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2026.07.16

【Close-up/吉田響(サンベルクス)】 日本マラソン界・期待の星、まずはMGC出場権を!そして冬には日本記録挑戦へ
【Close-up/吉田響(サンベルクス)】 日本マラソン界・期待の星、まずはMGC出場権を!そして冬には日本記録挑戦へ

プロランナーとして出場するレースで存在感を放っている吉田響。将来的には世界大会でのメダル獲得を視野に入れてトレーニングを積んでいる

ファイテンのバックアップを受け、世界を目指す!

創価大4年時に正月の大学駅伝のエース区間で日本人歴代最高記録を樹立した逸材が、プロランナーとして卒業後に存在感を見せ続けている。1年目の昨季はニューイヤー駅伝2区でも驚異の区間新記録を打ち立て、2月の大阪マラソンで初マラソンを経験した。そして今、2度目のマラソンへの準備を進める。まず狙うのはマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権。7月にはファイテン株式会社との契約を発表。リカバリーでのバックアップを受けて世界への切符をつかみ、マラソンで日本の頂点を目指す。

大阪のハイペースで手応え、まずはMGC獲得を!!

吉田響(サンベルクス)が8月30日の北海道マラソンへの出場を表明した。2月の大阪マラソンでは35kmで失速したが、そこまでは日本新記録が望める空前のハイペースを刻み、潜在能力の高さと可能性を見せつけた。本人は結果に悔しがったが、終盤まで自分らしい走りができたこともあって前向きだ。

「僕の武器は自分のペースで最初から押し切るところですが、やはり42.195kmは甘くなかったです。給水をうまく取れず、後半にその影響が出ました。ただ、35kmまでは思い描いていたレースができましたので、次につながります」

残り7kmをいかに攻略するか。それが簡単ではないことを認めつつも、自分のスタイルを貫きたいと話す。

そしてこの夏、2度目のマラソンに向かう。大阪では、1ヵ月半前にニューイヤー駅伝の2区で区間新記録を樹立し、その流れでマラソンを迎えたが、今回はレースを挟むことなく、ひたすら練習を積んでいる。大阪以後も強化の方向性に変化はなく、クロスカントリー走を軸に置き、ロードも入れながら、トラックでのスピード強化も推進してきた。

指導する瀧川大地コーチはその過程で1年前との違いをこう話す。「昨年もできる限りの練習をしているつもりでしたが、今、振り返れば、『まだやれたな』と思える部分がありました。今年はそこを埋められていて、練習の量も質も2割ほど上がっています。新しいことに取り組むのではなく、取り組んでいる練習の濃度を高くすることが実践できています」

サンベルクスが新たに合宿拠点とする長野県軽井沢町の施設でのトレーニングや、チームメイトの外国籍選手との質の高いスピード練習も行い、強化は順調だ。北海道で目指すのはMGC出場権獲得。暑さへの対応力のある吉田だけに、「日本人3位以内に入り、2時間12分00秒以内でフィニッシュする」という夏マラソンでのMGC進出条件クリアは十分に可能だ。

8月の北海道マラソンでは、来年に開催されるMGC出場権を確実に獲得したいと話す

大阪マラソンで注目を集めた全身の「パワーテープ」

昨年以上のトレーニングが積めている要因として、7月1日にボディケアカンパニーのファイテン株式会社と契約し、リカバリー体制が充実したことも大きい。創価大時代から同社の製品を愛用しており、大阪マラソンでも同社の主力商品「ファイテン パワーテープ」を全身に貼っていたことは記憶に新しい。

「大阪マラソンは直前の調整で苦労したこともあり、レース前に全身に貼りました。顔や首に貼ることで肩や腕など、上半身のリラックスにつながって、イメージ通りに終盤まで動けたと思います。ハイペースを維持できたのはあれだけパワーテープを貼っていたからこそです」

吉田が大阪マラソンで使ったテープにはファイテンのロゴは入っていなかった。これは競技規定があり、アイテムに企業ロゴを掲出できないことが理由だ。ファイテンはそうした大会でもアスリートからのパワーテープの使用を求める声に応えるべく、ロゴなしのテープを準備しており、吉田もこれを使った。

近年、世界大会の金メダリストがこめかみにファイテンのパワーテープを貼ることが話題となり、吉田だけでなく、大学駅伝界でも使用者が増えているが、多くのレースで使われている陰にはこうした企業努力があることも見逃せない。加えて、ファイテンのボディケア担当者がレースだけでなく、日常的に帯同してコンディショニングに当たっており、吉田の質、量ともに充実した練習を支えている。

