2026.06.14
◇インターハイ北関東地区大会(6月12~15日/茨城県那珂市・水戸信用金庫スタジアム)2日目
滋賀インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、佐藤快衛(西武文理3)と遠山あん(伊奈総合3)の埼玉の男女100mコンビが会場を大いに沸かせた。
昨年のU18大会2位で、今季10秒32をマークしている好調の佐藤。この日も予選では50m過ぎから横を確認しながら10秒41(+0.1)をマーク。その2時間後に行われた準決勝では、大会記録にあと0秒01と迫る10秒35(-0.3)と記録を伸ばした。
さらなる記録更新が期待された決勝も風に恵まれなかったが、向かい風1.1mの条件下でも10秒36をマークする圧巻の走りで制した。
女子では都府県大会終了時点で11秒69と今季全国トップタイムを5月中旬の埼玉県大会でマークしていた遠山が、11秒75(-0.6)で優勝。5月の県大会後に右脚大腿部に違和感が残り、今大会の1週間前まで長引いた影響を感じさせない走りだった。
この日も前日に続き、雷雨による中断に見舞われた。その影響で約1時間中断を強いられたのが男子棒高跳。そんななか、5m07の中学記録を持っている飯塚俊介(越谷南1埼玉)がただ1人5m00をクリアし優勝。前回覇者の小川塁士(前橋育英2群馬)が4m90で2位、飯塚とチームメイトの大森蒼以(越谷南1)が4m80で3位に続いた。
この日は昨年に続き、2連覇を果たした選手が多く誕生した。男子5000mは13分台の記録を持つ馬場譲(埼玉栄3)が14分13秒20で優勝。男子砲丸投では、昨年インターハイ3位の庄司高栄(西武台3埼玉)が3投目に17m25のビックプットを見せ、16年ぶりに大会新を更新した。
女子400mハードルでも鈴木香凛(白鴎大足利3)が60秒18の自己新で2連覇。4×100mリレーでは伊奈総合(埼玉)は46秒33で2連覇を達成。アンカーを務めた遠山は100mとの2冠を獲得した。
前回2位から雪辱を果たした選手もいる。女子棒高跳は樹徳(群馬)トリオが1~3位を独占したが、優勝したのは前回2位で、昨年のインターハイで2位の実績を持つ大豆生田花音(3年)。3m90を跳び2位に40cm差をつけた。1500mはスタートから先頭に立ったシュブルチェック・アンナ(牛久3茨城)が4分24秒12で優勝。0秒02差で敗れた昨年大会の雪辱を果たしている。
男子でも4×100mリレーでは前回2位の立教新座(埼玉)が大会記録(40秒20)を更新する40秒13で優勝。前日の予選では40秒38と、松山が1987年に出した埼玉県高校記録(40秒58)を39年ぶりに塗り替え、決勝でさらに短縮した。
このほか、男子400mハードルでは、後半追い上げを見せた森野桜佑(昌平3埼玉)が52秒73で優勝。
男子八種競技では初日を2位で折り返した長井絆哩(ふじみ野2埼玉)が、6種目めのやり投で逆転。そのまま逃げ切り5311点の自己新で優勝。女子円盤投では江田朋未(白鴎大足利2)がただ1人40mを超える41m10で制し、ともに2年生Vを飾った。
インターハイは7月30日から8月5日に滋賀・平和堂HATOスタジアム(彦根総合スポーツ公園陸上競技場)で行われる。近年の酷暑を考慮して、例年よりも2日間多い日程で全競技のナイター開催が発表されており、各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文/田中葵
インターハイ北関東大会の優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 佐藤快衛(西武文理3埼玉) 10秒36(-1.1) 200m 400m 笠間尚輝(東農大二3群馬) 48秒48 800m 1500m 伊東直太郎(東農大二3群馬) 3分52秒98 5000m 馬場柚(埼玉栄3埼玉) 14分13秒20 110mH 400mH 森野桜佑(昌平3埼玉) 52秒73 3000m障害 5000m競歩 4×100mR 立教新座(埼玉) 40秒13=大会新 4×100mR 棒高跳 飯塚俊介(越谷南1埼玉) 5m00 走高跳 走幅跳 カトラル・リュウ・マイケル(作新学院3栃木) 7m25(+2.1) 三段跳 砲丸投 庄子高栄(西武台3埼玉) 17m25=大会新 円盤投 ハンマー投 鈴木雅人(東洋大牛久3茨城) 60m42 やり投 八種競技 長井絆哩(ふじみ野2埼玉) 5311点 学校対抗総合●女子 100m 遠山あん(伊奈総合3埼玉) 11秒75(-0.6) 200m 400m 野田絢菜(茨城キリスト3茨城) 55秒36 800m 1500m シュブルチェック・アンナ(牛久3茨城) 4分24秒12 3000m 100mH 400mH 鈴木香凛(白鴎大足利3栃木) 60秒18 5000m競歩 土志田実桜(春日部女3埼玉) 23分44秒58 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒33 4×400mR 走高跳 渡邊栞里(作新学院3栃木) 1m70 棒高跳 大豆生田花音(樹徳3群馬) 3m90 走幅跳 三段跳 砲丸投 円盤投 江田朋未(白鴎大足利2栃木) 41m10 ハンマー投 やり投 阿部夢愛(青藍泰斗3栃木) 46m00 七種競技 学校対抗総合RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.11.02
2026.10.31
【大会結果】第58回全日本大学駅伝(2026年11月1日)
2026.10.29
富士通が新寮を公開!低酸素ルームやサウナなど完備「競技に集中できる」
2026.10.31
2026.11.01
2026.10.31
2026.10.17
【大会結果】第103回箱根駅伝予選会/チーム総合(2026年10月17日)
2026.10.08
2026.10.05
2026.10.17
Latest articles 最新の記事
2026.11.02
2027年全日本大学駅伝の地区出場枠が決定! 関東15、関西4で変わらず 他地区は1枠ずつ
日本学連は11月2日、前日の1日に開催された第58回全日本大学駅伝の結果を受け、2027年に開催予定の第59回大会における各地区学連の出場枠を発表した。 全日本大学駅伝の出場校数は25校。8つの地区学連(北海道、東北、関 […]
2026.11.02
ニューイヤー駅伝統一予選会の27年11月開催が正式決定!7区間で実施、出場要件の5000m 平均基準タイムも確定
日本実業団連合は11月2日、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の統一予選会を2027年11月に愛知県田原市で開催することを正式に発表した。 同連合では昨年、ニューイヤー駅伝をさらに活性化させるべく、最短で2027年 […]
Latest Issue
最新号

2026年11月号 (10月14日発売)
アジア大会総特集
駅伝プレビュー

