2026.06.16
◇インターハイ北関東地区大会(6月12~15日/茨城県那珂市・水戸信用金庫スタジアム)4日目
滋賀インターハイを懸けた北関東地区大会最終日の4日目が行われ、女子100mハードルでは高校記録保持者の石原南菜(白鷗大足利3栃木)が13秒40(+1.5)で快勝。前日の走幅跳と合わせて2冠を獲得した。
予選13秒96(+0.5)、準決勝13秒63(+1.8)と危なげなく勝ち進んだ石原。だが、「思ったよりもタイムが出てなくてちょっと焦りもありました」と言う。
それでも決勝では、「身体のキレは良かったので、あまり考えずいこうと思いました」。昨年自らがマークした大会記録(13秒33)には及ばなかったが、シーズンベストとなる優勝タイムには、「とりあえずホッとしています」と笑顔を見せた。
女子3000mでは今大会800、1500mを制しているシュブルチェック・アンナ(牛久3茨城)が9分20秒41で優勝、中長距離3冠を獲得した。
3冠を狙うにあたって、3000mが「最も自信があった」というシュブルチェックは、いつも通りスタートから先頭に立つと、1000mを3分04秒で通過。その後、疲労もあってペースを落としたが、一度も先頭を譲ることなく、終盤まで食い下がった松浦銘玉(埼玉栄3)、稲井円花(共愛学園3群馬)を振り切った。
最終日は地元・茨城県勢が躍動。予選から強い追い風の中で行われた男子110mハードルは、大河原広翔(つくば秀英2)が14秒26(+3.9)で優勝。女子三段跳では福原花子(土浦日大2)が3回目を終わって6位につけていたが、最終跳躍で11m95(+2.7)を跳んで逆転に成功。ともに地元での2年生Vを飾った。
男子円盤投もチャンド・ピーター(坂東清風3)が5投目に44m73をマーク。昨年2位の雪辱を果たして地元Vを飾った。同種目では上位6位に4人の茨城県勢が占めて、インターハイ出場を決めている。
昨日から行われていた女子七種競技は、跳躍以外の5種目で種目別1位の記録を出した加藤未来(白鷗大足利2栃木)が順当に得点を積み上げ、4855点の自己新で優勝した。
このほか、トラックでは男子3000m障害は予選トップタイム(9分16秒51)をマークしていた時本宝琉(埼玉栄2)が1000mを過ぎてから先頭に立ってレースを進めたが、ラストで猛追を見せた小林修輔(前橋育英3群馬)が最後の水濠を越えてから逆転。9分07秒73の自己新で制した。
トラック最終種目の男女4×400mリレー。女子は伊奈総合(埼玉)が200m4位の矢口杏咲(3年)、400m2位の金田結愛(2年)を軸に3分47秒18で大会4連覇を達成。上位4チームがわずか1秒04の中にもつれ込んだ男子は今大会200m3位、400m2位のエース・比企泰聖(3年)がラスト勝負を制した前橋育英(群馬)が3分15秒65で優勝を飾った。
フィールドの男子三段跳では山中嶺和(聖望学園3埼玉)が1回目に14m95(+1.5)の自己新をマークして制覇。連覇、そして走幅跳との2冠を狙ったカトラル・リュウ・マイケル(作新学院3栃木)は14m80(+1.8)で2位となった。
女子砲丸投では1回目(12m57)でトップに立った島田一花(春日部共栄2埼玉)が5、6投目に13m26、13m43と立て続けに自己記録を更新。2位に75cm差をつけて快勝した。
なお、学校対抗の男子は、4×400mリレーを制した前橋育英(群馬、51点)が、最後に埼玉栄(埼玉、46点)を逆転して優勝。女子は最終日に27点を獲得した白鷗大足利(栃木、70点)が2連覇を果たした。
インターハイは7月30日から8月5日まで滋賀県彦根市の平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)で行われる。近年の酷暑を考慮して、例年よりも2日間多い日程で全競技のナイター開催が発表されており、各地区大会上位6名まで出場する。(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)
文/田中 葵