ファイテンの担当者がレース当日だけでなく普段のトレーニングにも頻繁に帯同してコンディショニングに当たっており、吉田の充実した練習を支えている

また、他のアイテムでもファイテンの最高テクノロジーが吉田をサポートする。その一つは「健光浴シリーズ」。独自素材のメタックスカーボンセラミックを配合したシリコーンや樹脂などに光を当てることで放射される光を活用する製品で、医療の現場でも使用されており、照射部位の筋肉をほぐしてリラックスさせる効果が期待できる。

吉田も練習後のケアで使うことはもちろん、練習前にも必ず足の裏に30秒程度当てており、「接地の感覚が変わり、母指球をしっかり使って地面からの反発を得られ、また足さばきもスムーズになり、ピッチも速く動かせます」と好感触を得ている。

練習前後に30秒程度、光テクノロジー「健光浴シャワー」を足裏に当てて筋肉をほぐしている

もう一つは「ナノメタックスコーティング」。これはファイテン最高峰技術「ナノメタックス」に光テクノロジー「健光浴®」を照射させて、霧状に噴霧コーティングする水煙加工を用いたファイテンの最先端施工技術で、吉田はシューズに施している。

「加工後はシューズがすごく軽く感じるようになりました。実際に足を入れると脚部の柔軟性も高まる感覚があり、接地もしっかり地面を捉えられるようになります」と話す。北海道マラソンでもナノメタックスコーティングが施されたシューズで挑む予定だ。

ナノメタックスを霧状に噴霧する「ナノメタックスコーティング」。専用機器にシューズなどを入れて30分ほど噴霧させれば、コーティングが完了。「疲れを感じにくい」「リラックスできる」などと話題のファイテンの最先端施工技術だ

ファイテンとともに日本記録樹立を!!そして世界へ!!

「今の練習ができているのはボディケアが充実してきたから」

吉田本人も瀧川コーチも、そう口を揃える。まずは確実にMGC出場権を取り、その後の駅伝で再び規格外の強さを見せたいという。そして冬には3度目のマラソンに挑む。

「1km2分55秒ペースは大阪マラソンで経験できましたので、次の冬のマラソンでは最後までそれで押し切り、2時間3分台の日本記録を目指します。世界との差が開いてしまっている今、それを自分が少しでも縮めていきたい。そして、世界大会でのメダルを取ることが最終的な目標です」

その第一歩を刻む意味での今夏の北海道マラソン。MGC出場権はもちろん、未来につながる走りを目指し、ファイテンとともに挑戦するつもりだ。

■ファイテンHP→こちらをクリック!

文/加藤康博

※この記事は『月刊陸上競技』2026年8月号に掲載しています

ファイテンのバックアップを受け、世界を目指す!

創価大4年時に正月の大学駅伝のエース区間で日本人歴代最高記録を樹立した逸材が、プロランナーとして卒業後に存在感を見せ続けている。1年目の昨季はニューイヤー駅伝2区でも驚異の区間新記録を打ち立て、2月の大阪マラソンで初マラソンを経験した。そして今、2度目のマラソンへの準備を進める。まず狙うのはマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権。7月にはファイテン株式会社との契約を発表。リカバリーでのバックアップを受けて世界への切符をつかみ、マラソンで日本の頂点を目指す。

大阪のハイペースで手応え、まずはMGC獲得を!!

吉田響(サンベルクス)が8月30日の北海道マラソンへの出場を表明した。2月の大阪マラソンでは35kmで失速したが、そこまでは日本新記録が望める空前のハイペースを刻み、潜在能力の高さと可能性を見せつけた。本人は結果に悔しがったが、終盤まで自分らしい走りができたこともあって前向きだ。「僕の武器は自分のペースで最初から押し切るところですが、やはり42.195kmは甘くなかったです。給水をうまく取れず、後半にその影響が出ました。ただ、35kmまでは思い描いていたレースができましたので、次につながります」残り7kmをいかに攻略するか。それが簡単ではないことを認めつつも、自分のスタイルを貫きたいと話す。そしてこの夏、2度目のマラソンに向かう。大阪では、1ヵ月半前にニューイヤー駅伝の2区で区間新記録を樹立し、その流れでマラソンを迎えたが、今回はレースを挟むことなく、ひたすら練習を積んでいる。大阪以後も強化の方向性に変化はなく、クロスカントリー走を軸に置き、ロードも入れながら、トラックでのスピード強化も推進してきた。指導する瀧川大地コーチはその過程で1年前との違いをこう話す。「昨年もできる限りの練習をしているつもりでしたが、今、振り返れば、『まだやれたな』と思える部分がありました。今年はそこを埋められていて、練習の量も質も2割ほど上がっています。新しいことに取り組むのではなく、取り組んでいる練習の濃度を高くすることが実践できています」サンベルクスが新たに合宿拠点とする長野県軽井沢町の施設でのトレーニングや、チームメイトの外国籍選手との質の高いスピード練習も行い、強化は順調だ。北海道で目指すのはMGC出場権獲得。暑さへの対応力のある吉田だけに、「日本人3位以内に入り、2時間12分00秒以内でフィニッシュする」という夏マラソンでのMGC進出条件クリアは十分に可能だ。[caption id="attachment_211871" align="alignnone" width="800"] 8月の北海道マラソンでは、来年に開催されるMGC出場権を確実に獲得したいと話す[/caption]

