ダッシュをするときには欠かせないシューズです。これからもっと履くシーンが増えていくと感じています」と話す。

スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店の新井智也さんは「FuelCell Flite-R」について「陸上をやっている中高生をはじめ、市民ランナーなど多くの方が選ばれている」と話す
中高生アスリートの土台を作る1足に
そのバランスの良さで幅広いランナーにとって重宝される1足となりそうだが、そのなかでも間宮さんは、「このシューズが開発された一番の想いとして、陸上競技に取り組む中高生に履いて欲しい」と強く推奨する。
「まだ専門種目が決まっていないような無限の可能性を秘めている選手たちは、まずこのシューズを履いて土台を作ってほしいと思います。また、すでに専門競技で活躍している選手たちはそれぞれの種目でのトレーニングや試合に最適なシューズを履いていると思いますが、そういった選手たちにとっては、原点に立ち返るために履けるシューズ。ウォーミングアップや、動きづくりのドリルなどでしっかりと使ってもらえると思いますし、耐久性もあるので、夏場の走り込みにもしっかり使ってもらえると考えています」

適度な接地感、軽量性、FuelCellミッドソールによる反発性を備え、ランニングをはじめさまざまなトレーニングに対応したモデル。部活生にも購入しやすいように価格も13,970円(税込)に抑えている
その想いは新井さんも同様で、「店舗でも中高生には特におすすめしています。ベースを作るという点で考えると、長期的に体を作っていく上で履いてもらえる1足だと思いますし、強度の高いトレーニングを行う時でも、見た目以上に感じられる安定性と反発性があるので、ぜひ履いてその両立を感じてほしいですね」と話し、「市民ランナーにとっても、走ることを習慣化したり、すでにクッション性の高いジョグシューズを持っている方には、自分の脚力でしっかり走っている感覚を得られる一歩踏み込んだトレーニングシューズとしておすすめできると思います」と付け加えた。

「FuelCell Flite-R」の良さを説明してくれた間宮さん(左)と新井さん
順天堂大学の次世代エースが早くも愛用して好感触
「FuelCell Flite-R」が持つバランスの良さは、学生長距離界にも広がりを見せている。順天堂大学の井上朋哉選手(2年)も同モデルを日々のトレーニングにおいて活用する1人だ。
ニューバランスがサポートしていた縁もあって、高校1年時から同社のランニングシューズを着用しているという井上選手は「FuelCell Flite-R」について、「まずは軽くて走りやすい。柔らかすぎないクッション感もちょうど良くて、いろんな使い道があるシューズだと思いました」とファーストインプレッションを振り返る。

高校時代からニューバランスシューズを着用している井上選手は「FuelCell Flite-R」を「いろんな使い道があるシューズ」と太鼓判を押す
シューズを選ぶポイントとして、「その時の足の状態を見極めながら決める」そうで、現在は動きづくりやドリルを行う時に欠かさず着用。「厚すぎるシューズだと、接地感や安定感がなくて、どうしてもふらつきが大きくなってしまいますが、このシューズを履くことですごく良い感覚を得られたまま、その後のジョグやポイント練習につなげられる」と実感している。
昨年度は11月の全日本大学駅伝で、学生駅伝デビューを果たして2区8位、正月の駅伝でも3区4位とルーキーとしては申し分ない活躍を見せた井上選手。
「今季は自分がチームのエースとなって、学生トップクラスで戦える選手になりたい」と意気込む期待のホープにとってトレーニングに欠かせない相棒となりつつある「FuelCell Flite-R」は、クッション性に優れたモデルから、記録を狙うトップレーシングモデルまで幅広く網羅するニューバランスのシューズラインナップのなかで、確固たる地位を築いていきそうだ。
■ニューバランス『FuelCell Flite-R』の製品詳細→こちらをクリック
「スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店」が9月上旬にリニューアル!
部活動に励む中高生ランナーから一般ランナーまで、それぞれの目標達成をサポートする売場を新設。豊富なシューズラインナップに加え、足型計測や専門スタッフによるアドバイスを通じて、自分に合った一足と出会える環境を提供する。今後はランニングイベントやコミュニティ活動も積極的に展開し、地域のランニング拠点としての役割を強化していく。