インターハイ北関東大会の優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 佐藤快衛(西武文理3埼玉) 10秒36(-1.1) 200m 森脇悠翔(所沢北3埼玉) 21秒01(-0.2) 400m 笠間尚輝(東農大二3群馬) 48秒48 800m 布施川大梧(東農大二2群馬) 1分51秒13 1500m 伊東直太郎(東農大二3群馬) 3分52秒98 5000m 馬場柚(埼玉栄3埼玉) 14分13秒20 110mH 大河原広翔(つくば秀英2茨城) 14秒26(+3.9) 400mH 森野桜佑(昌平3埼玉) 52秒73 3000m障害 小林修輔(前橋育英3群馬) 9分07秒73 5000m競歩 嶋田基宏(緑岡2茨城) 20分47秒84 4×100mR 立教新座(埼玉) 40秒13=大会新 4×100mR 前橋育英(群馬) 3分15秒65 棒高跳 飯塚俊介(越谷南1埼玉) 5m00 走高跳 佐生凛太郎(武南3埼玉) 2m09 走幅跳 カトラル・リュウ・マイケル(作新学院3栃木) 7m25(+2.1) 三段跳 山中嶺和(聖望学園3埼玉) 14m95(+1.5) 砲丸投 庄子高栄(西武台3埼玉) 17m25=大会新 円盤投 チャンド・ピーター(坂東清風3茨城) ハンマー投 鈴木雅人(東洋大牛久3茨城) 60m42 やり投 山田隼叶(東海3茨城) 56m33 八種競技 長井絆哩(ふじみ野2埼玉) 5311点 学校対抗総合 前橋育英(群馬) 51点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 遠山あん(伊奈総合3埼玉) 11秒75(-0.6) 200m 遠山あん(伊奈総合3埼玉) 24秒29(±0) 400m 野田絢菜(茨城キリスト3茨城) 55秒36 800m シュブルチェック・アンナ(牛久3茨城) 2分11秒22 1500m シュブルチェック・アンナ(牛久3茨城) 4分24秒12 3000m シュブルチェック・アンナ(牛久3茨城) 9分20秒41 100mH 石原南菜(白鴎大足利3栃木) 13秒40(+1.5) 400mH 鈴木香凛(白鴎大足利3栃木) 60秒18 5000m競歩 土志田実桜(春日部女3埼玉) 23分44秒58 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒33 4×400mR 伊奈総合(埼玉) 3分47秒18 走高跳 渡邊栞里(作新学院3栃木) 1m70 棒高跳 大豆生田花音(樹徳3群馬) 3m90 走幅跳 石原南菜(白鴎大足利3栃木) 6m08(+1.8) 三段跳 福原花子(土浦日大2茨城) 11m96(+1.5) 砲丸投 島田一花(春日部共栄2埼玉) 13m43 円盤投 江田朋未(白鴎大足利2栃木) 41m10 ハンマー投 中居瑞希(坂戸西3埼玉) 47m43 やり投 阿部夢愛(青藍泰斗3栃木) 46m00 七種競技 加藤未来(白鴎大足利2栃木) 4855点 学校対抗総合 白鴎大足利(栃木) 70点RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.11.02
2026.10.31
【大会結果】第58回全日本大学駅伝(2026年11月1日)
2026.10.29
富士通が新寮を公開!低酸素ルームやサウナなど完備「競技に集中できる」
2026.10.31
2026.11.01
2026.10.31
2026.10.17
【大会結果】第103回箱根駅伝予選会/チーム総合(2026年10月17日)
2026.10.08
2026.10.05
2026.10.17
Latest articles 最新の記事
2026.11.02
2027年全日本大学駅伝の地区出場枠が決定! 関東15、関西4で変わらず 他地区は1枠ずつ
日本学連は11月2日、前日の1日に開催された第58回全日本大学駅伝の結果を受け、2027年に開催予定の第59回大会における各地区学連の出場枠を発表した。 全日本大学駅伝の出場校数は25校。8つの地区学連(北海道、東北、関 […]
2026.11.02
ニューイヤー駅伝統一予選会の27年11月開催が正式決定!7区間で実施、出場要件の5000m 平均基準タイムも確定
日本実業団連合は11月2日、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の統一予選会を2027年11月に愛知県田原市で開催することを正式に発表した。 同連合では昨年、ニューイヤー駅伝をさらに活性化させるべく、最短で2027年 […]
Latest Issue
最新号

2026年11月号 (10月14日発売)
アジア大会総特集
駅伝プレビュー

