2026.05.23
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ厦門大会(中国)が5月23日に行われ、女子やり投では嚴子怡が世界歴代2位となる71m74を投げ、優勝を飾った。
5月22日に18歳の誕生日を迎えたばかりの嚴が、世界を驚かせる一投を放った。試技順4番目で迎えた1投目。大きな身体から細かいピッチの助走に入り、ムチのようにしならせた右腕から放たれたやりは、まるでミサイルのように上空を突き抜けた。
65m付近で待ち構えていた計測員の頭上を越え、フィールド深くに突き刺さったやりに、会場からは大歓声が沸き起こる。嚴は両手を挙げて声援に応え、その後は指導するコーチのもとへ駆け寄り、感激の涙を流した。
71m74は2008年にB.シュポターコヴァ(チェコ)が記録した72m28に次ぐ大記録。U20世界記録は嚴自身が昨年マークした65m89だったが、今回はそれを一気に6m近く更新する歴史的な一投となった。
嚴は浙江省出身。小学6年生の頃から陸上を始め、最初は砲丸投、中学からやり投に取り組んでいる。15歳だった24年4月に61m31を投げて注目を集めると、8月にU20世界選手権で優勝、9月には64m41とU20世界記録を樹立した。
昨年も60m台中盤の記録を連発していたが、シニアの世界大会には年齢制限で出場できず。それでも昨年のDL柯橋大会では5位入賞を果たし、大器の片鱗を見せていた。
この日は肘への負担を考慮し、試技は1回のみで終了。試合後のインタビューでは、「70mを超えたとは思わなくて、67mから68mくらいだろうと思っていました。世界記録にも近い記録となり驚きました」と振り返った。
さらに、「自分とコーチの努力が無駄ではなかった。まだ課題もあるし、これからは世界記録よりも安定したパフォーマンスを維持していきたい」と噛みしめるように語った。
【動画】女子やり投で世界歴代2位の71m74を投げた嚴子怡
httpv://www.youtube.com/watch?v=0MMZGtX7fy0女子やり投世界歴代10傑
72.28 B.シュポターコヴァ(チェコ) 2008. 9.13 71.74 嚴子怡(中国) 2026. 5.23 71.70 O.メネンデス(キューバ) 2005. 8.14 71.40 M.アンドレイチク(ポーランド) 2021. 5. 9 70.53 M.アバクモワ(ロシア)D 2013. 9. 1 70.20 C.オベルクフェル(ドイツ) 2007. 6.23 69.48 T.ハッテスタット(ノルウェー) 2000. 7.28 69.35 S.ヴィリューン(南アフリカ) 2012. 6. 9 69.19 C.フソンク(ドイツ) 2021. 5.30 68.92 K.ミッチェル(豪州) 2018. 4.11 68.43 S.コラク(クロアチア) 2017. 7. 6RECOMMENDED おすすめの記事
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