大阪マラソンで注目を集めた全身の「パワーテープ」

昨年以上のトレーニングが積めている要因として、7月1日にボディケアカンパニーのファイテン株式会社と契約し、リカバリー体制が充実したことも大きい。創価大時代から同社の製品を愛用しており、大阪マラソンでも同社の主力商品「ファイテン パワーテープ」を全身に貼っていたことは記憶に新しい。「大阪マラソンは直前の調整で苦労したこともあり、レース前に全身に貼りました。顔や首に貼ることで肩や腕など、上半身のリラックスにつながって、イメージ通りに終盤まで動けたと思います。ハイペースを維持できたのはあれだけパワーテープを貼っていたからこそです」吉田が大阪マラソンで使ったテープにはファイテンのロゴは入っていなかった。これは競技規定があり、アイテムに企業ロゴを掲出できないことが理由だ。ファイテンはそうした大会でもアスリートからのパワーテープの使用を求める声に応えるべく、ロゴなしのテープを準備しており、吉田もこれを使った。近年、世界大会の金メダリストがこめかみにファイテンのパワーテープを貼ることが話題となり、吉田だけでなく、大学駅伝界でも使用者が増えているが、多くのレースで使われている陰にはこうした企業努力があることも見逃せない。加えて、ファイテンのボディケア担当者がレースだけでなく、日常的に帯同してコンディショニングに当たっており、吉田の質、量ともに充実した練習を支えている。[caption id="attachment_211874" align="alignnone" width="800"] ファイテンの担当者がレース当日だけでなく普段のトレーニングにも頻繁に帯同してコンディショニングに当たっており、吉田の充実した練習を支えている[/caption]また、他のアイテムでもファイテンの最高テクノロジーが吉田をサポートする。その一つは「健光浴シリーズ」。独自素材のメタックスカーボンセラミックを配合したシリコーンや樹脂などに光を当てることで放射される光を活用する製品で、医療の現場でも使用されており、照射部位の筋肉をほぐしてリラックスさせる効果が期待できる。吉田も練習後のケアで使うことはもちろん、練習前にも必ず足の裏に30秒程度当てており、「接地の感覚が変わり、母指球をしっかり使って地面からの反発を得られ、また足さばきもスムーズになり、ピッチも速く動かせます」と好感触を得ている。[caption id="attachment_211879" align="alignnone" width="800"] 練習前後に30秒程度、光テクノロジー「健光浴シャワー」を足裏に当てて筋肉をほぐしている[/caption]もう一つは「ナノメタックスコーティング」。これはファイテン最高峰技術「ナノメタックス」に光テクノロジー「健光浴®」を照射させて、霧状に噴霧コーティングする水煙加工を用いたファイテンの最先端施工技術で、吉田はシューズに施している。「加工後はシューズがすごく軽く感じるようになりました。実際に足を入れると脚部の柔軟性も高まる感覚があり、接地もしっかり地面を捉えられるようになります」と話す。北海道マラソンでもナノメタックスコーティングが施されたシューズで挑む予定だ。[caption id="attachment_211877" align="alignnone" width="800"] ナノメタックスを霧状に噴霧する「ナノメタックスコーティング」。専用機器にシューズなどを入れて30分ほど噴霧させれば、コーティングが完了。「疲れを感じにくい」「リラックスできる」などと話題のファイテンの最先端施工技術だ[/caption]

ファイテンとともに日本記録樹立を!!そして世界へ!!

「今の練習ができているのはボディケアが充実してきたから」吉田本人も瀧川コーチも、そう口を揃える。まずは確実にMGC出場権を取り、その後の駅伝で再び規格外の強さを見せたいという。そして冬には3度目のマラソンに挑む。「1km2分55秒ペースは大阪マラソンで経験できましたので、次の冬のマラソンでは最後までそれで押し切り、2時間3分台の日本記録を目指します。世界との差が開いてしまっている今、それを自分が少しでも縮めていきたい。そして、世界大会でのメダルを取ることが最終的な目標です」その第一歩を刻む意味での今夏の北海道マラソン。MGC出場権はもちろん、未来につながる走りを目指し、ファイテンとともに挑戦するつもりだ。■ファイテンHP→こちらをクリック!文/加藤康博※この記事は『月刊陸上競技』2026年8月号に掲載しています

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