2026.05.29
滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
5月29日から31日の3日間で行われる兵庫県大会では、1日目から女子100mハードルで快記録が誕生。二階堂咲(山手3)が13秒29(+1.8)の高校タイ記録で制し、2位の福田花奏(滝川二2)が同歴代3位の13秒30で続いた。
昨年の同大会では井上凪紗(滝川二/現・青学大)が準決勝で当時の高校新記録となる13秒31(+0.7)をマーク。好記録の期待が高まるなか、予選から福田が13秒45(+1.3)、二階堂が13秒60(+1.8)とそれぞれ好スタートを切る。
準決勝では福田が高校歴代7位タイとなる13秒40(+0.2)と自己記録を0.02秒更新。二階堂もこれまでの自己記録を0.13秒上回る13秒46(+2.0)で決勝進出を決めた。
決勝でも持ちタイムで上回る福田が先行するが、二階堂が「ついていけている」と感じていた後半に猛追。最後の10台目で追いつくと、フィニッシュ直前でわずかに前に出た。
電光掲示板に記録が表示された瞬間、唖然としたような表情を見せた二階堂。「本当に自分なのかな」と驚きを隠せなかった。
レースから約1時間半経過した後の取材でも「まだ信じられなくて、めっちゃうれしいです」と実感がない様子。準決勝で目標だった自己記録更新をクリアし、「チャレンジャーとして、どこまで自分が行けるかとただ楽しむことだけ考えて走りました」と無欲で走ったことが好記録につながった。
「記録が出たことをプレッシャーに感じ過ぎずに、これからもいつも通りの自分のレースができたら良いなと思っています」と二階堂は、これから続く近畿大会、全国への道のりを思い描く。
一方の福田はレース直後こそ涙を見せたものの、「追われる立場になって、重圧もありました。次の近畿大会は追う立場になるので、自分の中では良い負けになったと思います」とこの結果をポジティブに捉えている。「近畿大会はリベンジしたい」と次なる戦いに向けて燃えていた。
文・写真/馬場 遼
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