今年の9月上旬にリニューアルオープンする「スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店」の店内完成イメージ
文/田中 葵、撮影/船越陽一郎
※この記事は『月刊陸上競技』2026年9月号に掲載しています
「FuelCell Flite-R」に込めたこだわりや想いを話すニューバランス ジャパン商品本部フットウェア企画・カテゴリーMD部パフォーマンス課の間宮葵さん[/caption]
クッショニング材には同社ブランドにおいて、高い反発性を重視したモデルに採用されるFuelCellミッドソールを使用。これを他のFuelCellシリーズよりも硬めに調整し、接地感を損ねない厚みにもこだわっている。
中足部にはNylon Shank(ナイロンシャンク)パーツを配置し、スムーズな重心移動と安定性を実現。アウトソールは耐久性に優れたNduranceと、スピード走行性を損ねないラバーの配置によって、あらゆるトレーニングに最適なグリップ力を発揮する。
さらにアッパーにはDouble mesh(ダブルメッシュ)アッパーを採用し、つま先部は補強を高めるパーツを施すことで耐久性と通気性を実現。アッパーの部位によって伸縮性を調整し、シュータンやヒールカウンターも快適なフィット性を備えた。
ここには、同社がランニングシューズ開発の根幹としている「すべてのランナーに最高の履き心地を提供する」という想いが細部にまで詰まっている。
ショップ店員が語る「FuelCell Flite-R」の魅力
同モデルは6月のローンチ以降、全国のスーパースポーツゼビオ、ヴィクトリア各店でファーストカラーが発売され、早くも話題を集めている。
スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店ランニングシューズ担当の新井智也さんは、「市場では厚みのあるランニングシューズが増えていく一方で、厚みを抑えて接地フィーリングを重視したシューズを求める方もいます。そのニーズにおいて、適度な厚みとクッション、そしてフィット感の良さが特徴であるこのシューズは陸上をやっている中高生をはじめ、市民ランナーなど多くの方に選ばれています」と実感している。
自身もランニングを日課とする新井さんにとってもすでに愛用する一足となっており、「どんなトレーニングでも使えるのが魅力です。ジョグでも自分の足でしっかりと地面を捉える感覚があります。軽量で反発性もあるのでインターバルなどのスピード強度を上げた練習でも使いやすいですし、個人的には坂ダッシュをするときには欠かせないシューズです。これからもっと履くシーンが増えていくと感じています」と話す。
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スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店の新井智也さんは「FuelCell Flite-R」について「陸上をやっている中高生をはじめ、市民ランナーなど多くの方が選ばれている」と話す[/caption]
中高生アスリートの土台を作る1足に
そのバランスの良さで幅広いランナーにとって重宝される1足となりそうだが、そのなかでも間宮さんは、「このシューズが開発された一番の想いとして、陸上競技に取り組む中高生に履いて欲しい」と強く推奨する。
「まだ専門種目が決まっていないような無限の可能性を秘めている選手たちは、まずこのシューズを履いて土台を作ってほしいと思います。また、すでに専門競技で活躍している選手たちはそれぞれの種目でのトレーニングや試合に最適なシューズを履いていると思いますが、そういった選手たちにとっては、原点に立ち返るために履けるシューズ。ウォーミングアップや、動きづくりのドリルなどでしっかりと使ってもらえると思いますし、耐久性もあるので、夏場の走り込みにもしっかり使ってもらえると考えています」
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適度な接地感、軽量性、FuelCellミッドソールによる反発性を備え、ランニングをはじめさまざまなトレーニングに対応したモデル。部活生にも購入しやすいように価格も13,970円(税込)に抑えている[/caption]
その想いは新井さんも同様で、「店舗でも中高生には特におすすめしています。ベースを作るという点で考えると、長期的に体を作っていく上で履いてもらえる1足だと思いますし、強度の高いトレーニングを行う時でも、見た目以上に感じられる安定性と反発性があるので、ぜひ履いてその両立を感じてほしいですね」と話し、「市民ランナーにとっても、走ることを習慣化したり、すでにクッション性の高いジョグシューズを持っている方には、自分の脚力でしっかり走っている感覚を得られる一歩踏み込んだトレーニングシューズとしておすすめできると思います」と付け加えた。
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「FuelCell Flite-R」の良さを説明してくれた間宮さん(左)と新井さん[/caption]
順天堂大学の次世代エースが早くも愛用して好感触
「FuelCell Flite-R」が持つバランスの良さは、学生長距離界にも広がりを見せている。順天堂大学の井上朋哉選手(2年)も同モデルを日々のトレーニングにおいて活用する1人だ。
ニューバランスがサポートしていた縁もあって、高校1年時から同社のランニングシューズを着用しているという井上選手は「FuelCell Flite-R」について、「まずは軽くて走りやすい。柔らかすぎないクッション感もちょうど良くて、いろんな使い道があるシューズだと思いました」とファーストインプレッションを振り返る。
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高校時代からニューバランスシューズを着用している井上選手は「FuelCell Flite-R」を「いろんな使い道があるシューズ」と太鼓判を押す[/caption]
シューズを選ぶポイントとして、「その時の足の状態を見極めながら決める」そうで、現在は動きづくりやドリルを行う時に欠かさず着用。「厚すぎるシューズだと、接地感や安定感がなくて、どうしてもふらつきが大きくなってしまいますが、このシューズを履くことですごく良い感覚を得られたまま、その後のジョグやポイント練習につなげられる」と実感している。
昨年度は11月の全日本大学駅伝で、学生駅伝デビューを果たして2区8位、正月の駅伝でも3区4位とルーキーとしては申し分ない活躍を見せた井上選手。
「今季は自分がチームのエースとなって、学生トップクラスで戦える選手になりたい」と意気込む期待のホープにとってトレーニングに欠かせない相棒となりつつある「FuelCell Flite-R」は、クッション性に優れたモデルから、記録を狙うトップレーシングモデルまで幅広く網羅するニューバランスのシューズラインナップのなかで、確固たる地位を築いていきそうだ。
■ニューバランス『FuelCell Flite-R』の製品詳細→こちらをクリック
「スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店」が9月上旬にリニューアル!
部活動に励む中高生ランナーから一般ランナーまで、それぞれの目標達成をサポートする売場を新設。豊富なシューズラインナップに加え、足型計測や専門スタッフによるアドバイスを通じて、自分に合った一足と出会える環境を提供する。今後はランニングイベントやコミュニティ活動も積極的に展開し、地域のランニング拠点としての役割を強化していく。
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今年の9月上旬にリニューアルオープンする「スーパースポーツゼビオららぽーと豊洲店」の店内完成イメージ[/caption]
文/田中 葵、撮影/船越陽一郎
※この記事は『月刊陸上競技』2026年9月号に掲載しています RECOMMENDED おすすめの記事
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